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Ten Wheel Drive with Genya Ravan, Peculiar FriendsのUSオリジナル [ジャケ買い倶楽部]

先週の木曜(18日)のこと、朝、スティーブン・ビショップ"Careless"の記事にコメントがついているのを発見した。
「USオリジナルを2枚持っているが、どちらも掲載されているものとは送り溝の筆跡が異なり、どうやらBGカッティングのようだ」という投稿だった。

「BGカッティング盤があるのかー」と思うと居ても立っても居られなくなる。
しかも、木曜の午後には仕事が入っていなかった。
午前中の仕事を終えたボクは、気がついたときには、電車に乗っていた(笑)

町田には先日行っているし、見つかる可能性は低い。
ボクは下北沢まで足をのばすことにした。

しかし、DU、GRS、FDRと三軒まわっても、”Careless”は一枚も発見できなかった。
BGカッティング盤が見つからないという以前に、US盤に限らず”Careless”自体が一枚も見つからなかった。
BGカッティング盤への道のりは、かなり長そうである。

”Careless”探索は不発に終わったが、下北沢まで行って手ぶらで帰ってきたわけではない。
6枚ほど買ってきたのだが、そのうちの一枚が、テン・ホイール・ドライブ・ウィズ・ジェニア・レイヴン(Ten Wheel Drive with Genya Ravan)"Peculiar Friends"のUSオリジナル(Polydor 24-4062)である。


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真っ白なテクスチャー地に描かれた「奇妙なともだち達」のイラストに、紫のインクで書かれた筆記体の文字が絶妙に配置されている。
ボクは一目惚れしてしまった(笑)

帰宅後初めて見たのだが、ライブ・フォトをあしらった内ジャケットもなかなか良いじゃないか。


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それにこのレコード、WLPなんである。


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マトは1A/1Aだが、Discogsにも1A/1Aしか出ていないし、そんなに売れなかったのだとしたら、これしかないのかもしれない。
プレスは、コロンビアのピットマン工場。
カッティングはSTERLINGでリー・ハルコ(Lee Hulko)によって行われているので、送り溝にSTERLING LHの刻印がある。


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テン・ホイール・ドライブ・ウィズ・ジェニア・レイヴンという名前は、お店で購入するときには、なんとなくどこかで聴いたことあるなーとは思ったものの、まったく思い出せなかったのだが、帰宅してレコードに針を下ろしたら、すぐに思い出した。

ジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)ばりのこのパワフルなボーカルは、強烈に記憶に残っている。
そういえば、ジェニア・レイヴンという名前だったっけ。
以前、彼女のファースト・ソロ・アルバムを、ジャケ買いしたことがあったのだ。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-07-14

今回手に入れた"Peculiar Friends"というアルバムは、テン・ホイール・ドライブの三作目で、ジェニアが参加した最後の作品である。
この後、彼女はバンドを去り、コロンビアと契約して、ファースト・ソロ・アルバムをリリースしたわけだ。

この"Peculiar Friends"、まだ3回ほど聴いただけなのだが、実に良いアルバムである。
タイトなリズムに、オルガン、ギター、ブラスが絶妙に絡む。
それをバックに、パワフルなジェニアのボーカルが炸裂するのだが、大所帯を生かした多彩なアレンジでまったく飽きさせない。

ギターのリフがぐいぐい引っ張るハード・ロックのような感触の曲もあれば、ブラス隊が重厚なアンサンブルを聴かせるミドルテンポの曲もあるし、思いっきりジャニス・ジョプリンばりのボーカルにブルース・ハープを吹きまくるジェニアの存在感が飛びぬけた曲もある。

とにかく、最初から最後まで、かっこいいんである。

このレコードが700円。
これだからレコード掘りはやめられないんだな。

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Julie London, Around MidnightのUSオリジナル [ジャケ買い倶楽部]

夕べというか今朝というか、深夜も2時を過ぎた頃だったかと思うが、TLで、ジュリー・ロンドン(Julie London)"Calendar Girl"のジャケットをきっかけに、えっちな人たちが意気投合して盛り上がっているのを、ボクは横目で眺めていた(笑)

でも、ジュリー・ロンドンなら、ボクも「ジャケ買い」したことがある。
もっとも、内容を知らずにジャケットが気に入って買ったものではないので、本来の意味での「ジャケ買い」ではない。
とにかくジャケットに惚れこんでしまって、内容は二の次で(いや内容も悪くないのだが)どうしてもオリジナルが欲しくなって手に入れたというものなのだが、まぁ、これも「ジャケ買い」といえば「ジャケ買い」である。

それが、"Around Midnight"のUSオリジナル(Liberty LRP 3164)だ。


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いやぁ、惚れ惚れするなぁ・・・

ミッドナイトブルーに黄金の輝きが浮かび上がる。
60年も経つのに、その輝きはまったく褪せていない。
写真だとそれがわかりにくいのがとても残念だ。

デザイン的に素晴らしいというだけでなく、そういう色あい的な意味でも、実に美しいジャケットである。

しかも、このレコード、盤のほうはこういうものだ。


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白いレーベルのAUDITION RECORD、つまりプロモ盤である。

ジャケットのほうにはスタンプがないので、もしかしたら、入れ替えられたものなのかもしれないが、状態の良いジャケットに入れ替えてくれたのだとしたら、大感謝である。
このジャケットは、美しければ美しいほど良い。

さて、では、この美しいジャケットを眺めなら、レコードを聴きましょうかね。


タグ:Julie London
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みどりの日からこどもの日 [ジャケ買い倶楽部]

みどりの日からこどもの日という日本の祝日事情にとてもよくマッチしたレコード・ジャケットを思い出したので、引っ張りだしてきた(笑)


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トミー・ホーン(Tommy Hoehn)が1978年にリリースしたファースト・アルバム"Losing You to Sleep"(London Records PS 719)である。

1年半ほど前にジャケ買いしたものなので、トミー・ホーンのこともこのレコードの事もよく知らないのだが、どうやら、このレコードは、インディ・レーベルのPower Play Recordsから"Spacebreak"というタイトルで同年にリリースされたものを、メジャーのLondonから出しなおしたものらしい。

つまり、これは再発になるのだが、Discogsで確認すると、オリジナルはジャケがまったく違っていて、ボクの食指を動かすようなものではないから、これでいいのだ。

この再発、STERLINGでカッティングされていて、音も良いしね(オリジナルはSTERLINGカッティングではないようだ)。

内容はというと、いわゆるパワー・ポップというやつで、悪くない。
タイトル曲"Losing You to Sleep"なんか、メロディが印象的な、なかなかの佳曲だ。

まぁ、でも、ジャケットが一番印象に残るよね(笑)

タグ:Tommy Hoehn
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We Five, Catch the Wind [ジャケ買い倶楽部]

ボクのレコード棚には、先日紹介したアーノルド・ビーン(Arnold Bean)のように、行方不明になっているジャケ買いレコードが多々存在する。

GWだし、テキトーにレコ棚の一角を選んで、そんなレコードを探すことにした(笑)

で、発見したのがコレである。


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ウィー・ファイブ(We Five)”Catch the Wind”である。
60年代から70年代のアメリカの匂いが立ち上るようなこのジャケット、なかなか良いではないか。
WLPというのも、購買意欲を掻き立てた。


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このウィー・ファイブというバンド、60年代半ばにヒットを飛ばしたらしいが、ボクはまったく知らない。
ちょっと調べてみると、このレコードは、全盛期のリード・ボーカルだった女性Beverly Bivensが脱退後、メンバーの一人Jerry Burganの奥さんDebbie Burganをリード・ボーカルに迎えて制作された4作目のようだが、あんまり売れなかったらしい。

しかし、タイトル・トラックになっているドノヴァン(Donovan)のカバーなんか、とても良いと思う。
この曲、いろんな人がカバーしていて、リッキー・リー・ジョーンズ(Rickie Lee Jones)もカバーしているが、個人的には、リッキー・リーのカバーより好きだ。
まぁ、この曲がおさめられたリッキー・リーのアルバム"The Devil You Know"は、CDしか出てないということも大きいかもしれないが・・・
(ボクの場合、CDで聴いて感動に至るハードルって高いんだよねえ・・・)





あと、ラストにおさめられた"Milkcow Blues"もすこぶる良い。
"Milkcow Blues"というと、すぐに思い浮かぶのはキンクス(The Kinks)のカバーだったり、エアロスミス(Aerosmith)のカバーだったりするわけだが、まったく雰囲気が違っていて、これはこれでとても魅力的だ。





このレコードは、Shure M44Gで聴くのがいいかな?
まぁ、なんとなくの直感だけど(笑)


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気持よく聴けました(^_-)-☆

タグ:We Five
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Arnold Bean, Cosmic Bean [ジャケ買い倶楽部]

ボクは、レコードをアーティスト名のアルファベット順で整理しているのだが、ときどき完全に行方不明になることがある。

違うところに入れてしまって見つからなくなるという話ではない。
ちゃんとアルファベット順に整理されているのに、発見できなくなるのである。

それは、「ジャケ買い」したレコードで起こる。
「ジャケ買い」の場合、知らないアーティストのレコードを買うわけだが、レコード棚の適切な場所に差し込んだ後に、アーティスト名を完全に忘れてしまうことがあるのだ。
肝心のアーティスト名を忘れてしまえば、アルファベット順にちゃんと整理されていても、数千枚がおさまったレコード棚の前で途方にくれるしかないのである。

アーノルド・ビーン(Arnold Bean)の"Cosmic Bean"というアルバム(SSS International SSS-21)も、そんな風に行方不明になっていた一枚だった。
買ったときにはわりと気に入ってよく聴いていたのだが、新着箱からレコード棚に移動したあと、しばらくしてアーノルド・ビーンという名前をすっかり忘れてしまったのであった。

それが、数日前、ツイッターで、田畑満さんがこのレコードのことをつぶやいてくれて、無事発見することができた。


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ジャケットから受ける印象ほどサイケ色は強くないが、ちょっとサイケ風味のフォーク・ロックで、なかなかの佳曲が並んでいる。
田畑さんが「少しThe Who的なソング・ライティング・センスも感じる」とつぶやいていたが、なるほど、言われてみればそんな感じもある。


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Shure M44-7にDJ用の針を挿して針圧4.0gかけて聴く。
なんとなく、これが一番このレコードに合っている気がする。
まぁ、ただの直感だけど(笑)

タグ:Arnold Bean
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