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Can't Help It [Malene Mortensen]

”Alfie"という曲がとにかく好きなんである。

なーんて同じ書き出しで、"Alfie"のカバーを収録したアルバムを繰り返し紹介したのはいつだったかな?

ブログをリセットする前のことだったようで、いま"Alfie"でブログ内検索をかけてもバカラックのライブに関する記事しかヒットしない。
世間の”Alfie"好きの方のために(いるのか? 笑)、過去ログを探して転載しておいたほうがいいかな?(いま、一瞬、「必要ない!必要ない!」というアフラックのブラックスワンの声が脳内に木霊した 笑)

それはそれとして、今回またひとつ、ボクの”Alfie"コレクションに新しいカバーが加わった。
マレン・モーテンセン(Malene Mortensen)"Can't Help It"に収録されているカバーである。


20161024.jpg


このアルバム、リリースされたのは2015年の5月(日本盤のリリース―本国デンマークでは1月にリリースされている)なので、もう一年半ほども前のことになるのだが、AmazonとHMVの「欲しいものリスト」に入れたまんま、オーダーするのを忘れていたのであったσ^_^;
(いくつか発注したり、「やっぱいらないや」と「欲しいものリスト」から削除したりしたら、埋もれていたのが出てきたので発注したのであった 笑)

お目当ての”Alfie"は、ピアノとのデュオで始まり、やがてベースとドラムが加わったトリオの伴奏で、マレンが切々と歌い上げるものだが、楽しめるのは歌だけでない。
間奏のピアノ・トリオの演奏(特にピアノ!)が素晴らしくて、ゾクゾクしてしまったりもするのだ。

これは”Alfie"に限らず、アルバム全体を通してそうで、ヴォーカルを楽しむと同時に、それと同じくらいにバックの演奏がジャズとして楽しめる。
つまりはただのヴォーカル・アルバムではなく、秀逸なピアノ・トリオ・アルバムとしても聴けるのである。

活きの良いピアノ・トリオの演奏をバックにして北欧の歌姫がのびのびと歌い、その歌姫に負けじと、ピアノ・トリオが生き生きと熱い演奏を繰り広げる。
これは実に良いアルバムである。

ピアノはクリスチャン・サンズ(Christian Sands)、ベースはバーニス・アール・トラヴィス二世(Burniss Earl Travis II)、ドラムはテリオン・ガリー(Terreon Gully)というメンバーなのだが、最近のNYジャズ・シーンのことはよく知らないので、彼らがどの程度評価されている人たちなのかはわからない。

でも、クリスチャン・サンズについては、ちょっと追いかけてみようかと思ったりしている。

バラエティに富んだ収録曲はどれも素晴らしいが、お目当てだった”Alfie"以外でボクがとくに気に入ったのは、楽曲提供者であるギターのポール・バンクス(Paul Banks)も加わった"The Rest of Mine"と、ヴォーカルとトリオ演奏の緊張感のある絡み合いが圧巻の"My Favorite Things"だ。

ボクのお気に入り曲はどれもオフィシャルではYouTube上に置かれていないので、「聴きたい!」って人はCDを買って聴いてもらうとして(笑)、MVがつくられて公開されているものを二つばかり貼り付けておこう。


まずはリードトラックとなった"Every Day"。





もう一曲、"Honeysuckle Rose"もMVが作られた。








アナログで欲しいなぁ・・・と思ったら、出てた!
「メーカー取り寄せ」だけど・・・





しかもジャケットがCDとは違うんだな。
ちょっと微妙(笑)

とりあえず発注してみたのだが、果たして届くだろうか?
リリース後2年近く経っているし、難しいかもしれないなぁ・・・


おっと、2年近く放置してたので、すでに新譜も出てるのね・・・σ^_^;





とりあえず、「欲しいものリスト」には入れておこう(笑)


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