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発売前月プレス縛り~長渕剛『逆流』 [国内盤研究]

とくにファンというわけではないので、長渕剛さんのレコードは一枚も持っていなかったのだが、このあたりの雑誌の特集(それにしてもギター・マガジン・レディオ@TOKYO FMが8月いっぱいで終ってしまうのは残念だ。)がらみで、『LIVE』までの初期4枚は探していた。


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売れたレコードなので、美品でもワンコインで手に入るものではあるのだが、発売前月プレス縛りにしたので、手に入れるのに難航している。
ワンコインのレコードを、「レジでの検盤で送り溝のPMを確認して、発売前月プレスじゃないからとキャンセルする」というのはちょっと気が引けたので、送り溝見放題のジャンク・コーナーでうまく見つかるのを期待していたのだが、案外発売前月プレスというのは見つからないものである。

先日のハードオフ&ブックオフめぐりで、ようやく一枚手に入れた。
2枚目のスタジオ・アルバム『逆流』(東芝EMI/EXPRESS ETP-80109)である。


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ハードオフのジャンクコーナーに保護ビニールにも入っていない裸の状態で放り込まれていたにもかかわらず、ジャケットのみならず帯も歌詞インサートもNMの美品だ。
盤も、もちろんNMである。

長渕さんの知名度が一気に上がったのは、『順子』の大ヒットがきっかけだが、『順子』は、当初はシングル・リリース予定のない『逆流』の収録曲だった。
1979年11月5日に『逆流』がリリースされた後、ファンからの要望で『順子』がシングル・リリースされたのは1980年6月5日である。

WIKIによると、『逆流』は、発売後ほどなくオリコン10位以内に入り、半年ほど同じ状態で売れ続けた結果、最高位では1位を獲得した(つまり『順子』収録ということで、シングル・リリースの前からアルバムも売れていた)ということなので、1980年6月以降のプレスが圧倒的に多いというわけでもないかもしれないが、発売前月プレスとなると、相対的にはかなり少ないんじゃないだろうか。


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PMは9ーXで、間違いなく1979年10月プレスである。
マト(スタンパー含む)は1S 11/1S 24だったので、発売前月から相当数のプレスはされていたようだ。
したがって、発売前月プレスも、(相対的には少ないにしても)絶対的にはそこそこ存在しそうである。

さて、水谷公生さんや松原正樹さんがどんなギターを聴かせてくれるのかとターンテーブルに載せてみたのだが・・・


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誰がどの曲で演奏してるのか書いてないやないかいっ!
『順子』のギターが水谷さんだというのはギターマガジンのインタビューに出ていたが、他は答え合わせができないぞ。
まぁ、いいか。

アコギ好きとしては、石川鷹彦さんのギターにも聴き入っちゃうよね。


そういえば、インサートのこの誤植("Manager"が"Maneger"になってる 笑)は、レイトでは修正されてるんだろうか?
この程度はそのままか(笑)


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