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André Previn And His Pals, West Side StoryのUSオリジナル(STEREO) [アナログ・コレクターの覚書]

最近ハマっていることの一つに、「トリオやカルテットのジャズ・コンボの演奏を、部屋を真っ暗にして聴く」というのがある。

照明を落としたほうがオーディオの音がよくなるというのもあるのだが、真っ暗にしたほうが、スピーカーの存在が完全に消えるのよね。

これが、トリオやカルテットのジャズ・コンボでは、実に気持ち良いのである。

そんなわけで、先日、TLに誘われて引っ張り出したこのレコードを、カートリッジをSPU-GTにして、真っ暗の部屋で堪能した。
アンドレ・プレヴィン(André Previn)が、シェリー・マン(Shelly Manne)、レッド・ミッチェル(Red Mitchell)とともに、トリオで吹き込んだ"West Side Story"のUSオリジナル(STEREO)(
Contemporary Records S7572)である。


20210513-1.jpg
(真っ暗なままでは写真が撮れないので、写真撮影時のみ、スポットライトをあてた。)


コンテンポラリー・レコードは、1958年のステレオ盤発売当初は、"STEREO RECORDS"なんてレーベル名でリリースしてたくらいステレオには力を入れていたので、ステレオ盤の音質には特筆すべきものがある。
("STEREO RECORDS"というレーベル名は短命で、S 7001からS 7030までしか出ていない。1960年にリリースされたプレヴィンのこのレコードも、レーベルデザインは"STEREO RECORDS"時代と同じく光沢のある黒地に金文字だが、レーベル名は"CONTEMPORARY REORDS"になっている。)

このレコードも、実に良い音だ。
SPU-GTがまた、濃厚にして繊細に、丁寧に溝に刻まれたステレオの音を再生してくれる。

送り溝に刻まれたマトリックスは、両面ともD1。


20210513-2.jpg


とくにSide 1は、マスター番号がLKS 111なので、LKS111 D1と実に気持ち良い。
別に意味はないが(笑)

このレコードを手に入れたのは20年くらい前なのだが、ジャケットの中にこんなものが入っていたのには、今日まで気づかなかった。


20210513-3.jpg


雑誌から切り取ったもののようだが、記事の内容からして、どうやらこのレコードがリリースされた1960年頃に書かれたものらしい。
福田一郎さんて、1960年から音楽評論してたのね。

WIKIを見ると60年代末からの略歴しか載ってないなーと思ったら、「2003年9月4日、78歳没。洋楽評論のカリスマ的存在としてファンに親しまれ、52年間にわたる活動で日本の音楽界に大きな功績を残した。」との記載が。
78歳で52年の活動ってことは26歳から活動してたわけで、1925年生まれだから、60年どころか50年代から活動してたってことかぁ。

昔テレビでよくみかけた福田一郎さんのお顔、なんとなく思い出してしまったよ(笑)

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