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同世代ならわかる?~RCサクセション『RHAPSODY』の初回盤 [国内盤研究]

<紙ジャケ探検隊が、初回帯をお土産にもってきてくれたので、追記しました。>(2024年5月5日)

さて、考レコ学クイズ20の解答編である。

1980年6月5日にリリースされたRCサクセション『RHAPSODY』(Kitty Records 28MK 0001)のファースト・プレスとセカンド・プレスの違いはどこにあるのか?


20240503-03.jpg


画像を見ると、RCサクセションの文字の色味が違う。
特色使用なので、退色とかではなく、実際少し違うのかもしれないが、そんな微妙な違いよりも、もっとはっきりした違いがある。

おっと、その前に、X(旧Twitter)で紙ジャケ探検隊から情報提供があって、うちの通常盤はセカンド・プレスではなく、サード・プレスといったほうがいいらしいので、その点を説明しておこう。

どうやらSUMMER SENSATIONロゴが印刷された帯が存在するというのだ。

このロゴである。


20240503-05.jpg


これは、高中正義『T-WAVE』の初回盤(40000枚限定の青盤)帯のものだ。
『T-WAVE』は『RHAPSODY』の数日前にリリースされているから、『RHAPSODY』の初回盤帯にも、当然、このSUMMER SENSATIONロゴは印刷されていたということになる。

mat-mat-matさんからの情報提供で、PMがF0の盤(1980年6月プレス)に付属の帯がSUMMER SENSATIONロゴ付きであることも確認できた。

うちの通常盤に付属の帯には、SUMMER SENSATIONロゴは印刷されていない(初回帯は、RCサクセションのクの向かって左側にSUMMER SENSATIONロゴが印刷されている)。


20240503-06.jpg


したがって、ファースト・プレスは、SUMMER SENSATIONロゴ帯付き、セカンド・プレスは、中身は同じだが帯からSUMMER SENSATIONロゴが消えたものということになり、うちの1982年プレスの通常盤は、サード・プレスということになる。


<以下、赤字部分は、2024年5月5日追記>
今日、探検隊がうちに遊びに来てくれたのだが、初回帯は帯だけ持ってる状態だからとお土産に持ってきてくれたので、見本盤に装着して大事に保存するのである。
いつもありがとー(感涙)


20240503-07.jpg


見ての通り、向かって右側が初回帯で、クの向かって左側にSUMMER SENSATIONロゴが印刷されている。

Kossさんからご指摘いただいたように、裏側も違っていて、初回帯は、SUMMER SENSATIONキャンペーンのアンケート用紙になっている。


20240503-08.jpg


セカンド帯の裏側はRCのディスコグラフィーだ。

SUMMER SENSATIONキャンペーンは、抽選で100名にCASIOのデジタル・ウォッチが当たるというものだったのだが、どのぐらいの人が応募したんだろう?
応募した人が多かったら初回帯の残存数って少なそうだよね。

それから、初回帯を装着してみて、帯とジャケットで文字色がちゃんと揃っているので、ファースト・ジャケットとセカンド・ジャケットの文字の色味の違いについても、退色とかではなく、最初から違っていたということを確信した。


ってことで、問題はファースト・プレスとサード・プレスの違いがどこにあるのかだが、セカンド・プレスも帯以外はファースト・プレスと同じだし、サード・プレスとの違いはジャケットにあるので、クイズは、ファースト・ジャケットとセカンド・ジャケットの違いを問うもの、ということになる。

ヒントは、「同世代ならわかりそう」である。

1980年、レコード業界にとって大きな出来事があった。
その出来事は、ボクたちの日常に大きく関わるものだった。

そう、レンタル・レコード店の出現である。
1980年に大学生が始めたレコードのレンタル・サービスというビジネスは、瞬く間に日本中に広がり、レコード業界は対応を余儀なくされたのであった。

ってことで、ファースト・ジャケットとセカンド・ジャケットの違いである。
裏ジャケットの下部に、セカンド・ジャケットでは、こんな一行が追加されているのだ。


20240503-04.jpg
(もちろん、上がファースト・ジャケットで下がセカンド・ジャケット。)


「このレコードを賃貸業に使用することを禁じます。また無断でテープその他に録音することは法律で禁じられています。」

ところで、この一行、いつ追加されたんでしょうね?

セカンド・ジャケットに入っている盤で、うちの盤より若いPM(つまり、G2より若いPM)のものを見つけた方はぜひご一報を。

探検隊からの情報で、日本レコード協会規格 RIS 306「オーディオカセットテープレコードの表示事項及び表示方法」の制定が1980年7月25日だった、ということが判明した。
これだけ迅速に対応するというのは、当時の業界の危機感は相当なものだったのだろう。
ってことで、「このレコードを賃貸業に使用することを禁じます。・・・」という一行は、かなり速やかに追記されたのかもしれない。

コメント(2) 

コメント 2

Koss

想也さん 確かにレンタルレコード店の出現した頃ですね。
衝撃でした、おかげで色んな音が聴くことができました。

私の裏ジャケには「このレコードを賃貸業に使用することを禁じます」のくだりはありませんでした。またSUMMER SENSATIONロゴが印刷されていました

いやはや1枚のレコードや帯から時代背景やその他もろもろのことが浮かぶってなんだかおもしろいですね

楽しい記事ありがとうございます
by Koss (2024-05-04 16:16) 

想也

Kossさん

Kossさんのは間違いなく初回盤ですね(^_−)−☆

おっしゃる通り、レコードから浮かび上がる時代背景に思いを馳せるのは、とても楽しい時間です。

by 想也 (2024-05-04 23:46) 

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