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GS通算100勝 [テニス]

月曜に開幕したウインブルドンだが、雨に祟られてスケジュール通りにゲームが消化できず、そのせいなのか、もともとなのか、錦織選手の一回戦は、大会3日目になる本日の第一試合になった。

相手のポピリン選手は芝には強そうなビッグサーバーだったが、まだまだ粗削りな部分も目立っていて(まぁ、調子も悪かったのかもしれない)、今日の錦織選手は調子も良かったので、まったく危なげないゲーム展開で安心して観ていられた。

結果は、2時間かからずに、3-0で錦織選手の勝利。
これで、錦織選手は、GS通算100勝を達成したんだそうで、これはもう凄いとしか言いようがない。
今年のウインブルドンも期待できそうである。

毎年、綺麗な芝のコートを見ていると思うのだが、一生に一度でいいから、芝のコートでプレイしてみたいなぁ。
「日本にも芝のコートってあるのかな?」と検索してみたら、なんと静岡県伊東市の川奈ホテルというところに芝のコートが二面あるんだそうで。

よし、いつか行くぞ。

タグ:錦織圭
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思いがけないVISITORS [国内盤研究]

「思いがけないVISITORS」と言っても、「まったく予想もしなかった来客があってムネがドキドキした」なーんて話ではない。

突然、昔愛した女性そっくりの女の子が現れて「あなたの娘です。」と告げられた、なーてドラマみたいな展開があったら嬉しいけど、品行方正だったボクには、あいにくまったく身に覚えがないのである(笑)

ボクにふさわしいのは、そんな色気のある話とはほど遠い、アナログ・レコードの話だ。

『VISITORS』(CBS/SONY 28・3H-123)といえば、佐野元春さんが1984年にリリースした4枚目のアルバムである。
当時はヒップホップなんてまったく知らなかったから、初めて聴いたときには、「なんだこれは?」と目が点になった。
しかし、新しいものを貪欲に取り入れて進化していくのは、いかにも佐野さんらしい。

まぁ、それでも、ボクにとっては愛聴盤になることはなかった一枚なのだが、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)がマスタリングしているので(ただし、送り溝にMASTERDISK刻印はあるもののRLのサインがないので、ラディック本人がカッティングしているのではないようだ)、見本盤が欲しいとは思っていた。

で、今回、見本盤を入手することができた。


20210629-2.jpg


これで、うちにある『VISITORS』は二枚になったのだが、今回手に入れた見本盤、ボクにはまったく思いがけないものだったのである。


20210629-1.jpg


なんとスタンパーがまったく同じだったのである。
送り溝に刻まれた情報は、もともと持っていた通常盤も今回手に入れた見本盤も、まったく同じで、下記のようなものだった(Bのみ手書きでカッティング・エンジニアのイニシャルを推測させるが詳細は不明)。

28-3H-123 A1 1 D 1 B MASTERDISK
28-3H-123 B1 1 E 5 B MASTERDISK

では、まったく同じ音だったかというと、やはり見本盤の方が良かった。
スタンパーが摩耗してない感じだ。

たまたま手許にある二枚の比較なので断定はできないのだが、見本盤プレス用には未使用のスタンパーが用意されるが、スタンパーがダメになるほど見本盤がプレスされることはないので、その後、通常盤のプレスの方にまわされる、ってことなんじゃないかと思う。

それにしても、手持ちの通常盤とまったく同じスタンパーでプレスされた見本盤が届くとは、思いがけなかったなぁ。

タグ:佐野元春
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不覚・・・ [SCANDAL]

スキャンダル(SCANDAL)の新曲『アイボリー』は、聴けば聴くほど沁みてくる。

     ♪ 全く意味のないことなんて無いと思う だけど
     ♪ 全部に意味をつけたところで 救われるわけでもないでしょ

このフレーズ、いいよねぇ。

世の中に起きるすべてのことに、意味を見つけようと思えば、たぶん見つけられる。
もともと、意味なんて、出来事そのものの性質ではなく、その出来事に人間が与えるものなんだから。

だからって、なんにでも意味を見つけようとすることは、それこそ無意味だ。
とことんまで考えて、意味を見つけなきゃいけないことは、実はそんなに多くない。
大切なのは、意味を見つけることで救われるかどうかだ。

ユウと生きる毎日の中で、ボクがずっと考え続けていたのは「障害を持つ子が生まれてくる意味」だった。
その答えに辿り着けたことで、ボクは救われた。
なーんて話は、前に書いたよね。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2016-10-26

で、いまのボクは、もどかしくも楽しく生きている。


『アイボリー』のCD、カップリングは弾き語りバージョンだというし、久しぶりに弾き語りカバーでもしてやろうかと、買ってみた。
Amazonのメガジャケ付き。


20210628.jpg


CDでちゃんと聴いてみると、後半でゴスペルみたいにコーラスが重層的になってくところも良い感じだよねぇ。

って、これ、すでにSOLD OUTだが、ビクターのオンライン・ストア限定で7インチのアナログが販売されてたのね。
不覚・・・
オフィシャル・サイトはちゃんとチェックしないとダメだねぇ。

タグ:Scandal
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HBD ばっさー&イザベル [ETC]

今朝、なんとなくつけていたテレビにばっさー(本田翼)が出ていて、本日6月27日が誕生日で、29歳になったのだとか。

ばっさーって、わりと好きな女優さんだけど、レコードを聴いてお祝いできないので、とりあえず「お誕生日おめでとー」と心の中でつぶやいて済ます(笑)

TLに教えてもらったのだが、6月27日は、フランスの女優イザベル・アジャーニ(Isabelle Adjani)も誕生日だそうで。
イザベルなら、レコードを聴いてお祝いできる。
ちなみに、Discogsによると、ボクの持っているのはセカンド・ジャケットのようだが、こっちのジャケットのほうが好きなので、これでいいのだ(笑)


20210627-5.jpg


収録されている全11曲はすべてセルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)の作曲で、うち5曲は作詞もセルジュ単独、残り6曲中5曲の作詞はセルジュとイザベルの共作で、1曲イザベル単独で作詞したものがある。
1983年リリースだから、彼女が28歳のときの作品だ。
つまり、いまのばっさーとだいたい同じくらいの年齢なのかぁ・・・

このレコード、A1を朝に聴くと、片言の日本語で「おはよー」と言われている気になって楽しいよ(笑)
Spotifyでも聴けるので、興味のある方はどうぞ。




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ケイト・ブッシュ『ミステリー(ケイト・ブッシュ・オン・ステージ)』 [国内盤研究]

思いっきり梅雨空となった日曜の昼下がり、何日か前にTLに出ていたなぁとふっと思い出して、ケイト・ブッシュ(Kate Bush)の『ミステリー(ケイト・ブッシュ・オン・ステージ)』(東芝EMI EMS-10001)を棚から取り出し、ターンテーブルに載せる。


20210627-1.jpg


79年のヨーロッパ・ツアーから選曲された4曲を収録したこのレコード、英本国では7インチEP(33 1/3回転)でリリースされたので、12インチ(45回転)の日本盤のほうが音質的に有利だ。
うん、良い音だ。
悪くない。

なんとなく気になって送り溝を見る。
(悪いクセだ。しかし、後述のように、今回は、このクセのおかげで命拾い(大袈裟だっちゅうの)した。)

マトは、次の通り。

Side 1:MIEP-2991-A 2S2 2
Side 2:EMIEP-2991-B 1S 3

Side 2の末尾1S 3はいかにも初回盤ぽいが、Side 1の末尾2S2 2は微妙だし、なによりSide 2のマト先頭のE消しが気になる。
Side 1のマト先頭にE消しがないことからすると、Side 1のマト2はSide 2のマト1とは同時に切られたものではない可能性が高い。
Side 2のマト1がカッティングされた段階では、プリフィックスをEMIEPだと勘違いしていたが、Side 1のマト2がカッティングされた段階では、勘違いに気づいていて、ちゃんとMIEPと刻印しているわけで、両者の間には時間差があることは確かだ。
この時間差が僅かなのか、ある程度大きなものなのかが問題である。

そこで確認すべきはPMだ。
プレス年月が特定できるからである。
このレコードのPMを確認すると、9-Xとなっていた。
すなわち、79年10月プレスということになる。
このレコードの発売日が79年10月の末か11月であれば、うちの盤も初回盤ということだ。

さっそく発売日を確認しようとネット検索してみたが、見つからない。
英本国でのEPの発売が79年8月31日だというのはわかったが、日本盤の発売日がわからない。

ここで、ふと思いついた。
確か東芝EMIの見本盤のレーベルには、発売日が印刷されていたはずだ。
見本盤レーベルを画像検索すれば発売日がわかるんじゃ?

正解である。
検索して見つけた見本盤のレーベル画像で、日本盤の発売日は10月5日と特定できた。

しかし、10月5日ということは、初回盤のプレスは9月には行われているわけで、初回盤のPMは9-9のはずである。
残念ながら、PM9-Xのうちの盤は発売日当月プレスであって、初回プレスではないということだ。

やっぱりなー
どう考えても、E消しがないのは怪しいもんなー
この際、見本盤でも買うかなー

なーんて考えていたら、ふと思い出した。
このレコード、20年くらい前には、紙ジャケ探検隊(たぶん)に「トレードに使えるよ」って言われて、状態の良さそうなのが安く出ているのを見つけたときには買ってたんだった。
12インチの音質的有利さにくわえて、日本盤は見開きインサートが、ミニポスターのようになっているので、海外でも人気があるって話だったかと思う。


20210627-2.jpg


UKオリジナルEPの初回盤はジャケットが見開きで、その内ジャケットに使用された写真が日本盤の見開きインサートに使われていて、確かに、ライブの臨場感を伝えるミニポスターとして魅力的だった。

そんなわけで安くて状態の良いのを見つけるたびに買っていたのだが、結局トレードに使うなんてことはなかったので、何枚もだぶってるのがあったはずだ。
で、処分予定のものを放り込んであるダンボールを漁ってみたら、3枚出てきた。
つまり、うちには合計4枚あったわけだ。


20210627-3.jpg


まるで宝くじの当選番号を確認するように、送り溝を丁寧に確認する。

PM:9-X
Side 1:MIEP-2991-A 2S2 7
Side 2:EMIEP-2991-B 1S 8

ちぇっ、ダメじゃん・・・

PM:9-9
Side 1:EMIEP-2991-A 1S 3
Side 2:EMIEP-2991-B 1S 10

おぉ!
Side 2のスタンパーが10まで進んでいるのが気になるが、それでも、79年9月プレスで、両面E消しのマト1だ。
とりあえず、アタリで良いと思う。

3枚目は帯にシールの剥がし痕があったので、あまり期待しないで中を見たのだが・・・


20210627-4.jpg


あら?
ボクってば、見本盤持ってたのね。
それを、処分予定盤用ダンボールに放り込んじゃうなんてダメダメじゃん・・・
でも、気づいてよかったー

しかし、この盤の送り溝を見ると・・・

PM:9-9
Side 1:EMIEP-2991-A 1S 14
Side 2:EMIEP-2991-B 1S 13

79年9月プレスで、両面E消しのマト1なのは当然として、スタンパーが14/13てなにさ?
これはやっぱり、予約殺到のために通常盤先行でプレスされたせいなんだろうなー

でも、そうだとすると、79年10月の発売日当月プレス盤のSide 2がマト1で一桁スタンパーというのが解せないのよね。
うまく説明できる仮説も思い浮かばず・・・
これは宿題かなぁ。

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