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Hannah James & Sam Sweeney [TRAD]

TLで見てちょっと気になったミュージシャンがいたので、Apple Musicで聴いてみたのだが、そのミュージシャンは「まぁ悪くないよね」って程度だったものの、アルバムの再生が終わった後にApple Musicがおススメしてきたミュージシャンには、なんだか妙に惹かれてしまった。

それは、ヴァイオリンでトラッドを弾きまくるインストルメンタルで、ミュージシャン名を確認すると、サム・スウィーニー(Sam Sweeney)とある。

なんとなくYouTubeで検索していくつか動画を観てみたのだが、ハナ・ジェイムス(Hannah James)というアコーディオン奏者&シンガーの女性とのこのライブ動画がすこぶる気に入ってしまった。





なんだかサムよりハナが気になるぞ(笑)

ってことで、再びApple Musicに戻ってハナ名義のアルバム”The Woman and Her Words”を聴いてみると、これが実に良いんだな(ハナとサム名義のアルバムも存在するのだがApple Music上にはなかった)。
ってことで、メモしておくのである。

今日はなんだか今どきの若者みたいな音楽の聴き方しちゃったな。
あっ、でも、今どきの若者は、こういうトラッド系の音楽はあんまり聴かないか(笑)

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キャンセルはお早目に [ETC]

失敗談を話すのは恥ずかしいのだが、ボクが話すことで、このブログを読んでくださっている方々は同じ失敗を回避できるかもしれない。

ってことで、この記事を書いているのだが、まぁ、そんな大した話でもなく、ただのマヌケ話だ(笑)

しばらく前から、ジョージの"All Things Must Pass"50周年記念ボックスその他のHMVへの発注がらみで、いろいろ失敗記事を載せていたが、最後に大マヌケの大失敗をしてしまったのである。

これまでの経緯については、もう一度話すのも面倒なので、下記記事を見てくださいませ。

「All Things Must Passが届かない」 https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-09
「いつまで待つか」 https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-22
「あと二日待てばよかった・・・」 https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-28

で、結局、8月27日に"All Things Must Pass"50周年記念ボックスなど、ハミルのアナログともう一点未入荷のCD以外の品物は発送してもらったわけだが、28日にハミルのアナログが「商品入荷済み」になったのに、すぐに未入荷CDをキャンセルして送ってもらうことはしなかった。

キャンセルすれば、まとめ買い割引きが無効になって、CDが一枚手に入らないうえに、商品代金が1000円ほど高くなる。
それに、もともと9月16日出荷予定だったので、別に急がないし、それまで待って未入荷なら、その時点でキャンセルして、ハミルのアナログだけ送ってもらえばいいやと思ったのである。

で、実際にそうしたのだが、これが大失敗だった。

未入荷CDをキャンセルしてハミルのアナログを発送してもらった時点で、すべても取引が完了したのだが、30%分のスペシャルクーポンがつかない。
何かの手違いかと思って問い合わせたら、「2021/8/31(火)までに出荷されていることがキャンペーン適用の条件」だったからクーポンはつかないという返事がきた。

「あーなんか、そんなこと書いてあった気もするなー」と思ったが、そうだとしても、ほとんどの商品は8月27日に出荷されているから、その分だけはクーポンがつかなきゃおかしいだろう。
やっぱり手違いだと思って再度問い合わせようと思ったのだが、念のために、過去のキャンペーンのページを確認してみると・・・

「出荷された対象商品と、手配不可などの理由でキャンセルとなった対象商品の合計金額が1万円以上で、かつ2021/8/31(火)の時点でキャンセルとなった商品以外のすべての商品が出荷されている場合
(強調はボクがした。)

なんと、キャンセルしたもの以外のすべての商品の出荷が完了していなければ、クーポンはつかないのだ。

なんたる失敗!

8月28日にハミルのアナログが入荷した時点で、未入荷CDをキャンセルして発送してもらっていれば、その時点で取引完了となって、1000円ほど請求額はあがるが、7500円ほど(25000円の30%)のクーポンはついたはずなのに・・・

このクーポンを利用して買おうと思ってたものがあるんだけどな・・・(涙)


みなさん、ホント、キャンセルはお早目に。


あらためて考えてみると、最初の注文の時点で、「入荷日未定」品が混じっていたために、出荷予定日が二か月後の9月16日になってしまったのが、ボクの失敗の一番の原因だった気がする。
予定通りの出荷なら、ポイントはつかないのだ。
出荷予定日を見て、最悪9月16日までは待たないといけない気になっていたが、ポイント目当てでHMVに発注したわけだから、そもそもそんな注文をしてはいけなかったのだ。

ポイント目当ての場合は、入荷が遅れそうなものはなるべく含めないようにする、「入荷日未定」品は絶対に混ぜないようにする、というのがHMVで買い物をするときの鉄則だと、ボクは肝に銘じたのであった。

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Tommy Flanagan, Giant Steps (In Memory Of John Coltrane) [アナログ・コレクターの覚書]

9月16日、ジャズ・ベーシストのジョージ・ムラーツ(George Mraz)が亡くなった。
夥しい作品に参加している巨匠だが、ジャズについてはボクはとても偏った聴き方をしているので、彼が参加した作品ですぐに思い浮かぶのはこのレコードしかない。


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トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)が1982年にリリースしたピアノ・トリオ作品"Giant Steps (In Memory Of John Coltrane)"である(ドラムはアル・フォスター(Al Foster))。

「コルトレーンとオリジナルの"Giant Seps"を録音したときには、納得のいく演奏ができなかったトミー・フラナガンが、リベンジで録音した」とか言われているが、全6曲中5曲が"Giant Seps"からの曲(残り1曲ももちろんコルトレーンの曲)というこのアルバム、とにかく素晴らしい演奏である。
ジョージ・ムラーツのベースもとても良い。

で、今夜はずっとこれを聴いていたのだが、一応Discogsをチェックしてみたところ、いやーなことに気づいてしまった。

うちにあるのはドイツ盤(Enja 4022)なのだが、Discogsには二種類のドイツ盤が登録されているのである。
しかし、どちらがオリジナルなのかは、はっきりと書かれていない。

二種類というのは、Bellaphon(Sound-Service Bellaphon International)配給のものとそうでないものだ。
確か、Enja RecordsってBellaphon配給で1983年ごろから一時的に他の配給になったんじゃなかったっけ?
ってことは、Bellaphon配給がオリジナルで、そうでないのが再発?


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うちのはBellaphon配給ではない(Bellaphon配給盤はレーベルの下部中央にDistributed by Bellaphonロゴの記載がある)。
ってことは、うちのは再発なのか?

しかし、うちの盤、もう一つ気になることがある。
そう、GEMAの記載がないんである。

落ち着いてもうちょっと調べてみると、確かに、Enjaの配給は1983年頃に一時的にBellaphonから別の会社に移るが、それはTISだ。
うちのはTIS配給ではなく、Polygram配給である。

それに、Enja Recordsの住所は、1983年には"Nymphenburger Str. 209"から"Frundsbergstr. 36"に移る(DiscogsのEnja Recordsの項目のところでは住所変更が86?となっているが、トミー・フラナガンの83年のアルバム"THELONICA"(Enja 4052)の住所表記がすでに"Frundsbergstr. 36"なので、住所変更は83年で間違いないと思う)のだが、うちのPolygram配給盤の住所は"Nymphenburger Str. 209"になっている。


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どうにも再発とは考えにくいのである。
GEMAがないことも合わせて考えてみると、再発ではなく、輸出用だったんじゃないだろうか。
Bellaphonに配給権がない国への輸出用として、Polygram配給盤が製造されたと考えると辻褄が合う。

そう思いついてよく見ると、裏ジャケ下部には、"Marketed by Polygram Classics, Inc., 137 West 55th St New York, N.Y. 10019."という記載もある。
これって、US市場向け輸出盤てことなんじゃ?

しかし、Bellaphon配給盤もPolygram配給盤もどちらもドイツ盤でありながら、別々に製造されたようだ。
うちのPolygram配給盤は、送り溝に320の刻印もあるし、PRS(PolyGram Record Service GmbH)でカッティングからプレスまで行われたことは間違いない(ジャケットにPRS HANNOVERのスタンプもある)。
Bellaphon配給盤のほうは、Discogs情報を見る限り、どうやらPRS製造ではなさそうだ。

こういう場合、Enja Recordsはドイツの会社だから、オリジナルはBellaphon配給盤ということになるんだろうな。
ってことは、うちのはオリジナルじゃないってことかー
ドイツ・オリジナルだと思って買ったんだけどな・・・

まぁ、でも、同時期に同じ国で製造されているレコードだし、音の良し悪しに関しては、必ずしもオリジナルが優位とも限らない。
実際、うちのPRS製造盤、素晴らしい音で鳴る。

とはいえ、Bellaphon配給のオリジナルも気になるなぁ・・・

R.I.P.

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トパーズ色の街 [風]

大久保一久さんの曲でボクが一番好きなのが『トパーズ色の街』だ。

ちょうどいまの季節にピッタリということもあって、昨夜は、『海風』の繰り返し再生から、そのうち『トパーズ色の街』にだけ繰り返し針を下ろしていた。

一曲にだけ繰り返し針を下ろすのはかなり面倒なのだが、その面倒さも追悼の儀式めいていて、苦にはならなかった。


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「トパーズ色」という表現が、キラキラした夏の名残を少しだけ含みながら、紫外線が弱まって淡くなった陽の光に照らされた感じを、とてもうまく表していて、夏と秋が交差する季節のどこか切なさを漂わせた街並みが、自ずと思い浮かぶよね。


     ♪ 今ではトパーズ色の街が
     ♪ 誰かを淋しくさせてしまう


夏の出来事が思い出になってしまった人は、みんな「誰か」なわけで、当然「僕」も淋しくさせられてしまうんだな。


     ♪ 秋だと云うのに街は
     ♪ いまだ夏のかおりを残しているから
     ♪ 僕はあの娘思い出してしまうのさ


大して記憶に残らないひと夏の恋もあれば、永遠に忘れられない夏の出来事もある。

ボクにも、夏の終りの忘れられない出来事が、なんだか蘇ってきてしまったよ。

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海風 [風]

大久保一久さんが亡くなった。
9月12日のことらしい。

大久保さんの訃報に接して伊勢正三さんが出したコメントの中に、こんな一節がある。


  久保ヤンのやさしさがなかったら、「風」は存在せず、
  僕はただの孤独な男に過ぎなかったのです。


大久保さんの包み込むような優しさは、レコードを聴いていても伝わってくるよ・・・

今夜は、初めて買った風のレコード『海風』を繰り返し聴いている。


20210916.jpg


中学生のとき一番聴いたレコードかもしれない。

ロサンジェルス録音で、マスタリング&カッティングはArtisan Sound Recorders。
西海岸のAORの音である。

素晴らしい音が部屋中を満たす。


大久保一久さん、心からご冥福をお祈りいたします。

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