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Paul Simon, Still Crazy After All These YearsのUSオリジナル [Simon & Garfunkel]

レコード・コレクターズ2021年2月号を買ってきた。


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まずはいつも通り『初盤道』を読む。
今回も、前回に引き続いて、ディスクユニオン新宿ロックレコードストア の山中店長がゲストなのだが、いやぁ何たる濃さ!
うちには旧ソ連盤なんて一枚もないので、ただひたすら、へ~・へ~・へ~と読むしかない。
完全にトリビアの泉状態である(笑)

レココレ2月号には、豪華執筆陣の『私の収穫 2020』も掲載されている。
百戦錬磨の執筆陣が「収穫」というだけあって、これまた、とんでもなく濃い!

ボクも対抗して、今日の記事は、「ボクの収穫 2020」にしようかと思ったのだが、あらためて考えてみれば、ボクなんぞが対抗できるはずもない。
それに、昨年のボクの一番の収穫は、ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)"A Day in the Life"のUSオリジナルMONO(A&M LP2001)のWLPで、これはすでに記事にしてしまっている。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2020-09-06

そりゃそうだ。
こういうブログをやっているわけだから、大きな収穫があれば報告しないわけがない。

そんなわけで、今月号の特集『この曲のドラムを聴け!』に紹介されている曲が収録されているレコードを一枚とりあげることにした。

101曲とりあげられているのだが、そのうちレコード棚に収録レコードを見つけることができたのが約半分。
特に理由もないのだが、『恋人と別れる50の方法』(50 Ways to Leave Your Lover)がむしょうに聴きたくなったので、これを引っ張り出した。


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ポール・サイモン(Paul Simon)が1975年10月25日にリリースしたアルバム"Still Crazy After All These Years"(邦題は『時の流れに』だった)である。

ジャケットは、アーティスト名とタイトル、それから写真部分が、エンボス加工されている。


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とりあえず、この段階でレイト決定ってことにはならなかった(笑)
写真を撮り忘れたけど、片面に楽曲ごとの参加ミュージシャン・クレジット、片面がブランクの厚紙インナースリーブ付き。

しかし、このレコード、確か、かなり売れたはずである。
テキトーに買ってたら、まぁ、普通は、コロンビアの二桁アルファベット・マトよね・・・

そう思いながら、おそるおそる送り溝を見ると、マトは3A/3Bである。
アルファベットの部分は文句ないが、数字の部分は3でいいのか?
ボクは慌ててDiscogsに飛んだのだが、どうやら3が初回で良さそうだ。
ホッ・・・

ホッとしたところで、あらためて、送り溝に、STERLING刻印とピットマン工場製造を示すP刻印を確認する。
うん、大丈夫だ。

確認が済んだところで、レコードをターンテーブルに載せる。
最初から聴いてもいいが、まず『恋人と別れる50の方法』をかけて、それから頭にもどって、最初から全部聴こう。
そう思って、A4に針を下ろした。


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特にドラムを意識して聴いたことなかったけど、スティーブ・ガッド(Steve Gadd)のこのドラム・パターン、確かにとても特徴的だなぁ。

タグ:PAUL SIMON
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4月になれば彼女は [Simon & Garfunkel]

サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)に『4月になれば彼女は』(April Come She Will)という歌がある。

4月になると、ボクは必ずこの歌を聴く。

本人は「歳より上に見られる」と言っていたが、ボクと話しているときの表情は「歳よりずっと幼くあどけなく見えた」ひとつの顔を思い浮かべながら。





この歌を聴いて彼女を思い浮かべるのには、理由が三つある。

一つは、彼女と出逢ったのが4月だったこと。
彼女のほうはそれよりずっと前からボクのことを知っていたらしいが、ボクが彼女を知ったのは4月だった。

一つは、彼女の誕生日が4月であること。
「4月になれば彼女は〇〇歳になる」な~んて思うんだな(笑)

一つは、彼女に最後に逢ったのが夏だったこと。
"August, die she must"
それは8月ではなく9月の始め頃だった気もするが、とても暑い夜だった。

"September I’ll remember"
その後は、思い出だけを食べて生きている(笑)


『4月になれば彼女は』は、サイモン&ガーファンクルが1966年1月17日にリリースしたセカンド・アルバム"Sounds of Silence"に収録されている。

CDも持っているが、ボクが聴くのは、USオリジナルのモノラル盤(Columbia CL 2469)だ。

特に新しい情報があるわけではないが、Discogs掲載の情報を整理しておこう。
(どこか間違いや勘違いがあったらご指摘ください。)


1966年リリースなので、初盤のレーベルは、MONOの両側に"360 SOUND"が入ったこのレーベルである。


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ステレオ盤も、MONOのかわりにSTEREOが入った同じ白文字のレーベルだが、モノラル盤のほうは翌1967年には"360 SOUND"のないMONOだけのレーベルになるのに対して、ステレオ盤のほうは70年まで"360 SOUND"の入った同じレーベルなので注意が必要である。


初盤のジャケットはこれだ。


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右上に、アーティスト名"SIMON & GARFUNKEL"(白文字)とタイトル"SOUNDS OF SILENCE"(青文字)が二行で表示されている。
その後わりとすぐに、これらアーティスト名とタイトルの文字が大きくなり、タイトルの方は青文字のまま2行表示になって、さらにその下に収録曲名が並べられたジャケットになる。
この表ジャケットでは、A6に収録されている曲の曲名表記は"ANGIE"だ。

さらに、1966年中に(つまりモノラル盤のレーベル変更以前に)に、タイトル文字が緑になり、収録曲表示の先頭に"I Am a Rock"をもってきて文字を大きくしたジャケットにかわる。
"I Am a Rock"は1966年5月にシングルカットされているから、そのヒットに合わせての変更だろう。
この表ジャケットから、A6に収録されている曲の曲名表記は"ANJI"にかわる。


裏ジャケットを見てみよう。


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初盤は下部の本来曲名とタイムが書かれるべく囲まれている部分がブランクだ。
このブランク部分に曲名とタイムが表記されたものは、アーティスト名とタイトルが二行表示の初盤ジャケットにもすでに存在する。
つまり、表側が初盤ジャケットでも、裏ジャケット下部がブランクになっていなければセカンド・ジャケットということになる。

裏ジャケットでは、初盤ではアート・ガーファンクルが持っているTiger Beat magazineが消されていないということが指摘されることがある。


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確かに、後にTiger Beat magazineは塗りつぶされて消されるのだが、それは1968年の初頭にA6に収録されている曲の曲名表記が"ANJI"に統一されて、裏ジャケット右側の曲名表記も"ANJI"になったときなので、Tiger Beat magazineが消されていたら、それは68年以降のプレスである。
消されていないのが初盤の特徴というより、消されていたら相当にレイトなのだ。

この点は、裏ジャケット右側のA6の曲名表記も同じである。


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初盤は”ANGIE"表記(作曲者名は初盤から正しくDavy Grahamと表記されている)だが、これは表ジャケットが1966年中に"ANJI"に変更された後もずっと"ANGIE"のままで、1968年初頭にようやく"ANJI"に変更される。

レーベル上も、A6の曲名が"ANGIE"から"ANJI"に変更されるのは1968年初頭だが、実はそれまで、レーベル上は作曲者がB. Janschとミスクレジットだったのでややこしい。


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"360 SOUND"のない1967年のモノラル盤のレーベル上でも"ANGIE - B. Jansch"となっているので、レーベル上で"ANJI - D.Graham"となっていたら、68年以降のプレスで間違いないと思う。

さて、最後の仕上げはマトである。
これまで書いてきた初盤条件を満たしていれば、1Aでも1Bでも1Cでも初盤でいいと思うが、やっぱり、両面1Aが気持ちいい(笑)


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両面1Aのピットマン・プレス(写真でもSide 1のマトの横にPが確認できると思う)。
通常盤としては完璧である。
(なにしろ、WLPとかテスト・プレスを持ってて当たり前みたいな人がまわりに多いので、わざわざ「通常盤としては」なんて条件をつけなきゃいけないのが悲しい 笑)

このレコード、モノラル盤はもちろんコロンビア・カーブなので、ちゃんとコロンビア・カーブで聴きましょう。


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