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HBD ボラン~T.Rex, Electric WarriorのUKオリジナル [Marc Bolan]

9月30日はボラン(Marc Bolan)の誕生日である。
帰宅したら、大好きなT.Rexの"Electric Warrior"を大音量でガンガンかけてお祝いしようと思っていた。

ところが、帰宅後夕食を食べているときに、そういやソウルで開催されているATPの大会のQFに西岡選手が残ってたなぁと思い出したので、相手がルード選手(現在世界ランキング第2位で第1シード)ということもあり、とりあえずWOWOWのオンデマンドで観始めたら、手に汗握る熱戦に、ボランのことはすっかり忘れて熱中してしまった。
いやぁ、西岡選手、凄すぎである。
6-2、3-6、6-2でルード選手を下してSF進出だ。
明日は、Kovacevicという読み方もわからない(コヴァセヴィッチ?)選手(現在の世界ランキングは222位)だし、決勝進出の可能性は高そうである。
来週からは東京大会だし、ソウル大会優勝で弾みをつけて乗り込んできてほしいなぁ。

そんなわけで、"Electric Warrior"をターンテーブルに載せたのは9時をまわってからだった。
大音量で聴けたのは1回だけである。


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それにしても、このUKオリジナル(Fly Records HIFLY 6)、凄い音で鳴るよね。
マト2U/2UのEMIプレスのオリジナルは、ジョージ・ペカム(George Peckham)のカッティングで、Side 1にはPORKY、Side 2にはPECKO-DUCKというサインがある。

ペカムはいろいろ素晴らしい仕事を残しているが、"Electric Warrior"のカッティングは、個人的には5本の指に入れたい仕事だ。

だから2枚持ってるんだっけ?


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ポスター付きを買い足したというわけではない(どちらにもポスターは付いていない 涙)し、どちらにもインナースリーブは附属していて、欠品だったから補充したというのでもない。

スタンパーを見ても、どちらも2桁で多少は違うものの大差はないので、スタンパーが若いのを買い足したというわけでもない。

やっぱり、大好きなレコードだからもう一枚買ったってだけだったかなぁ?
20年以上前のことだから、あんまり記憶にないや・・・

そんなことを考えながらなんとなくジャケットを眺めていたら、思い出した。

ジャケ違いなんである。


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どちらもE.J.Day製なのだが、ボランの周りの光部分の量がだいぶ違う。
頭の上の部分なんか、下のやつは、黒の部分が大きくて、金色の部分の面積はかなり狭い。
これはやっぱり光り輝いている上のやつが正解だろう。

単に個体差なのか、前後関係があるような違いなのか、印刷技術に詳しくないのでよくわからないのだが・・・
誰か詳しい方、お暇なときにでも、教えてくださいませm(_ _)m

タグ:Marc Bolan
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Music From SiestaのUSオリジナル [Miles Davis]

9月28日はマイルス(Miles Davis)の命日である。

今年は、このレコードを聴いて追悼することにした。


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マーカス・ミラー(Marcus Miller)との共同名義で1987年にリリースされたアルバム"Music From Siesta"のUSオリジナル( Warner Bros. Records 9 25655-1)である。
内袋が黒いポリ製?なのも命日にふさわしい感じだしね。

このアルバム、映画のサントラらしいが、映画自体を知らないし、サントラとして聴いたことはない。
この上なく美しい音楽の中で多様な表情を見せる晩年のマイルスのブロウを堪能するためのアルバムである。
マイルスのアルバムの中で、一番美しいアルバムじゃないだろうか。

送り溝に手書きSTERLING(DMMなのであったとしても刻印ではない)もサインもないのだが、裏ジャケットのクレジットを信じれば、STERLINGのジャック・スキナー(Jack Skinner)のマスタリングで、音も素晴らしい。

マイルス晩年の傑作である。

R.I.P.

タグ:Miles Davis
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Bryan Ferry - Another Time, Another PlaceのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

1日遅れになったが、今宵は、このレコードを引っ張り出して、ブライアン・フェリー(Bryan Ferry)の誕生日を祝っていた。


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フェリーが、1974年にリリースしたセカンド・ソロ・アルバム"Another Time, Another Place"のUKオリジナル(Island Records ILPS 9284)である。

タイトル曲のみオリジナルで、ほかはカバー曲が占めているが、まぁなんというかフェリーよね(笑)

なぜこのアルバムを引っ張り出したのかといえば、以前TLで「これのUKオリジナルってどれなの?」ってことが話題になったからだ。
きわめて不純な動機なのである。
いや、このブログ的には、至極まっとうな動機か(笑)

もう1年半くらい前になるが、TLで、このアルバムのUK盤には、マトA-6/B-7のEMIプレスと、手書きマトA/BでEGメッキ(Gedmal Galvanic Ltd.でEddy Goreckiによってメッキ処理が行われたもの)のCBSプレスがあるのだが、どちらがオリジナルなのかということが話題になった。

B1にあたる6曲目"(What a) Wonderful World"のパブリシャーが、EMIプレスではArdmore & Beechwood Ltd./KPMとなっているのに対して、CBSプレスではCopyright Controlとなっているというのも、混乱のもとになっていたようだ。

で、結論はどうだったかというと、ボクの主張に対して明確な反論がなかったので、マトA-6/B-7のEMIプレスがオリジナル・ファースト・プレスということでいいんだと思う。

マトA-6/B-7なんて、ファースト・プレスにしては異様に進んでいるが、Discogsを見てもEMIプレスにはそれしかないんだから仕方がない。

アイランド(Island Records)は、1975年の途中までEMIプレスだが、その後CBSプレスに変わるんじゃないかと思う。
キング・クリムゾン(King Crimson)"USA"(ILPS 9316)が1975年5月3日リリースでEMIプレス、ロキシー・ミュージック(Roxy Music)”Siren"(ILPS 9344)が1975年10月24日リリースでCBSプレスなので、その間のどこかで変わったのだと思うのだが、それ以上特定はできていない。
いずれにせよ、1974年7月5日リリースの"Another Time, Another Place"は、EMIプレスのはずである。

"(What a) Wonderful World"のパブリシャーについても、1960年にリリースされたサム・クック(Sam Cooke)のオリジナル・シングルのUK盤ではArdmore & Beechwood Ltd.だが、1986年にリリースされたUK再発盤シングルではCopyright Controlになっている。
おそらく、Ardmore & Beechwood Ltd.の出版権は、1970年代半ばに契約切れになって、その後ずっとそのままだったんだろう。
つまり、"(What a) Wonderful World"のパブリシャーがArdmore & Beechwood Ltd.の方がオリジナルで、Copyright Controlになってるのはレイトなんである。


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ってことで、これがオリジナル・ファースト・プレスのレーベルということになる。

ちなみに、うちのはスタンパー2RH/1Lでビミョーだなーと思ったのだが、Discogsを見ると、3桁スタンパーまである。
このアルバムってそんなに売れたのかぁ・・・

タグ:Bryan Ferry
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The Moon × 星なんて言わず [藤原さくら]

9月26日はブライアン・フェリー(Bryan Ferry)の誕生日なので(77歳になるそうだ)、ロキシー(Roxy Music)は最近なにかと聴いているし、彼のソロ・アルバムのどれかを引っ張り出してお祝いしようと思っていたのだが、なんだかゆっくりレコードを聴く時間がない。

フェリーのお祝いは、時間がとれるときにでもするとしよう。

ってことで、今宵の話題は『The Moon × 星なんて言わず』である。

藤原さくらちゃんの『The Moon』とNakamuraEmiさんの『星なんて言わず』を融合させて(マッシュアップって言うの?)できた曲で、10日ほど前に配信リリースされたのだが、3日ほど前にYouTubeにリリック・ビデオがアップされた。





音楽っていうのは、おもしろいねぇ・・・
もともと、こういう曲だよって言われても、別に何の違和感もないぞ。

っていうか、NakamuraEmiさんて、メジャー・デビューした2016年頃にTVKの音楽番組sakusakuで見て以来、ずっとどこかで気になってたんだけど、そのうちちゃんと聴こうと思いつつ、まだ『YAMABIKO』ぐらいしか聴いたことないや。

これまた、今度時間ができたときに、NakamuraEmiさんのアルバムも、じっくり聴いてみるとしよう。

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CodaのUS盤 [Led Zeppelin]

9月25日は、ボンゾ(John Bonham)の命日である。
やっぱり、ドラム・ソロが入っているアルバムが聴きたいよね。
すぐに思い浮かぶのは、"Led Zeppelin II"収録の"Moby Dick"と”Coda"収録の"Bonzo's Montreux"だけど、命日には”Coda”かな。

"Coda"については、以前、日本盤の見本盤のことを話題にしたことがあるが、下記二番目の記事でも書いているように日本盤も輸入ラッカー使用なので、音は決して悪くない。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-10

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-13

しかし、比べてみると、やはりUS盤の方が音が良いので、今宵はUS盤(Swan Song 90051-1)を聴くのである。


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日本盤よりも、前後左右上下に音空間が広がる。
特におなかにずしんと響くような低域の沈み方は、実にボク好みだ。
音のキレも、US盤のほうがずっと鋭い。

そりゃ、そうだ。
US盤は、当時トライデント・スタジオ(Trident Studios)にいたレイ・スタッフ(Ray Staff)のカッティングである。
うちのはマトB/C(工場は西海岸のAR)のせいか、Side 1にしかないが、RAYSというサインも確認できる。


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日本盤は、上記二番目の記事で妄想を爆発させた通り、輸入ラッカー使用ではあるものの、スタッフのカッティングではなさそうだ。

ってことで、日本盤よりもUS盤の方が音が良いことは確かなのだが、スタッフのカッティングなら、UK盤はさらに上の可能性もある。
ちなみに、UK盤(正確にはUK&EU共通盤)には、UKプレスとドイツ・プレスがあるが、どちらもスタッフのカッティングだ。
プレス品質とか考えるとドイツ・プレスが一番音が良いかもしれない。

さしあたり、US盤の音にもまったく不満はないので、必死に探す気はないが、どこかで良い出会いがあるといいなー

R.I.P.

タグ:Led Zeppelin
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