20年目に明かす真実~ファーストのUKオリジナル [Led Zeppelin]
1月9日はジミー・ペイジ(Jimmy Page)の誕生日である。
今年は、うちで一番音が良いレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のファースト・アルバムを聴くことにしよう。
リリースはUSが先行で1969年1月12日、UKでは2カ月半ほど後の3月31日にリリースされたので、オリジナルはUS盤といったほうがいいのかもしれないが、このアルバムについては、ボクはUK盤の音の方が好きだ。
そんなわけで、これはUKオリジナル(Atlantic 588171)である。
「一番音が良いっていうからターコイズかと思ったのに違うのかよ。」と思った貴方、ターコイズはある意味限定ジャケットなので、確かにターコイズならファースト・プレスと言えるだろうが、ターコイズでなければファースト・プレスではないとも言えない。
Discogsでも、オレンジのファースト・プレスの存在を認めている。
もっとも、うちにあるのは、Discogsではセカンド・プレス扱いされているものなのだが、Discogsにはまったく登録されていない際立った特徴を持っている。
実は、このレコード、ファースト・プレスと言われているターコイズ・ジャケットに入ったSuperhype Musicレーベル盤と聴き比べたことがあるのだが、少なくともボクの耳には、このレコードの方が良い音に聴こえた。
紙ジャケ探検隊のWEBサイトにある「比較検証:レッド・ツェッペリンPART2 その1」という2003年の記事の中で、「今回何枚か聴き比べたが、refugeeさんがお持ちのWarner修正あり1/1のB面がけっこう音がたっていてラウドだった。」という記述があるが、このrefugeeというのはボクのことで、つまりは、このときに、探検隊が持っていたターコイズ盤等と聴き比べたんである。
探検隊的には、必ずしもラウドだから良いというわけでもないということで、全面的にうちの盤の方が音が良いと思ったわけではないようだが、ボクにはうちの盤が断然良い音に聴こえた。
まぁ、単なる主観なのだが、そうすると、もう、価格が10倍とかするターコイズを買おうという気が起きなくなってしまったんだよねぇ・・・
それに、うちの盤には、さっきもちょっと触れたのだが、際立った特徴があるのだ。
この特徴のことは、20年前にはまったく気づいていなかった。
気づいたのは数年前のことだ。
その特徴のことを、探検隊の記事から20年目の新年に、明らかにしようというわけだ。
ジミーの誕生日に相応しい話じゃないか(そうか? 笑)
ジャケットは、さきほどの写真でわかる通り、オレンジ文字である。
オレンジ文字ジャケットにも二種類あって、初期には、ボトムにグレーのストライプが入ったものがあるのだが、うちのはそれだ。
ただ、レーベルのパブリシャーはWarner Bros. / 7 Arts.で、一行クレジットのものだ。
Discogsではセカンド・プレス扱いのレーベルである。
もっとも、Superhype Musicがミス・クレジットだとすると、修正の入った時期によっては、工場違いでどちらも同時にプレスされていた可能性もあり、Warner Bros. / 7 Arts.だからセカンド・プレスとも限らないような気もするのだが、まあ、それはどっちでもいいや(笑)
Superhype Music→Warner Bros. / 7 Arts.→Superhype Musicと変遷したこと自体は間違いないと思うし。
さて、問題の際立った特徴である。
588の最後の8が修正された(これはマザーの段階で、いったん7と修正し、さらに修正して8にもどしたと考えられる。)マトだが、これは一般に修正マトと呼ばれるもので、特に際立った特徴ではない。
マトの次にあるのはマスター段階で刻印される凸の数字で通常1だし、その後のマザーを示す凹の数字が2というのも、ごく普通である。
問題はその後だ。
確認のために動画で見てもらおう。
確認していただけただろうか?
そう、スタンパー・ナンバーが存在しないんである。
同じようにスタンパー・ナンバーが存在しない盤の登録があるかとDiscogsの登録を片っ端から見てみたのだが、見つからなかった。
これで、レーベルがテクスチャーだったりすると、「Orlakeプレスか?」って思うのだが、このレーベル形状でOrlakeプレスの可能性はないだろう。
Side 2も同じである。
修正マトだが、これと同じ修正がされてるものを持ってる人がいたら教えてほしい。
なぜなら、このマトのマザーは、こうなってるんである。
凸の1の後は、凹の01なんである。
写真だと凸っぽく見えるが、ルーペで確認したところ、間違いなく、凹で01だった。
01なんてマザー・ナンバー、これ以外に見たことがないぞ。
そして、Side 2もやはり、この後にスタンパー・ナンバーは存在しないんである。
これは、やっぱり、Orlakeのようにスタンパーを刻印しないプレス工場に委託されたものなんだろうか?
それとも、スタンパー・ナンバーを刻印しない、特別なスタンパーによるプレスなんだろうか?
って、それがどんなもんか、まったく想像もつかないんだけどさ。
やっぱり、うちには変な盤が集まるのかな?(笑)
今年は、うちで一番音が良いレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のファースト・アルバムを聴くことにしよう。
リリースはUSが先行で1969年1月12日、UKでは2カ月半ほど後の3月31日にリリースされたので、オリジナルはUS盤といったほうがいいのかもしれないが、このアルバムについては、ボクはUK盤の音の方が好きだ。
そんなわけで、これはUKオリジナル(Atlantic 588171)である。
「一番音が良いっていうからターコイズかと思ったのに違うのかよ。」と思った貴方、ターコイズはある意味限定ジャケットなので、確かにターコイズならファースト・プレスと言えるだろうが、ターコイズでなければファースト・プレスではないとも言えない。
Discogsでも、オレンジのファースト・プレスの存在を認めている。
もっとも、うちにあるのは、Discogsではセカンド・プレス扱いされているものなのだが、Discogsにはまったく登録されていない際立った特徴を持っている。
実は、このレコード、ファースト・プレスと言われているターコイズ・ジャケットに入ったSuperhype Musicレーベル盤と聴き比べたことがあるのだが、少なくともボクの耳には、このレコードの方が良い音に聴こえた。
紙ジャケ探検隊のWEBサイトにある「比較検証:レッド・ツェッペリンPART2 その1」という2003年の記事の中で、「今回何枚か聴き比べたが、refugeeさんがお持ちのWarner修正あり1/1のB面がけっこう音がたっていてラウドだった。」という記述があるが、このrefugeeというのはボクのことで、つまりは、このときに、探検隊が持っていたターコイズ盤等と聴き比べたんである。
探検隊的には、必ずしもラウドだから良いというわけでもないということで、全面的にうちの盤の方が音が良いと思ったわけではないようだが、ボクにはうちの盤が断然良い音に聴こえた。
まぁ、単なる主観なのだが、そうすると、もう、価格が10倍とかするターコイズを買おうという気が起きなくなってしまったんだよねぇ・・・
それに、うちの盤には、さっきもちょっと触れたのだが、際立った特徴があるのだ。
この特徴のことは、20年前にはまったく気づいていなかった。
気づいたのは数年前のことだ。
その特徴のことを、探検隊の記事から20年目の新年に、明らかにしようというわけだ。
ジミーの誕生日に相応しい話じゃないか(そうか? 笑)
ジャケットは、さきほどの写真でわかる通り、オレンジ文字である。
オレンジ文字ジャケットにも二種類あって、初期には、ボトムにグレーのストライプが入ったものがあるのだが、うちのはそれだ。
ただ、レーベルのパブリシャーはWarner Bros. / 7 Arts.で、一行クレジットのものだ。
Discogsではセカンド・プレス扱いのレーベルである。
もっとも、Superhype Musicがミス・クレジットだとすると、修正の入った時期によっては、工場違いでどちらも同時にプレスされていた可能性もあり、Warner Bros. / 7 Arts.だからセカンド・プレスとも限らないような気もするのだが、まあ、それはどっちでもいいや(笑)
Superhype Music→Warner Bros. / 7 Arts.→Superhype Musicと変遷したこと自体は間違いないと思うし。
さて、問題の際立った特徴である。
588の最後の8が修正された(これはマザーの段階で、いったん7と修正し、さらに修正して8にもどしたと考えられる。)マトだが、これは一般に修正マトと呼ばれるもので、特に際立った特徴ではない。
マトの次にあるのはマスター段階で刻印される凸の数字で通常1だし、その後のマザーを示す凹の数字が2というのも、ごく普通である。
問題はその後だ。
確認のために動画で見てもらおう。
確認していただけただろうか?
そう、スタンパー・ナンバーが存在しないんである。
同じようにスタンパー・ナンバーが存在しない盤の登録があるかとDiscogsの登録を片っ端から見てみたのだが、見つからなかった。
これで、レーベルがテクスチャーだったりすると、「Orlakeプレスか?」って思うのだが、このレーベル形状でOrlakeプレスの可能性はないだろう。
Side 2も同じである。
修正マトだが、これと同じ修正がされてるものを持ってる人がいたら教えてほしい。
なぜなら、このマトのマザーは、こうなってるんである。
凸の1の後は、凹の01なんである。
写真だと凸っぽく見えるが、ルーペで確認したところ、間違いなく、凹で01だった。
01なんてマザー・ナンバー、これ以外に見たことがないぞ。
そして、Side 2もやはり、この後にスタンパー・ナンバーは存在しないんである。
これは、やっぱり、Orlakeのようにスタンパーを刻印しないプレス工場に委託されたものなんだろうか?
それとも、スタンパー・ナンバーを刻印しない、特別なスタンパーによるプレスなんだろうか?
って、それがどんなもんか、まったく想像もつかないんだけどさ。
やっぱり、うちには変な盤が集まるのかな?(笑)
タグ:Led Zeppelin
2023-01-09 21:50
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CodaのUS盤 [Led Zeppelin]
9月25日は、ボンゾ(John Bonham)の命日である。
やっぱり、ドラム・ソロが入っているアルバムが聴きたいよね。
すぐに思い浮かぶのは、"Led Zeppelin II"収録の"Moby Dick"と”Coda"収録の"Bonzo's Montreux"だけど、命日には”Coda”かな。
"Coda"については、以前、日本盤の見本盤のことを話題にしたことがあるが、下記二番目の記事でも書いているように日本盤も輸入ラッカー使用なので、音は決して悪くない。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-10
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-13
しかし、比べてみると、やはりUS盤の方が音が良いので、今宵はUS盤(Swan Song 90051-1)を聴くのである。
日本盤よりも、前後左右上下に音空間が広がる。
特におなかにずしんと響くような低域の沈み方は、実にボク好みだ。
音のキレも、US盤のほうがずっと鋭い。
そりゃ、そうだ。
US盤は、当時トライデント・スタジオ(Trident Studios)にいたレイ・スタッフ(Ray Staff)のカッティングである。
うちのはマトB/C(工場は西海岸のAR)のせいか、Side 1にしかないが、RAYSというサインも確認できる。
日本盤は、上記二番目の記事で妄想を爆発させた通り、輸入ラッカー使用ではあるものの、スタッフのカッティングではなさそうだ。
ってことで、日本盤よりもUS盤の方が音が良いことは確かなのだが、スタッフのカッティングなら、UK盤はさらに上の可能性もある。
ちなみに、UK盤(正確にはUK&EU共通盤)には、UKプレスとドイツ・プレスがあるが、どちらもスタッフのカッティングだ。
プレス品質とか考えるとドイツ・プレスが一番音が良いかもしれない。
さしあたり、US盤の音にもまったく不満はないので、必死に探す気はないが、どこかで良い出会いがあるといいなー
R.I.P.
やっぱり、ドラム・ソロが入っているアルバムが聴きたいよね。
すぐに思い浮かぶのは、"Led Zeppelin II"収録の"Moby Dick"と”Coda"収録の"Bonzo's Montreux"だけど、命日には”Coda”かな。
"Coda"については、以前、日本盤の見本盤のことを話題にしたことがあるが、下記二番目の記事でも書いているように日本盤も輸入ラッカー使用なので、音は決して悪くない。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-10
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-13
しかし、比べてみると、やはりUS盤の方が音が良いので、今宵はUS盤(Swan Song 90051-1)を聴くのである。
日本盤よりも、前後左右上下に音空間が広がる。
特におなかにずしんと響くような低域の沈み方は、実にボク好みだ。
音のキレも、US盤のほうがずっと鋭い。
そりゃ、そうだ。
US盤は、当時トライデント・スタジオ(Trident Studios)にいたレイ・スタッフ(Ray Staff)のカッティングである。
うちのはマトB/C(工場は西海岸のAR)のせいか、Side 1にしかないが、RAYSというサインも確認できる。
日本盤は、上記二番目の記事で妄想を爆発させた通り、輸入ラッカー使用ではあるものの、スタッフのカッティングではなさそうだ。
ってことで、日本盤よりもUS盤の方が音が良いことは確かなのだが、スタッフのカッティングなら、UK盤はさらに上の可能性もある。
ちなみに、UK盤(正確にはUK&EU共通盤)には、UKプレスとドイツ・プレスがあるが、どちらもスタッフのカッティングだ。
プレス品質とか考えるとドイツ・プレスが一番音が良いかもしれない。
さしあたり、US盤の音にもまったく不満はないので、必死に探す気はないが、どこかで良い出会いがあるといいなー
R.I.P.
タグ:Led Zeppelin
2022-09-26 00:03
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Jimmy Page & Robert Plant, No QuarterのUS盤 [Led Zeppelin]
1月9日は、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)の誕生日である。
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)はなにかと日常的に聴くことが多いので、しばらく聴いていなかったこのレコードを引っ張り出してお祝いしていた。
1994年に、ジミー・ペイジとロバート・プラント(Robert Plant)が連名でリリースした"No Quarter"である。
Discogsで確認すると、当時、アナログ盤は、US盤とUK盤のほかに、ブラジル盤とギリシャ盤が出ていたようだが、ボクが持っているのはUS盤(Atlantic 82706-1)だ。
US盤以外はFontanaからリリースされているから、AtlanticからリリースされたUS盤が、気分的には一番良いよね(個人の感想です 笑)。
US盤とUK盤は音がだいぶ違うというような話も聴いたことがあるが、聴き比べたことがないので、よくわからない。
少なくともうちのUS盤は、すこぶる良い音で鳴る。
立体的に広がる音場も、ギターの音色やボーカルの生々しさも、申し分ない。
サブスクで簡単に聴ける時代だが、これはアナログで聴いて欲しいなーと思ってDiscogsのマケプレを見たら、もはや気軽におススメできるような価格ではなくなっているじゃないか・・・
数年前までは数千円だった気がするんだけどなー
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)はなにかと日常的に聴くことが多いので、しばらく聴いていなかったこのレコードを引っ張り出してお祝いしていた。
1994年に、ジミー・ペイジとロバート・プラント(Robert Plant)が連名でリリースした"No Quarter"である。
Discogsで確認すると、当時、アナログ盤は、US盤とUK盤のほかに、ブラジル盤とギリシャ盤が出ていたようだが、ボクが持っているのはUS盤(Atlantic 82706-1)だ。
US盤以外はFontanaからリリースされているから、AtlanticからリリースされたUS盤が、気分的には一番良いよね(個人の感想です 笑)。
US盤とUK盤は音がだいぶ違うというような話も聴いたことがあるが、聴き比べたことがないので、よくわからない。
少なくともうちのUS盤は、すこぶる良い音で鳴る。
立体的に広がる音場も、ギターの音色やボーカルの生々しさも、申し分ない。
サブスクで簡単に聴ける時代だが、これはアナログで聴いて欲しいなーと思ってDiscogsのマケプレを見たら、もはや気軽におススメできるような価格ではなくなっているじゃないか・・・
数年前までは数千円だった気がするんだけどなー
2022-01-10 00:02
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おめめがぱっちり~Led Zeppelin, Presence [Led Zeppelin]
リアルタイムで購入した日本盤は、オリジナル盤を集め始めた頃、UKオリジナルを手に入れたときに手放してしまったので、このたび見本盤を入手して、ようやくわが家も英米日がそろったLed Zeppelin(レッド・ツェッペリン)"Presence"だが、"Presence"といえば、ヒプノシスの遊び心?溢れる英米のジャケ違いのことも思い浮かぶよね(日本盤はUS盤と同じ)。
とはいえ、レコード・コレクターズ2015年9月号の紙ジャケ探検隊の記事を読むまで、ボクは英米のジャケ違いにはまったく気づいていなかった。
並べると、日本盤見本盤のジャケのシミが目立つが、盤はNM(ニア・ミント)だったし、税込780円だったので、なんの不満もない(購入場所は例によって、近所のブックオフ)。
おっと、話がそれた。
英米のジャケ違いの話だった。
並べれば違いは歴然としているのだが、以前は、聴き比べはよくしていたものの、ジャケットを見比べる習慣がなかったので、まったく気づいていなかった。
紙ジャケ探検隊が指摘した違いは、内ジャケ向かって左側の右下の写真の違いである。
上がUS盤で、下がUK盤のジャケットだが、一目瞭然、オベリスクを運ぶ人たちが(服装は同じだが)入れ替わっている。
内ジャケにはもう一つ違いがあるのだが、細かい違いなので紙ジャケ探検隊も気づかなかったのか、それとも気づいていたものの細かい違いなので無視したのか、レココレの記事の中では触れられていない。
オベリスクを運ぶ人たちの写真の上のカップルの写真にも違いがあるのだ。
って、細かい違いなので、この写真だとわかりにくいよねぇ。
拡大してみよう。
こちらがUK盤のカップル。
で、こちらがUS盤のカップル。
UK盤の男性は、おめめがぱっちりになっている。
US盤のほうがナチュラルなので、おめめぱっちりのUK盤のほうが修正されたものだろうな。
ボクなんぞ、オベリスクを運ぶ人たちの写真の違いでさえ気づいてなかったくらいだから、こんな目の大きさを修正した違いなんて、気づいてない人がすごく多いんじゃないかと思うのだが、そんなことない?
とはいえ、レコード・コレクターズ2015年9月号の紙ジャケ探検隊の記事を読むまで、ボクは英米のジャケ違いにはまったく気づいていなかった。
並べると、日本盤見本盤のジャケのシミが目立つが、盤はNM(ニア・ミント)だったし、税込780円だったので、なんの不満もない(購入場所は例によって、近所のブックオフ)。
おっと、話がそれた。
英米のジャケ違いの話だった。
並べれば違いは歴然としているのだが、以前は、聴き比べはよくしていたものの、ジャケットを見比べる習慣がなかったので、まったく気づいていなかった。
紙ジャケ探検隊が指摘した違いは、内ジャケ向かって左側の右下の写真の違いである。
上がUS盤で、下がUK盤のジャケットだが、一目瞭然、オベリスクを運ぶ人たちが(服装は同じだが)入れ替わっている。
内ジャケにはもう一つ違いがあるのだが、細かい違いなので紙ジャケ探検隊も気づかなかったのか、それとも気づいていたものの細かい違いなので無視したのか、レココレの記事の中では触れられていない。
オベリスクを運ぶ人たちの写真の上のカップルの写真にも違いがあるのだ。
って、細かい違いなので、この写真だとわかりにくいよねぇ。
拡大してみよう。
こちらがUK盤のカップル。
で、こちらがUS盤のカップル。
UK盤の男性は、おめめがぱっちりになっている。
US盤のほうがナチュラルなので、おめめぱっちりのUK盤のほうが修正されたものだろうな。
ボクなんぞ、オベリスクを運ぶ人たちの写真の違いでさえ気づいてなかったくらいだから、こんな目の大きさを修正した違いなんて、気づいてない人がすごく多いんじゃないかと思うのだが、そんなことない?
タグ:Led Zeppelin
2021-10-31 00:04
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Presenceの日本盤にもある [Led Zeppelin]
レッド・ツェッペリン(Led zeppelin)"Presence"の日本盤にもあるんである。
「そりゃ、見本盤はあるでしょ。ついにボケたか?」と思った貴方、ボクはボケてなんかいないのである。
このブログを読んでくださっている方々にはすでにご存知のように、ホワイト・レーベルの見本盤も、第一見本盤と第二見本盤に区別できる(詳しくは、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-12をどうぞ)。
その二種類の見本盤の存在が、このレッド・ツェッペリン"Presence"で確認できたのである。
まず、基本情報として、"Presence"日本盤の発売日を確認しておこう。
といっても、正確な発売日はよくわからない(わかる方、ぜひ教えてくださいm(_ _)m)。
ワーナーの見本盤には珍しく、”Presence”の見本盤には発売日が記載されていないからである。
「全世界同音質を保証する輸入メタル・マザーによるプレス」だったために、発売日が見本盤プレスの段階では確定していなかったのかもしれない。
とはいえ、USリリースが1976年3月31日、UKリリースは一週間遅れて4月6日なので、日本リリースはUKと同じかその後だろう。
歌詞インサートに掲載された渋谷陽一氏の解説の日付が1976.3.24になっているので、そこからは4月下旬のリリースが推測される。
仮に4月下旬リリースだったとすると、第一見本盤は3月プレスだった可能性もないわけではないが、4月初めだった可能性も否定できない。
リリースが4月中旬なら、第一見本盤はおそらく3月プレスだろう。
さて、では、ボクが手に入れた見本盤だが、東芝プレスだったので、送り溝にしっかりとPMが刻印されていて、いつのプレスか特定できる。
4月プレスである。
リリースが4月下旬なら、第一見本盤の可能性が残る。
しかし、Side 1のこのスタンパーはあやしい。
2Mの2を消して3にしてあるのはともかく、スタンパーが5である。
重要なのに見えにくいので、そっちに焦点をあてて撮ってみよう。
間違いなく5である。
まぁ、でも、5は微妙かもしれない。
しかし、Side 2のこのスタンパーさすがに第一見本盤ではないだろう。
M-A-12である。
これまた、重要な12が見えにくいので、そっちに焦点をあてて撮ってみよう。
間違いなく12である。
もう、第二見本盤のにおいがぷんぷんと漂っている。
とはいえ、これだけでは決定打に欠けるのだが、幸いDiscogsに、うちのとは違う見本盤情報が掲載されている。
Discogsに掲載されている見本盤のスタンパー情報は、2M-A-3/2M-A-3である。
間違いない。
うちのは第二見本盤だ。
とはいえ、Discogs掲載の見本盤もPMは6-4なので、やはり日本盤リリースは4月下旬で、第一見本盤も4月の初めにプレスされたということだろう。
輸入マザーがなかなか届かなくてヤキモキしたのかな?
そんなことをふっと想像してしまった。
さて、スタンパー2M-A-3/2M-A-3の第一見本盤と、スタンパー3M-A-5/M-A-12の第二見本盤、音に違いがあるんだろうか?
まぁ、まったく同じということはないんだろうけど、大差ないといいなー
「そりゃ、見本盤はあるでしょ。ついにボケたか?」と思った貴方、ボクはボケてなんかいないのである。
このブログを読んでくださっている方々にはすでにご存知のように、ホワイト・レーベルの見本盤も、第一見本盤と第二見本盤に区別できる(詳しくは、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-12をどうぞ)。
その二種類の見本盤の存在が、このレッド・ツェッペリン"Presence"で確認できたのである。
まず、基本情報として、"Presence"日本盤の発売日を確認しておこう。
といっても、正確な発売日はよくわからない(わかる方、ぜひ教えてくださいm(_ _)m)。
ワーナーの見本盤には珍しく、”Presence”の見本盤には発売日が記載されていないからである。
「全世界同音質を保証する輸入メタル・マザーによるプレス」だったために、発売日が見本盤プレスの段階では確定していなかったのかもしれない。
とはいえ、USリリースが1976年3月31日、UKリリースは一週間遅れて4月6日なので、日本リリースはUKと同じかその後だろう。
歌詞インサートに掲載された渋谷陽一氏の解説の日付が1976.3.24になっているので、そこからは4月下旬のリリースが推測される。
仮に4月下旬リリースだったとすると、第一見本盤は3月プレスだった可能性もないわけではないが、4月初めだった可能性も否定できない。
リリースが4月中旬なら、第一見本盤はおそらく3月プレスだろう。
さて、では、ボクが手に入れた見本盤だが、東芝プレスだったので、送り溝にしっかりとPMが刻印されていて、いつのプレスか特定できる。
4月プレスである。
リリースが4月下旬なら、第一見本盤の可能性が残る。
しかし、Side 1のこのスタンパーはあやしい。
2Mの2を消して3にしてあるのはともかく、スタンパーが5である。
重要なのに見えにくいので、そっちに焦点をあてて撮ってみよう。
間違いなく5である。
まぁ、でも、5は微妙かもしれない。
しかし、Side 2のこのスタンパーさすがに第一見本盤ではないだろう。
M-A-12である。
これまた、重要な12が見えにくいので、そっちに焦点をあてて撮ってみよう。
間違いなく12である。
もう、第二見本盤のにおいがぷんぷんと漂っている。
とはいえ、これだけでは決定打に欠けるのだが、幸いDiscogsに、うちのとは違う見本盤情報が掲載されている。
Discogsに掲載されている見本盤のスタンパー情報は、2M-A-3/2M-A-3である。
間違いない。
うちのは第二見本盤だ。
とはいえ、Discogs掲載の見本盤もPMは6-4なので、やはり日本盤リリースは4月下旬で、第一見本盤も4月の初めにプレスされたということだろう。
輸入マザーがなかなか届かなくてヤキモキしたのかな?
そんなことをふっと想像してしまった。
さて、スタンパー2M-A-3/2M-A-3の第一見本盤と、スタンパー3M-A-5/M-A-12の第二見本盤、音に違いがあるんだろうか?
まぁ、まったく同じということはないんだろうけど、大差ないといいなー
タグ:Led Zeppelin
2021-10-30 00:44
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