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スタンパーよりスタンプのほうが信用できる~マリーン『Left Alone』 [国内盤研究]

さて、再びハードオフ&ブックオフめぐりの収穫である。

マリーン『Left Alone』の12インチ・シングル(CBS/Sony 12AH 1993)の見本盤が、ハードオフのエサ箱(ジャンクコーナーではない)にあったので拾ってきた。


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通常盤を持っていたので、聴き比べをしてみようと、見つけた瞬間に購入を決定した。
税込550円だったしね。


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(向かって左の被せ帯付きが通常盤で、右の帯無しで微妙にリングウエアがあるのが見本盤。)


マトは、見本盤も通常盤も同じでA2/B2だったのだが、A1/B1が存在するのかはわからない。
Discogsを見てみたが、マトに関する情報はまったく登録されていない。

スタンパーは、当然見本盤のほうが若いかと思いきや、通常盤のほうが若かった。
通常盤のスタンパーが1 A 4/1 A 3であるのに対して、見本盤のスタンパーは1 A 7/1 A 4なのである。

ってことは、音も、見本盤より通常盤の方が良かったりするのか?
まぁ、それならそれでおもしろいかと思いつつ聴き比べてみたのだが、やはり見本盤は強かった(笑)
スタンパーの若さより、見本盤のスタンプ(実際は印刷だけどね)のほうが、信用できるというのがボクの結論だ。

通常盤に比べて、見本盤の方が、低域がタイトで、ボーカルの輪郭が明確だ。
いわゆる鮮度感が違うのだが、その差は、微妙なものではなく、かなりはっきりとしたものだった。

スタンパーが進んでいる方に鮮度感を感じるわけだから、その鮮度感はスタンパーの若さに由来するものではない。
では、その鮮度感が何に由来するかといえば、おそらく、スタンパーの摩耗度だろう。
1組のスタンパーから、100枚目にプレスした盤と1000枚目にプレスした盤では、スタンパーの摩耗度は大きく違うわけで、それが鮮度感の差になって現れるのだと思う。

見本盤の方は、それほど摩耗していないスタンパーでプレスされたものであるのに対して、うちの通常盤は、1組のスタンパーの1000枚目とかにプレスされたような盤だったんだろう。
だから、通常盤だって、早めにプレスされた盤なら、見本盤に引けは取らないんじゃないかと思う。

でも、一枚のスタンパーの何枚目にプレスされた盤なのかを知る術なんてないよね。
マトの若い盤、スタンパーの若い盤を探すというだけでなく、スタンパーの摩耗が進んでいない盤を探すという意味でも、見本盤を探すのが一番だと思うのである。


マリーンのことは特に好きなわけでもないのだが、『Left Alone』が主題歌だった1986年の角川映画『キャバレー』は、青春の1ページ的な思い出が伴う映画で、聴いていると、なんだか少しキュンとするのである(笑)

タグ:マリーン
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Aスタンパーに関する一つの仮説~荒井由実『14番目の月』 [国内盤研究]

夕べはまったく見当がつかなかった荒井由実『14番目の月』のスタンパーにAがつく理由だが(詳しくは、昨日の記事https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-07-22 をご覧ください。)、ふと思い立ってDiscogsの登録情報を確認したら、ちょっと説得力がありそうな仮説を思いついた。

Discogsには、1976年11月20日に東芝EMIからリリースされたオリジナル盤(EXPRESS ETP--72221)について2つの登録がある。
一つは通常盤、もう一つは見本盤だ。
どちらもPMは6-Yで、うちのと同じ発売当月プレスである。
しかし、Aスタンパー以外に、うちのと決定的に違うところが一つある。

マトが違うんである。

Discogsに登録されている二枚のマトは、いずれも、Side 1が3S2,Side 2が2S2だ。
もっとも、スタンパーまで同じなので、もしかしたら、どっちかは単なるコピペかもしれない。
(そうだとすると、情報は一つ。)

うちの盤は、Side 1のマトが2S2、Side 2のマトが1S4である。


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PMは、昨日の記事に画像を掲載した通り6-Yなので、発売当月に、マト2S/1Sのセットと、マト3S/2Sのセットが、同時に使用されてプレスが行われていたということになる。

ってことで、こんな風に、複数のラッカー由来のスタンパーが平行して使われる場合に、区別のためにどちらかにAをつけたんじゃないだろうか。

スタンパーにこだわってるコレクターが、「若いスタンパー見つけた!」と大喜びで購入したものの、帰宅して落ち着いて確認してみたらマトが進んでた、なーんて話をたまに聴くが、プレスの現場の品質管理も、スタンパー中心に行われていたとすると、同時並行でラッカー違いのスタンパーが動いている場合には、区別の必要が大いにあったんじゃないかと思うのである。
ラッカー番号の方を見れば区別できるとはいえ、スタンパー番号だけでも区別できるようにしておけば、よりわかりやすいじゃないか。

この仮説が正しければ、「マト2S/1S盤はスタンパーの頭にAがついているが、マト3S/2S盤のスタンパーの頭にはついていない」はずだ。

この仮説の真偽は、簡単に検証できるので、『14番目の月』のオリジナル盤をお持ちのみなさん、ぜひご協力くださいな。

タグ:荒井由実
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まだまだ知らないことがある~荒井由実『14番目の月』 [国内盤研究]

タイムフリーでTHE TRAD@TOKYO FMを聴いていたら、デビュー50周年記念ということで、『ユーミン万歳!』というタイトルの50曲(+新曲1曲)ベストが10月4日にリリースされるというニュースとともに、『中央フリー・ウェイ』が流れた。

で、なんとなく、レコード棚から『14番目の月』を引っ張り出した。
このレコードを聴くのって、どのくらいぶりかなぁ?


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東芝EMIからリリースされた初回盤(EXPRESS ETP-72221)で、帯に書かれているカラーピンナップも付属しているが、とくに珍しい代物ではない。
その辺にゴロゴロしている。
まぁ、アルファレコードからリリースされた再発盤も同じくらいゴロゴロしてるが。


音は格別良いわけではないが、まぁ、悪くない。
悪くはないが、もう一つ上があるような気もする。

そう思って、送り溝を見ると、PMは6-Yである。


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『14番目の月』は1976年11月リリースだから、発売当月プレスだ。
発売日は11月20日と月の後半なので、通常であれば初回プレスの可能性もあるが、ユーミンの場合は20日リリースでも、前月からプレスを始めなきゃ間に合わなかっただろうなー

まぁ、ユーミンについては、どうしても初回プレスが欲しいというわけでもないから、いいや。

それより、問題は、コレである。


20220722-3.jpg


薄くてわかりにくいかもしれないが、A22と刻印されている。
これ、Side 1のスタンパー・ナンバーなのだが、Side 2もA18で、Aがついている。
こんなの初めてみたよ。

ラッカー/マザーの方は、Side 1が2S2、Side 2が1S4で、いたって普通なのだが・・・

さて、このA付スタンパー・ナンバー、いったいどういう意味なんだろう?
さっぱり見当がつかない。

もう一つ上の音の盤がある気がするのは、このA付スタンパーのせいなのか?

何かご存知の方、ぜひ教えてくださいな。

タグ:荒井由実
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Paul McCartney, Press To Playの日本盤 [国内盤研究]

本日6月18日は、ポール(Paul McCartney)の誕生日である。

週末であるにもかかわらず、ボクは、今日も明日も仕事(期限までに仕上げる必要がある在宅ワークなので、夜中まで仕事をしている 涙)なのだが、仕事の合間の休憩中に、誕生日を祝ってポールのレコードを聴くのである。

こういう日は、ふだんあんまり聴かないレコードがいいよね。
ってことで、このレコードを引っ張り出した。


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86年リリースのアルバム"Press To Play"である。
ふだんあんまり聴かないレコードなだけに、日本盤(東芝EMI Odeon EPS-91180)しか持っていない。
日本盤だから『プレス・トゥ・プレイ』とカタカナ表記のほうがいいか(笑)

あんまり聴かないアルバムだが、悪いアルバムではない。
このレコード、ジャケットがとびきり素敵だと思うのだが、Side 2なんか、音的にはいかにも80年代だとはいえジャケットの雰囲気たっぷりのロックン・ロールが、実に気持ち良い。
それに、Side 1のラストにおさめられた"Only Love Remains"は、実にポールらしい美しいメロディが堪能できるなかなかの佳曲だ。

それから、さっき気づいたのだが、この日本盤帯の『ポール・マッカートニー』のフォント、なんだかとってもお洒落じゃない?


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トムとジェリーに出てくる穴あきチーズみたい(笑)


さて、うちの日本盤、PMが6-8なので、発売日前月プレスの初回盤なのだが、マトが1S2 13/3S 2である。
1S/3Sが初回マトなのか?と思ってDiscogsで確認したら、ちゃんと1S/1Sが存在しているではないか。
しかも、登録されているマトは1S2 13/1S 6だ。
なんと、うちの盤とSide 1のスタンパーが同じなんである。

ってことは、最初は1S2 13/1S 6のスタンパーの組み合わせでプレスされてたのが、途中でトラブルがあって1S6のスタンパーが死んじゃったので、代わりに3S 2のスタンパーを持ってきてプレスを続けたってことなんだろうな。
ちぇっ・・・

タグ:Paul McCartney
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いつの間に? [国内盤研究]

前の記事で、『アイム・オールド・ファッション』について、「発売日はよくわからない」と書いたのだが、ふと思い立って渡辺貞夫さんのオフィシャルWEBサイトを確認したら、発売日は1976年8月25日だと書いてあった。
ってことは、うちの『アイム・オールド・ファッション』は、発売日前月に最初に使用されたスタンパー(つまり初回盤に使用したスタンパー)を使いまわしたものだったのかー

それはそうと、1年くらい前に『モーニング・アイランド』(FLYING DISK VIJ-6018)の発売日が知りたくてDISCOGRAPHYを確認したときには、発売日と言いながら録音日が書いてあったんだけどなー
だから、あそこでは発売日を確認できないと思い込んでいたのだが・・・

いま確認したら、『モーニング・アイランド』も1979年5月25日となっていて、ちゃんと発売日だ。


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いつの間に修正されたんだろ?
ボクはクレームを入れたりしていないが、うちの記事を見て(あるいはうちの記事を見てクレームを入れてくれた方がいて)修正してくれたんなら、こういうブログをやってる甲斐があるってもんだ。

いずれにしろ、下記記事の答え合わせができたので、前の記事ともども追記しておくのである。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-06-07


それにしても、ベイシー・モデルのShure V15 TypeⅢだと、ナベさんのレコードが聴きたくなるなぁ(笑)

タグ:渡辺貞夫
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