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Homecomings [ラジオデイズ]

THE TRAD@TOKYO FMの5月13日(木)放送分を聴いていたら、Homecomingsの『Here』という曲が流れた。
なんだかとても惹かれたので、YouTubeでMVを探して観た





MVの景色には雪が見えるし、冬の情景なのだが、流れている音楽は初夏の気持良い風を感じさせる。
これからの季節にぴったりだ。
あっ、いや、これから雨の季節に入るから、その後か。
今日があんまりにも初夏っぽかったから、これから梅雨だってこと、一瞬忘れちゃったよ(笑)

何度か繰り返し聴いていると、歌詞もなんとなく入ってくる。
なにしろHomecomings初体験なので、十分に消化できていないかもしれないが、光を追いかけた青春の日の記憶がふっとよぎって、少しキュンとした。
Homecomings、なかなか良いじゃないか。

ちゃんと聴いたことはなかったが、TLでたまに見かけたりしていたので、すでにかなり長いキャリアのあるバンドなのかと思っていたが(調べてみると2012年結成というからキャリアも長いことは長いのだが)、5月12日(水)にリリースされたアルバム『Moving Days』がメジャー・デビュー・アルバムということらしい。

とりあえず、サブスクで最新作『Moving Days』を一通り聴いてみた。
アルバムを通して、心地よい風が吹いている感じがした。
もうちょっと聴きこんでみよう。

来週木曜のTHE TRADには、Homecomingsがゲストで登場だとのこと。
ちょっと楽しみである。



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タグ:Homecomings
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疑惑のDEAD END [国内盤研究]

TLに誘われて、ゴダイゴの『DEAD END』(日本コロムビア YX-7192-AX)を引っ張り出した。

熱心なファンではないので、アルバムの内容について語るのは控えるが、手持ちのゴダイゴのアルバムの中では、この『DEAD END』がボクは一番好きかもしれない。


20210514-1.jpg


このレコードを手に入れたとき、レコード・ショップのエサ箱には、帯付き盤が二枚並んでいた。
ボクはその二枚を手に取り、帯の裏を見比べて、こちらを買った。


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もう一枚の帯の裏にはアルバム『MAGIC MONKEY(西遊記)』まで載っていたから、『ガンダーラ』『モンキーマジック』の大ヒットでブレイクした後にプレスされたレイトであることが明らかだった。
こちらの帯の裏に載っているのは、このレコード発売時点でリリースされていたアルバムのみだから、初回盤であるかはともかく、初期盤ではあるだろうと思って買ったのである。

このレコード購入時と違って、いまやボクにはPMの知識がある。
この時期の日本コロムビアのPMはレーベル内に刻印されていて、非常にみにくいが、がんばって確認すれば、プレス時期が特定できる。
「初期盤ではあるだろう」から「初回盤だった」ということになるかもしれない。

ボクは期待に胸を膨らませながら(笑)、レーベル内のPMを探した。

そして、見つけた・・・


     L-4


ボクは目を疑った。
だって、L-4てことは、1979年4月プレスなんである。
『DEAD END』のリリースは1977年11月25日だ。
初期盤どころか、1年半もレイトじゃないか。

少し冷静になったボクは、あらためて、送り溝の情報を確認する。

AX-358-259-2 A6
AX-358-260-2 C3

Side 1とSide 2のマザー/スタンパーの差が激しい。
発売から1年半後、しかもブレイク後のプレスとなれば、これはSide 1だけリカッティングされてるんじゃ?
聴感上も、Side 2のほうが鮮度が高い音に感じるもんなー

ここで、ハタと気づく。

うちにあるこのレコード、あの店で、あのレイト帯のかかったやつと、中身が入れ替わっちゃったんじゃ?

疑惑の『DEAD END』に打ちのめされた金曜の夜なのである(涙)

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André Previn And His Pals, West Side StoryのUSオリジナル(STEREO) [アナログ・コレクターの覚書]

最近ハマっていることの一つに、「トリオやカルテットのジャズ・コンボの演奏を、部屋を真っ暗にして聴く」というのがある。

照明を落としたほうがオーディオの音がよくなるというのもあるのだが、真っ暗にしたほうが、スピーカーの存在が完全に消えるのよね。

これが、トリオやカルテットのジャズ・コンボでは、実に気持ち良いのである。

そんなわけで、先日、TLに誘われて引っ張り出したこのレコードを、カートリッジをSPU-GTにして、真っ暗の部屋で堪能した。
アンドレ・プレヴィン(André Previn)が、シェリー・マン(Shelly Manne)、レッド・ミッチェル(Red Mitchell)とともに、トリオで吹き込んだ"West Side Story"のUSオリジナル(STEREO)(
Contemporary Records S7572)である。


20210513-1.jpg
(真っ暗なままでは写真が撮れないので、写真撮影時のみ、スポットライトをあてた。)


コンテンポラリー・レコードは、1958年のステレオ盤発売当初は、"STEREO RECORDS"なんてレーベル名でリリースしてたくらいステレオには力を入れていたので、ステレオ盤の音質には特筆すべきものがある。
("STEREO RECORDS"というレーベル名は短命で、S 7001からS 7030までしか出ていない。1960年にリリースされたプレヴィンのこのレコードも、レーベルデザインは"STEREO RECORDS"時代と同じく光沢のある黒地に金文字だが、レーベル名は"CONTEMPORARY REORDS"になっている。)

このレコードも、実に良い音だ。
SPU-GTがまた、濃厚にして繊細に、丁寧に溝に刻まれたステレオの音を再生してくれる。

送り溝に刻まれたマトリックスは、両面ともD1。


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とくにSide 1は、マスター番号がLKS 111なので、LKS111 D1と実に気持ち良い。
別に意味はないが(笑)

このレコードを手に入れたのは20年くらい前なのだが、ジャケットの中にこんなものが入っていたのには、今日まで気づかなかった。


20210513-3.jpg


雑誌から切り取ったもののようだが、記事の内容からして、どうやらこのレコードがリリースされた1960年頃に書かれたものらしい。
福田一郎さんて、1960年から音楽評論してたのね。

WIKIを見ると60年代末からの略歴しか載ってないなーと思ったら、「2003年9月4日、78歳没。洋楽評論のカリスマ的存在としてファンに親しまれ、52年間にわたる活動で日本の音楽界に大きな功績を残した。」との記載が。
78歳で52年の活動ってことは26歳から活動してたわけで、1925年生まれだから、60年どころか50年代から活動してたってことかぁ。

昔テレビでよくみかけた福田一郎さんのお顔、なんとなく思い出してしまったよ(笑)

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一本の短編映画を観たような・・・ [J-POP & J-ROCK]

さっき気づいたのだが、橋本愛バージョンの『木綿のハンカチーフ』、MVが制作されて、YouTubeで公開されていた。





説明欄の冒頭にあるように、ホント、「まるで、一本の短編映画を観た」みたいな感覚になるよね。

『木綿のハンカチーフ』のこの橋本愛バージョンは、おやすみプレイリストの中に入っていて、毎晩聴いている(4曲目なので、たどりつけないこともある 笑)のだが、そういや、10年前からおやすみプレイリストに入っている NIKIIEの『紫陽花』って曲のMVも、「まるで、一本の短編映画を観た」みたいな感覚になるものだった。

以前紹介したことがあるのだが、6年も前だったので、再度貼り付けてしまおう。





     ♪ あなたの青春時代を
     ♪ 彩る景色に何が見える?
     ♪ 移り行くこの街並みにも
     ♪ 私はあなたを忘れたりしない


なんだか、このフレーズがすごーく沁みる今日この頃なのである。

タグ:橋本愛 Nikiie
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Mads Vinding Trio, The Kingdom(Where nobody dies) [アナログ化を求ム!]

しつこいようだが(笑)、シルヴィア・ヴレタマー(Sylvia Vrethammar)の"Stardust & Sunshine"がすこぶる気に入ったのは、もちろんシルヴィアのボーカルも気に入ったのだが、なによりマッズ・ヴィンディング(Mads Vinding)のベースに魅了されたからである。

そんなわけで、気が向いたら、彼が参加したアルバムを探して、良さそうなのを手に入れたりしているのだが、Discogsによると、どうやら600以上のレコーディングに参加しているらしい。
主だったものを一通り聴くというだけでも、いったいどれだけの時間が必要なのか想像もつかない。

ボクの場合、聴いているジャンルはロックやポップス(J-ROCKやJ-POPを含む)がメインで、ときどきジャズ、ほんとにたまにクラシックという感じだから、マッズ・ヴィンディングを探す旅は、老後になっても続いていそうだ(笑)

さて、そんなマッズ・ヴィンディングのもっとも有名なアルバムといえば、彼がリーダーとなったトリオ名義の"The Kingdom(Where nobody dies)"のようだ。


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ピアノはエンリコ・ピエラヌンツィ(Enrico Pieranunzi)、ドラムはアレックス・リール(Alex Riel)、ヨーロッパ・ジャズには明るくないボクには、どのぐらいすごい人たちなのかはよくわからないが、演奏はすごい。

もう最初から最後まで素晴らしいが、タイトル曲"The Kingdom(Where nobody dies)"の美しさは筆舌に尽くしがたいし、そのあとに続くスタンダード"Someday My Prince Will Come"には度肝を抜かれた。
って、内容については、ボクなんかが語る必要もないよね(笑)

残念なのは、このアルバム、1997年リリースということもあって、CDしか出ていないことだ。
アナログ化を激しく希望するのである。

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