HBD ジェフ [Jeff Beck]
ブログの更新も、なんだか毎週末から隔週末になりそうな雰囲気である。
仕事がとくに忙しくなったわけではないのだが、最近ちょっと時間の使い方が変わってきて、音楽を聴く時間自体が減っているのだ。
まぁ、でも、完全に潜ってしまうことはないと思うので、ながーい目で見てくださいませm(_ _)m
さて、6月24日は、ジェフ・ベック(Jeff Beck)の誕生日である。
TLにも、彼のレコードが溢れていたが、ボクも当然、彼のレコードをターンテーブルに載せるのである。
大名盤"Blow by Blow"に続いて、翌1976年にリリースされた、これまた大名盤"Wired"のUSオリジナル(Epic PE 33849)である。
(このレコードについては、すでに、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2017-03-19 で記事にしている。)
大名盤なので、ジェフ・ベック追悼特集号だったギター・マガジン2023年4月号の「ジェフが残した作品たち」として編集部が選んだ6枚の中にも入っている。
いやぁ、この追悼特集号は力が入っていたよねぇ。
本体も永久保存版だけど、付録小冊子「ジェフ・ベック名演選 特別譜面集」も永久保存版で、使うときには、そのまま使って汚したりしないように、コピーして使うだろうな(笑)
それはそうと、「ジェフが残した作品たち」のページで使われている"Wired"のジャケット画像が、日本盤のうえに、1979年の再発盤(Epic 25·3P-59)てのは、どうなの?
日本盤でもいいけど、せめて初回盤のジャケットを載せればよかったのに。
まぁ、でも、WEBでは、紙ジャケ探検隊の記事が公開されてるからいいか(笑)
https://guitarmagazine.jp/article/2023-0323-jeff-beck-wired-design/
さっき気づいたのだが、この記事の「ヤン・ハマーはNemperorレコーズの所属だ、とのクレジットも追加。」というのは濡れ衣である。
このクレジットは、初回盤ジャケットでも、4枚並んだ画像の左上にある。
だから、正確には「追加」ではなく「移動」である。
ヤン・ハマー(Jan Hammer)の名前が追加されたのは、4カ所ではなくて3カ所だ。
まぁ、だからといって、紙ジャケ探検隊の言う「オレがオレがオレが作った、このヤン・ハマー様の作品なのだ!」感が薄まるかといえば、そんなことはないのだが(笑)
ところで、クレジットの追加といえば、セカンド・ジャケットで"Play With Me"のクレジットに"Narada Michael Walden - Drums"が加えられたのだが、これって、単に、初回盤ジャケットではミスで落ちちゃってただけなんだろうか?
ちょっと気になるのである。
仕事がとくに忙しくなったわけではないのだが、最近ちょっと時間の使い方が変わってきて、音楽を聴く時間自体が減っているのだ。
まぁ、でも、完全に潜ってしまうことはないと思うので、ながーい目で見てくださいませm(_ _)m
さて、6月24日は、ジェフ・ベック(Jeff Beck)の誕生日である。
TLにも、彼のレコードが溢れていたが、ボクも当然、彼のレコードをターンテーブルに載せるのである。
大名盤"Blow by Blow"に続いて、翌1976年にリリースされた、これまた大名盤"Wired"のUSオリジナル(Epic PE 33849)である。
(このレコードについては、すでに、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2017-03-19 で記事にしている。)
大名盤なので、ジェフ・ベック追悼特集号だったギター・マガジン2023年4月号の「ジェフが残した作品たち」として編集部が選んだ6枚の中にも入っている。
いやぁ、この追悼特集号は力が入っていたよねぇ。
本体も永久保存版だけど、付録小冊子「ジェフ・ベック名演選 特別譜面集」も永久保存版で、使うときには、そのまま使って汚したりしないように、コピーして使うだろうな(笑)
それはそうと、「ジェフが残した作品たち」のページで使われている"Wired"のジャケット画像が、日本盤のうえに、1979年の再発盤(Epic 25·3P-59)てのは、どうなの?
日本盤でもいいけど、せめて初回盤のジャケットを載せればよかったのに。
まぁ、でも、WEBでは、紙ジャケ探検隊の記事が公開されてるからいいか(笑)
https://guitarmagazine.jp/article/2023-0323-jeff-beck-wired-design/
さっき気づいたのだが、この記事の「ヤン・ハマーはNemperorレコーズの所属だ、とのクレジットも追加。」というのは濡れ衣である。
このクレジットは、初回盤ジャケットでも、4枚並んだ画像の左上にある。
だから、正確には「追加」ではなく「移動」である。
ヤン・ハマー(Jan Hammer)の名前が追加されたのは、4カ所ではなくて3カ所だ。
まぁ、だからといって、紙ジャケ探検隊の言う「オレがオレがオレが作った、このヤン・ハマー様の作品なのだ!」感が薄まるかといえば、そんなことはないのだが(笑)
ところで、クレジットの追加といえば、セカンド・ジャケットで"Play With Me"のクレジットに"Narada Michael Walden - Drums"が加えられたのだが、これって、単に、初回盤ジャケットではミスで落ちちゃってただけなんだろうか?
ちょっと気になるのである。
タグ:Jeff Beck
Scatterbrainは何分?~Jeff Beck, Blow by BlowのUKオリジナル [Jeff Beck]
STEREO誌の今月号には「俺たちのジェフ・ベック」という追悼特集があり、紙ジャケ探検隊が試聴会に参加している(書いているのも探検隊だった。)というので、買ってきた。
で、その特集を熟々と読みながら、ジェフ・ベック(Jeff Beck)"Blow by Blow"のUKオリジナル(Epic S EPC 69117)を聴いていた。
試聴会で聴かれていた"Blow by Blow"は、UKオリジナルではなく、US盤のWLPだったのだが、うちのUS盤はWLPではないし、通常のUS初回盤は持っているが、ボクの耳には、UKオリジナルの方が好ましい音に聴こえるからである。
(ジャケットの紙質は断然US盤の方が好きだが。)
熟々と読んでいても、特集記事はすぐに読み終わる。
レコードは、まだターンテーブルの上でまわっている。
なんとなくDiscogsでUKオリジナルの登録をチェックしてみると、レーベルのタイム表記が違うものが存在するらしい。
うちのは、これである。
問題なのは、Side 1の4曲目"Air Blower"と5曲目"Scatterbrain”である。
3曲目の"Constipated Duck"もちょっと違うのだが、まあ、大きな問題ではなさそうだ。
うちのは、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」になっている。
しかし、これは、バンドの切り方と一致しない。
どうみたって、4曲目より5曲目の方が長いだろー
実際、このバンド区切りでは、5曲目は7分以上ある。
ってことで、もう一つのレーベル・バリエーションの登場だ。
ボクは持っていないが、こちらは、「"Air Blower"が3.22、"Scatterbrain”が7.10」になっている。
調べてみると、オレンジ・レーベルになり、ブルー・レーベルになっても、こっちのタイム表記が採用されている。
ってことは、初盤は、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」だったが、セカンド・プレスで「"Air Blower"が3.22、"Scatterbrain”が7.10」に変更されたと考えるのが合理的だ。
ってことで、UKオリジナルの初盤は、イエロー・レーベルでマトA1/B1であることにくわえて、Side 1のタイム表記が「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」となっているもの、ということになる。
UKオリジナルの初盤判定についてはそれでいいとして、問題は、"Air Blower"は3.22なのか5.07なのか、"Scatterbrain”は3.39なのか7.10なのかだ。
US盤を見てみると、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」になっている。
UKオリジナルの初盤と同じである。
しかも、US盤は、ブルー・レーベルまでずっとこの表記なのだ。
しかし、Side 1の4曲目と5曲目は合わせて10分以上あるので、この表記は明らかな誤りである。
いい加減だなーUS盤(笑)
US盤のバンド区切りにしたがうと、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が5.30」になるらしい。
(DiscogsのUS盤のタイム表記がレーベルとは異なって、こうなっている。)
ってことで、正しくは、"Air Blower"は3.22なのか5.07なのか、"Scatterbrain”は5.30なのか7.10なのかが問題だということになる。
Side 1の4曲目と5曲目は曲間なしで繋がっているが、曲調から考えて、3.22の"Air Blower"のあと、2分弱のインタールドが入り、5.30の"Scatterbrain”に続くということなんだろう。
つまり、2分弱のインタールードを、"Air Blower"の一部と考えるか、"Scatterbrain”の一部と考えるかということのようだ。
UK盤は、"Scatterbrain”の一部と考えてバンドが切られているし、セカンド・プレスからは、レーベル上のタイム表記も7.10に変更された。
US盤は、レーベル上のタイム表記はずっと間違っているが、"Air Blower"の一部と考えてバンドは切られている。
では、どっちが正しいんだろう?
1977年にリリースされた"Jeff Beck With The Jan Hammer Group – Live"に収録された"Scatterbrain”は、インタールードを前に置いた7分20秒くらいのバージョンなので、こっちが正解の気もするのだが、現行のCDも配信も、インタールード部分は"Air Blower"の一部と考えて曲が区切られてるのよね・・・
それに、気になるのは、UKオリジナル初盤とUS盤の3.39というタイムである。
調べてみると、2003年のライブをおさめたライブ・アルバム"Jeff Beck – Live At BB King Blues Club"でやってる"Scatterbrain”が3分42秒だ。
ってことは、このぐらいショートのバージョンも元からあって、当初はそれが収録予定だったので、レーベルのタイム表記が3.39になったのかもしれない。
そうだとすると、もともとの"Scatterbrain”はインタールード部分を含んでいないということになる。
真相を天国のジェフに聴いてみたいものである。
でも、ジェフだったら、"It doesn't really matter."って答えそうだよね(笑)
R.I.P.
(画像をクリックするとAmazonにとびます。)
で、その特集を熟々と読みながら、ジェフ・ベック(Jeff Beck)"Blow by Blow"のUKオリジナル(Epic S EPC 69117)を聴いていた。
試聴会で聴かれていた"Blow by Blow"は、UKオリジナルではなく、US盤のWLPだったのだが、うちのUS盤はWLPではないし、通常のUS初回盤は持っているが、ボクの耳には、UKオリジナルの方が好ましい音に聴こえるからである。
(ジャケットの紙質は断然US盤の方が好きだが。)
熟々と読んでいても、特集記事はすぐに読み終わる。
レコードは、まだターンテーブルの上でまわっている。
なんとなくDiscogsでUKオリジナルの登録をチェックしてみると、レーベルのタイム表記が違うものが存在するらしい。
うちのは、これである。
問題なのは、Side 1の4曲目"Air Blower"と5曲目"Scatterbrain”である。
3曲目の"Constipated Duck"もちょっと違うのだが、まあ、大きな問題ではなさそうだ。
うちのは、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」になっている。
しかし、これは、バンドの切り方と一致しない。
どうみたって、4曲目より5曲目の方が長いだろー
実際、このバンド区切りでは、5曲目は7分以上ある。
ってことで、もう一つのレーベル・バリエーションの登場だ。
ボクは持っていないが、こちらは、「"Air Blower"が3.22、"Scatterbrain”が7.10」になっている。
調べてみると、オレンジ・レーベルになり、ブルー・レーベルになっても、こっちのタイム表記が採用されている。
ってことは、初盤は、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」だったが、セカンド・プレスで「"Air Blower"が3.22、"Scatterbrain”が7.10」に変更されたと考えるのが合理的だ。
ってことで、UKオリジナルの初盤は、イエロー・レーベルでマトA1/B1であることにくわえて、Side 1のタイム表記が「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」となっているもの、ということになる。
UKオリジナルの初盤判定についてはそれでいいとして、問題は、"Air Blower"は3.22なのか5.07なのか、"Scatterbrain”は3.39なのか7.10なのかだ。
US盤を見てみると、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が3.39」になっている。
UKオリジナルの初盤と同じである。
しかも、US盤は、ブルー・レーベルまでずっとこの表記なのだ。
しかし、Side 1の4曲目と5曲目は合わせて10分以上あるので、この表記は明らかな誤りである。
いい加減だなーUS盤(笑)
US盤のバンド区切りにしたがうと、「"Air Blower"が5.07、"Scatterbrain”が5.30」になるらしい。
(DiscogsのUS盤のタイム表記がレーベルとは異なって、こうなっている。)
ってことで、正しくは、"Air Blower"は3.22なのか5.07なのか、"Scatterbrain”は5.30なのか7.10なのかが問題だということになる。
Side 1の4曲目と5曲目は曲間なしで繋がっているが、曲調から考えて、3.22の"Air Blower"のあと、2分弱のインタールドが入り、5.30の"Scatterbrain”に続くということなんだろう。
つまり、2分弱のインタールードを、"Air Blower"の一部と考えるか、"Scatterbrain”の一部と考えるかということのようだ。
UK盤は、"Scatterbrain”の一部と考えてバンドが切られているし、セカンド・プレスからは、レーベル上のタイム表記も7.10に変更された。
US盤は、レーベル上のタイム表記はずっと間違っているが、"Air Blower"の一部と考えてバンドは切られている。
では、どっちが正しいんだろう?
1977年にリリースされた"Jeff Beck With The Jan Hammer Group – Live"に収録された"Scatterbrain”は、インタールードを前に置いた7分20秒くらいのバージョンなので、こっちが正解の気もするのだが、現行のCDも配信も、インタールード部分は"Air Blower"の一部と考えて曲が区切られてるのよね・・・
それに、気になるのは、UKオリジナル初盤とUS盤の3.39というタイムである。
調べてみると、2003年のライブをおさめたライブ・アルバム"Jeff Beck – Live At BB King Blues Club"でやってる"Scatterbrain”が3分42秒だ。
ってことは、このぐらいショートのバージョンも元からあって、当初はそれが収録予定だったので、レーベルのタイム表記が3.39になったのかもしれない。
そうだとすると、もともとの"Scatterbrain”はインタールード部分を含んでいないということになる。
真相を天国のジェフに聴いてみたいものである。
でも、ジェフだったら、"It doesn't really matter."って答えそうだよね(笑)
R.I.P.
(画像をクリックするとAmazonにとびます。)
タグ:Jeff Beck
R.I.P. Jeff Beck [Jeff Beck]
ジェフ・ベック(Jeff Beck)が亡くなった。
細菌性髄膜炎による急死だったようだ。
とても好きなギタリストではあったものの、それほど思い入れがあるわけではなかったはずなのだが、なんだか妙にショックを受けている。
大学時代にときどきいっしょにスタジオに籠って遊んでいた仲間の一人が「ジェフ・ベック、ジェフ・ベック」とうるさくて、その影響もあって、大学の頃から、なんだかんだで彼のギターを聴いてきたからかな・・・
今日は、仕事が午後からということもあって、午前中は、彼のレコードを聴いていた。
R.I.P.
細菌性髄膜炎による急死だったようだ。
とても好きなギタリストではあったものの、それほど思い入れがあるわけではなかったはずなのだが、なんだか妙にショックを受けている。
大学時代にときどきいっしょにスタジオに籠って遊んでいた仲間の一人が「ジェフ・ベック、ジェフ・ベック」とうるさくて、その影響もあって、大学の頃から、なんだかんだで彼のギターを聴いてきたからかな・・・
今日は、仕事が午後からということもあって、午前中は、彼のレコードを聴いていた。
R.I.P.
タグ:Jeff Beck
WiredのUSオリジナル [Jeff Beck]
以前、ジェフ・ベック(Jeff Beck)"Wired"のUS再発盤(セカンドプレスとサードプレス)のことを話題にしたことがあるが、その後すぐに、めでたくUSオリジナルを手に入れることができた(WLPじゃなくて通常盤だけどさ)。
レココレの紙ジャケ探検隊の記事に付け加えることなんてなーんにもないので、特に記事にもしなかったのだが、さっき、ファーストプレスとセカンドプレスを聴き比べていて、一つ教訓を得たので、記事にしてしまうのである(笑)
まぁね、教訓て言ったって、ある意味当然といえば当然の話なんだけどさ。
教訓というのは音に関することなんだけど、まずはジャケットの比較からいってみよう。
ファーストプレスはもちろん手前で、タイトル文字にブラシが入っていない。
ブルー感がハンパないセカンドプレスも悪くないが、漆黒の闇に浮かび上がるジェフ・ベックというのもまさに「孤高のギタリスト」って感じで素晴らしい。
特に綺麗に発色してる赤が良いアクセントになっていて、ジャケット全体が引き締まった印象だ。
クレジット関係の細かい比較は、右下に写っているレココレ収録の紙ジャケ探検隊の記事を見てもらうとして、ここでは4枚の写真のほうに注目してほしい。
手前がファーストプレスで奥がセカンドプレスなのだが、裏ジャケの写真もセカンドプレスは青みがかっているのがわかるだろうか?
クレジット関係の大幅な加筆修正も含めて、セカンドプレスのジャケット修正はかなり気合が入ったものだったようだ。
とはいえ、裏ジャケについても漆黒の闇に浮かび上がるジェフ・ベックのほうが良いって人もいるだろうな。写真の鮮度も高いし。
レーベルは、ファーストプレスもセカンドプレスも同じオレンジである。
じっくり見比べてみたが、手前のファーストプレスのほうが若干色が淡いって程度の違いしかなかった(そんなの個体差だ 笑)。
さて、いよいよ教訓の話である(笑)
以前の記事でも書いたことだが、ボクのもっているセカンドプレスのMatrix末尾は2A/2Gだ。
セカンドプレスなんで、さすがにSide2はGなのだが、Side1はAである。
そして、コロンビアのピットマン工場産なのである。
上の写真でも、PAL-33849の左横に薄くPと刻印されているのがわかるだろうか。
米エピックはコロンビア系なので、コロンビアの工場ってのは当然なのだが、重要なのはピットマン工場という点だ。
ほら、だって、紙ジャケ探検隊だって、ピットマン工場産の盤は「シャキッとしていて鮮度も高く、音量を上げれば質の良い低音がグイグイ出てくる」って言ってるじゃん。
では、ファーストプレスのほうはどうだったかというと・・・
Matrix末尾は両面とも2Dだった。
写真には写っていないが、このMatrixの右側のちょっと離れたところにミミズが這うような手書きのSがあり、サンタマリア工場産だとわかる。
ざーんねん・・・
と思いきや、さすがファーストプレスである。
ピットマン産のセカンドプレスより、ずっと鮮度の高い音が飛び出してくる。
セカンドプレスもそれだけ聴いていればスタンパーがなまってる感じはしなかったのだが(まぁ、サードプレスと比較していたせいもあるかもしれないが)、ファーストプレスと比較すると確かになまっている。
というより、本来、ここまで鮮度の高い音が入ってたのね・・・
それにビックリだ。
ってことで、今日の教訓。
まぁ当然といえば当然のことなのだが、工場違いとかに気を取られてると見失うこともあるかもしれないので、あらためて肝に銘じておくのである。
とはいえ、アガリはピットマンのファーストプレスだよね・・・
レココレの紙ジャケ探検隊の記事に付け加えることなんてなーんにもないので、特に記事にもしなかったのだが、さっき、ファーストプレスとセカンドプレスを聴き比べていて、一つ教訓を得たので、記事にしてしまうのである(笑)
まぁね、教訓て言ったって、ある意味当然といえば当然の話なんだけどさ。
教訓というのは音に関することなんだけど、まずはジャケットの比較からいってみよう。
ファーストプレスはもちろん手前で、タイトル文字にブラシが入っていない。
ブルー感がハンパないセカンドプレスも悪くないが、漆黒の闇に浮かび上がるジェフ・ベックというのもまさに「孤高のギタリスト」って感じで素晴らしい。
特に綺麗に発色してる赤が良いアクセントになっていて、ジャケット全体が引き締まった印象だ。
クレジット関係の細かい比較は、右下に写っているレココレ収録の紙ジャケ探検隊の記事を見てもらうとして、ここでは4枚の写真のほうに注目してほしい。
手前がファーストプレスで奥がセカンドプレスなのだが、裏ジャケの写真もセカンドプレスは青みがかっているのがわかるだろうか?
クレジット関係の大幅な加筆修正も含めて、セカンドプレスのジャケット修正はかなり気合が入ったものだったようだ。
とはいえ、裏ジャケについても漆黒の闇に浮かび上がるジェフ・ベックのほうが良いって人もいるだろうな。写真の鮮度も高いし。
レーベルは、ファーストプレスもセカンドプレスも同じオレンジである。
じっくり見比べてみたが、手前のファーストプレスのほうが若干色が淡いって程度の違いしかなかった(そんなの個体差だ 笑)。
さて、いよいよ教訓の話である(笑)
以前の記事でも書いたことだが、ボクのもっているセカンドプレスのMatrix末尾は2A/2Gだ。
セカンドプレスなんで、さすがにSide2はGなのだが、Side1はAである。
そして、コロンビアのピットマン工場産なのである。
上の写真でも、PAL-33849の左横に薄くPと刻印されているのがわかるだろうか。
米エピックはコロンビア系なので、コロンビアの工場ってのは当然なのだが、重要なのはピットマン工場という点だ。
ほら、だって、紙ジャケ探検隊だって、ピットマン工場産の盤は「シャキッとしていて鮮度も高く、音量を上げれば質の良い低音がグイグイ出てくる」って言ってるじゃん。
では、ファーストプレスのほうはどうだったかというと・・・
Matrix末尾は両面とも2Dだった。
写真には写っていないが、このMatrixの右側のちょっと離れたところにミミズが這うような手書きのSがあり、サンタマリア工場産だとわかる。
ざーんねん・・・
と思いきや、さすがファーストプレスである。
ピットマン産のセカンドプレスより、ずっと鮮度の高い音が飛び出してくる。
セカンドプレスもそれだけ聴いていればスタンパーがなまってる感じはしなかったのだが(まぁ、サードプレスと比較していたせいもあるかもしれないが)、ファーストプレスと比較すると確かになまっている。
というより、本来、ここまで鮮度の高い音が入ってたのね・・・
それにビックリだ。
ってことで、今日の教訓。
ピットマンのセカンドプレスよりサンタマリアのファーストプレス
まぁ当然といえば当然のことなのだが、工場違いとかに気を取られてると見失うこともあるかもしれないので、あらためて肝に銘じておくのである。
とはいえ、アガリはピットマンのファーストプレスだよね・・・
タグ:Jeff Beck
WiredのUS盤 [Jeff Beck]
ジェフ・ベック(Jeff Beck)"Wired"のSACDマルチがリリースされたということで、今月号のレコード・コレクターズで特集が組まれていた。
大学時代にときどきいっしょにスタジオに籠って遊んでいた仲間の1人が「ジェフ・ベック、ジェフ・ベック」とうるさかったので、ボクもそれなりに彼の代表的なアルバムは聴いてはいたが、それほど思い入れのあるギタリストというわけでもなく、レコード棚を見ても英米のオリジナルがそろっているのは”Blow by Blow"ぐらいのものだ。
(まぁ、日本盤とかUS盤とかでそれなりに枚数は持ってるけどさ)
そんなわけで"、Wired"についてもUS再発盤を二枚持っているだけだ。
だから、紙ジャケ探検隊の相変わらず濃い記事を読んでいると、「少なくともUSオリジナルは(できればWLPで)欲しいなー」とか、「低域がかなり充実しているというUK盤は、うちのJBLではどんな風に鳴るんだろう?」な~んてことを思ってしまう。
クアドラフォニックには、あんまり興味ないけど(笑)
うちにあるUS再発盤は、オレンジ・レーベル盤とダークブルー・レーベル盤である。
一枚は、オレンジ・レーベルという点ではオリジナルと同じなのだが、一枚目の写真でわかるようにタイトル文字にもブラシが入った修正ジャケット盤なので、セカンド・プレスということになる。
とはいえ、この修正ジャケット、ブルー感がハンパない。
まさに「蒼き風」に吹かれるジェフ・ベックなのである。
もっとも、このブルー感はずっと続いたわけではないようだ。
ボクの所有するもう一枚(ダークブルー・レーベル盤)のジャケットは、ブルー感がかなり後退している。
並べてみると、こんなに違う(もちろん手前がダークブルー・レーベル盤のブルー感が後退したもの)。
修正ジャケット、素晴らしいじゃないかっ!
修正ジャケット、万歳!
って、ファースト・プレスを持ってない負け惜しみみたいだなぁ(笑)
でも、実際、ジャケットそのものは、この修正ジャケットのほうが良いと思う(だから修正したんだろうし)。
とはいえ、ご覧の通り、初期の修正ジャケットに限るのだが。
ダークブルー・レーベルになった頃の手抜き感が悲しいのである。
ちなみに、音も、オレンジ・レーベル盤が格段に良い。
ダークブルー・レーベル盤は、なんだがギャンギャンとうるさくて、なまってしまった音をイコライジングで無理矢理エッジを効かせたような感じに聴こえる。
手持ちのオレンジ・レーベル盤はMatrix末尾が2A/2Gで、両面とも薄いP刻印のついたピットマン工場産だ。
ダークブルー・レーベル盤のほうのMatrix末尾は2AB/2ABである。
おもしろいことに、B面のほうはプリフィックスがPBLでピットマン工場を示すP刻印もあるが、A面のほうはプリフィックスがPALではなくALでPがなく、ピットマン工場を示すP刻印もない。そのかわりに、Eに見える薄い刻印がある。
Eが工場を識別できる刻印だと思うのだが、調べてもわからなかった。
以上の証拠から推測できるのは、ダークブルー・レーベル盤は、おそらく、ピットマン工場から引き上げてきたA面のスタンパと新しく作られたB面のスタンパを使って、E刻印で識別されるプレス工場でプレスされたものだろうということである。
そうそう、ダークブルー・レーベル盤のほうには、COLUMBIA NYというマシン・スタンプが両面にある。
このCOLUMBIA NYってマシン・スタンプ、80年代の盤にわりと見かける気がするのだが、何を意味しているんだろう?
誰かご存知の方がいたら、教えてくださいな。
どーでもいいことを長々と書いてしまったが、いやでもね、ジャケットが修正されたばかりの頃のUSセカンド・プレスは(ジャケットと音をトータルで考えると)かなーりおススメなのである。
まぁ、USファースト・プレスを聴いたことがない人間の言うことなので、話半分で聴いてくれればいいんだけどさ(笑)
それにしても”Goodbye Pork Pie Hat"のハードボイルド感は秀逸だ。
ゾクゾクしてしまうぞ。
大学時代にときどきいっしょにスタジオに籠って遊んでいた仲間の1人が「ジェフ・ベック、ジェフ・ベック」とうるさかったので、ボクもそれなりに彼の代表的なアルバムは聴いてはいたが、それほど思い入れのあるギタリストというわけでもなく、レコード棚を見ても英米のオリジナルがそろっているのは”Blow by Blow"ぐらいのものだ。
(まぁ、日本盤とかUS盤とかでそれなりに枚数は持ってるけどさ)
そんなわけで"、Wired"についてもUS再発盤を二枚持っているだけだ。
だから、紙ジャケ探検隊の相変わらず濃い記事を読んでいると、「少なくともUSオリジナルは(できればWLPで)欲しいなー」とか、「低域がかなり充実しているというUK盤は、うちのJBLではどんな風に鳴るんだろう?」な~んてことを思ってしまう。
クアドラフォニックには、あんまり興味ないけど(笑)
うちにあるUS再発盤は、オレンジ・レーベル盤とダークブルー・レーベル盤である。
一枚は、オレンジ・レーベルという点ではオリジナルと同じなのだが、一枚目の写真でわかるようにタイトル文字にもブラシが入った修正ジャケット盤なので、セカンド・プレスということになる。
とはいえ、この修正ジャケット、ブルー感がハンパない。
まさに「蒼き風」に吹かれるジェフ・ベックなのである。
もっとも、このブルー感はずっと続いたわけではないようだ。
ボクの所有するもう一枚(ダークブルー・レーベル盤)のジャケットは、ブルー感がかなり後退している。
並べてみると、こんなに違う(もちろん手前がダークブルー・レーベル盤のブルー感が後退したもの)。
修正ジャケット、素晴らしいじゃないかっ!
修正ジャケット、万歳!
って、ファースト・プレスを持ってない負け惜しみみたいだなぁ(笑)
でも、実際、ジャケットそのものは、この修正ジャケットのほうが良いと思う(だから修正したんだろうし)。
とはいえ、ご覧の通り、初期の修正ジャケットに限るのだが。
ダークブルー・レーベルになった頃の手抜き感が悲しいのである。
ちなみに、音も、オレンジ・レーベル盤が格段に良い。
ダークブルー・レーベル盤は、なんだがギャンギャンとうるさくて、なまってしまった音をイコライジングで無理矢理エッジを効かせたような感じに聴こえる。
手持ちのオレンジ・レーベル盤はMatrix末尾が2A/2Gで、両面とも薄いP刻印のついたピットマン工場産だ。
ダークブルー・レーベル盤のほうのMatrix末尾は2AB/2ABである。
おもしろいことに、B面のほうはプリフィックスがPBLでピットマン工場を示すP刻印もあるが、A面のほうはプリフィックスがPALではなくALでPがなく、ピットマン工場を示すP刻印もない。そのかわりに、Eに見える薄い刻印がある。
Eが工場を識別できる刻印だと思うのだが、調べてもわからなかった。
以上の証拠から推測できるのは、ダークブルー・レーベル盤は、おそらく、ピットマン工場から引き上げてきたA面のスタンパと新しく作られたB面のスタンパを使って、E刻印で識別されるプレス工場でプレスされたものだろうということである。
そうそう、ダークブルー・レーベル盤のほうには、COLUMBIA NYというマシン・スタンプが両面にある。
このCOLUMBIA NYってマシン・スタンプ、80年代の盤にわりと見かける気がするのだが、何を意味しているんだろう?
誰かご存知の方がいたら、教えてくださいな。
どーでもいいことを長々と書いてしまったが、いやでもね、ジャケットが修正されたばかりの頃のUSセカンド・プレスは(ジャケットと音をトータルで考えると)かなーりおススメなのである。
まぁ、USファースト・プレスを聴いたことがない人間の言うことなので、話半分で聴いてくれればいいんだけどさ(笑)
それにしても”Goodbye Pork Pie Hat"のハードボイルド感は秀逸だ。
ゾクゾクしてしまうぞ。
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