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The Dave Brubeck Quartet, Brubeck TimeのUSオリジナル [思いを馳せる]

昨日12月6日はデイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)の誕生日だったのだが、ジミー・メッシーナ(Jimmy Messina)を聴いていたので、ブルーベックを聴くのは今日の午前中にした。
午前中なら、アメリカはまだ6日だしね。
ブルーベックが活躍したウエスト・コーストなら、時差17時間だから、午後5時まで6日である。

つい先日、ポール・デスモンド(Paul Desmond)の誕生日に"Time Out"を聴いたので、今日はこのレコードを聴いていた。


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1955年2月にリリースされたデイヴ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)"Brubeck Time"のUSオリジナル(Columbia CL 622)である。
コロンビアは1955年中にレーベル・デザインを6 Eyeに変更するから、このレッド・レーベルでプレスされていた時期はそんなに長くはない。
マトは1D/1Bで1A/1Aとはいかなかったが、レッド・レーベルなら初回盤でいいんである。

オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)に捧げたという冒頭の美しいバラード"Audrey"に感涙・・・

裏ジャケっとには、こんなスタンプが。


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音楽喫茶に所蔵されていた盤なのであった。
恵比寿駅前にBlue Skyっていう音楽喫茶があったのね。
でも、東京の市内局番が2桁っていつの時代だよ?(笑)

「奥田宗宏の店」とあるけど、奥田さんて有名な方だったのかな?
検索してみたら、奥田宗宏とブルースカイダンスオーケストラ名義のCDが何枚もひっかかり、『私は音楽が好き』という御著書の紹介文には「ダンス音楽の巨匠」とある。
店名もBlue Skyだし、この方のお店に間違いなさそうだ。

ちなみに、ブルースカイダンスオーケストラは、奥田宗宏さんが1934年に創設された長い歴史をもつオーケストラで、1991年に奥田宗宏さんが亡くなられた後も、息子の英人さんが受け継いで現存しているようだ(スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラが出演する2022年12月25日開催のクリスマス・コンサートのポスターを見つけた)。

さらに検索していたら、うちのと同じBlue Skyのスタンプ入りのレコードを紹介しているブログにたどり着いた。
紹介されていたのは、やはりデイヴ・ブルーベック・カルテットのレコードで、Fantasy時代の10インチ5枚だった。
奥田宗宏さん、ブルーベックが特にお気に入りだったのね。


タグ:Dave Brubeck
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HBD ジョン・アンダーソン~何を説明しようとしたの? [思いを馳せる]

10月25日はジョン・アンダーソン(Jon Anderson)の誕生日ということで、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


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1971年にリリースされたイエス(YES)の4thアルバム"Fragile"である(Wikiによると、UKリリースは1971年11月26日で、USリリースは1か月ちょっと遅れて1972年1月4日とのこと)。

このアルバムのアナログ盤は、UKオリジナル2枚、USオリジナル3枚、US再発1枚、日本盤1枚の合計7枚持っている(ほかにもCDとかSACDとかBlu-ray Audioとかも持っている)が、今日引っ張り出したのは、USオリジナルのうちの1枚である。

このアルバムについては、書こうと思えばいくらでも書くことがある。
アナログに限っても、UKオリジナルのファースト・プレスのこととか、USオリジナルのこととか、日本盤のこととか、それぞれ興味深い話があったりする。
でも、自分の知識を整理して、あらためて最新の研究を調査したり、Discogsに登録されているデータで確認したりする作業には、膨大な時間がかかりそうなので、思いっきり暇なときじゃないとできない。
いつか暇になったら書こうと思う(でも、約束はしない 笑)。

ってことで、初盤道的な話とか考レコ学的な話とかではなく、「思いを馳せる」ネタでお茶を濁そうというわけである。

今日聴いていたUS盤は、画像でもわかると思うが、ジャケットの表にサインがある。
スティーヴ・ハウ(Steve Howe)とリック・ウエイクマン(Rick Wakeman)のサインである。
ボクが書いてもらったわけではなく、Toshikoさんが書いてもらったもので、25年くらい前に「落書きあり」ってことでワンコインで入手したものだが、おそらく本物だと思う。
附属のパンフレットには、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)をのぞく4人がそれぞれ自分の写真のところにサインしていて、いかにも1973年の初来日のときにもらったものっぽい。
Toshikoさんは、とりわけリック・ウエイクマンが好きだったのか、誕生日を尋ねたようで、サインのとなりに"18th May 1949"と書いてある。

Toshikoさん、クリス・スクワイア―(Chris Squire)はパンフレットへのサインだけで満足だったとしても、 ジョン・アンダーソンには、ジャケットの方にもサインしてもらおうと思わなかったのかな?
なーんて思いながら、見開きジャケットを開くと・・・


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パンフレットの方のサインと若干違うのだが、これもジョン・アンダーソンのサインだよね?

それにしても、この絵、何を説明しようとしたんだろ?

裏ジャケットで、地球から離れてる島?を描いているような気もするのだが・・・

この謎は永遠に解けないだろうな(笑)

タグ:YES
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Kossoff, Back Street CrawlerのUKオリジナル [思いを馳せる]

9月14日はポール・コゾフ(Paul Kossoff)の誕生日だったので、一日遅れだが、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


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フリー(Free)脱退後の1973年に"Kossoff"名義でリリースしたソロ・アルバム"Back Street Crawler"のUKオリジナル(Island Records ILPS 9264)である。

"Time Away"の泣きまくるギターに感涙・・・

このアルバム、A面全部を使って収録されている17分近くに及ぶインスト曲"Tuesday Morning"も含めて、全曲素晴らしい。

素晴らしいのだが、ボクとしては、”Tuesday Morning"をA面にもってくるってのはいくらなんでも挑戦的すぎじゃないかと思う。
AB面を逆にしたほうが、落ち着きが良いと思うのだ。

そう思いながら送り溝を見ると、興味深い発見があった。
刻印が修正されているのである。


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A面のほうは塗りつぶされててよくわからないが・・・(まぁ、想像はつくが 笑)


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B面では透けて見える。

おそらく、最初は、A面とB面は逆だったのだ。

それをあえて逆にして、”Tuesday Morning"をA面にもってきたのは、コゾフのギタリストとしての心意気だったに違いない。

自分の凡人さ加減を恥じ入るばかりなのである。

タグ:Paul Kossoff
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色つきの女でいてくれよ [思いを馳せる]

思いを馳せるべきレコードを手に入れた。

ザ・タイガースが「同窓会」と銘打って行った再結成の際にリリースした『色つきの女でいてくれよ』(JULIE 7DX1160)である。


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PSには、サインペンで「THE TIGERS 岸部一徳」と書かれている。
でも、何故、一徳さんだけなんだろう?

当時は「推しメン」なんて概念はなかったし(まぁ、誰が一番好きってのは、もちろんあったんだろうけど、それがシステム化された「推しメンのサインだけもらうサイン会」なんてのはなかったはず)、イベントでサインをもらうなら、全員のサインだよねぇ。

なんか、すごーく個人的なルートでもらったサインだったりして。
いろいろ妄想してしまうのである(笑)


それはそうと、久しぶりに聴いてみたら、この歌、けっこう刺さる。


     ♪ さよなら ぼくの美少女よ
     ♪ きりきり舞いの美少女よ
     ♪ いつまでも いつまでも
     ♪ 色つきの女でいてくれよ


「さよなら」って言うんだから、「ぼく」を「きりきり舞い」させた美少女は、「ぼく」のもとを去っていくんだな。

記憶ってのは色褪せていくもんだから、彼女の記憶だって、色褪せてしまうのは必然。

色褪せないでくれと願ったって(「色つきの女でいてくれ」ってそういうことだよね?)、それは無理な話というもの。

だいたい、色褪せてくれなかったら、次の人にいけないじゃん。

ん?次の人に無理に行く必要なんてないのか?


そこでふっと、映画『いま、会いにゆきます』を思い出した。

巧にとって澪の記憶は、一生色褪せないだろう。

巧は心からそれを望んでいるし、その願いはきっと叶う。


さて、ボクをきりきり舞いさせた彼女の記憶は、果たして色褪せるんだろうか?

もうずいぶん会っていないが、いまのところ、まだ、まったく色褪せていない(笑)

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シェレールより愛をこめて [思いを馳せる]

ザヴィヌルのサイン入りレコードに関する記事ですでに気づかれていると思うが、ボクは、アーティスト本人のサイン入りレコードが好きだ。

確かに、自分でもらったわけでもないサインにあまり意味はないといえばない。

でも、サインがあるということは、少なくとも一度は、アーティスト本人がそのレコードを手に取ったことがあるということだし、そのいきさつに何か物語があったんじゃないかと想像するのが楽しいのである。

だから、このレコードをエサ箱に発見したときには歓喜した(笑)


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(サードアルバムにあたる"Affair"のUSオリジナル(Tabu Records OZ 44148)。)


昔からR&Bに関してはたまにつまみ食いする程度なので、シェレール(Cherrelle)のことは名前ぐらいしか知らなかったが、このジャケットの彼女はとてもキュートだ。

聴いてみると、いかにも80年代R&Bなのだが、悪くない。
特に、バラードを集めたSide2は、とてもボク好みだ。

って、そんなことより、サインの話である。

ネット検索しても彼女のサインの画像がまったくヒットしなかったので、ホンモノの画像と照合して鑑定することはできなかったのだが、どうやら水性ペンで書かれたらしく、ところどころかすれて消えかかっているところが、急にせがまれて?サインペンがなかったためにその場にあった適当なペンで書いたことを推測させ、それだけでもホンモノっぽい(笑)

しかも、このレコード、裏をめくるとこんな金スタンプが。


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つまり、プロモ盤である。

まぁ、中身は普通の盤なのだが、そもそもWLPが存在するのかどうかも不明なので、これでいいんだと思っておこう。


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(何故Side2なのかと言えば、さっきも書いたようにSide2が好きだからだ 笑)


さて、プロモ盤に急にせがまれてサインを書くってのは、どんな状況だろう?
関係者に、「できあがったから聴いてね~」って渡したら、「どうせだからサインしといてよ。」みたいな状況かなぁ?

そう思って、インナースリーブにお世話になった方々としてあげられている名前(かなり多くの名前があげられている)をチェックしてみたが、ドンピシャの名前はなかった(ヘアスタイリストにKarl Reidという名前はあるのだが、苗字だしReid違いだよねぇ、きっと)。

って、後半が"Love from Cherrelle"であることは間違いないと思うのだが、前半の"To"以下の名前は十分に判読できていないのである。
二段目は"Reid Ree"だと思うが、一段目は"Annah"?

サイン部分を拡大した画像を載せておくので、判読できた方は、ぜひお知らせくださいm(_ _)m


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とりあえず、Ree夫妻ってのは、シェレールが通っていたアットホームなレストランのオーナーとか、そんな感じかなぁとか妄想しているのだが、果たして真相は?(笑)

タグ:Cherrelle
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