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どこにいてもおなじさ [ハンバートハンバート]

9月28日(月)のTHE TRAD@TOKYO FMの午後4時台、ENTERTAINMENT MAPのゲストは、夫婦デュオのハンバートハンバートだった。

前にも書いたことがあるように、ボクはとくに彼らのファンというわけではないのだが、『おなじ話』という曲はものすごく好きなんである。
そんな彼らがゲストなので、とても興味深く聴いていたのだが、生演奏で披露された『どこにいてもおなじさ』という新曲は、『おなじ話』とも(歌詞的には違うが)曲調が似ていて、実に良い。

YouTubeにMVがあったので貼り付けておこう。





「これはお二人のことだよね?」という稲垣吾郎さんのツッコミに、「そうとっていただいてもかまいません。」という良成さん。
「佐藤良成さん作詞作曲ですから、遊穂さんへのラブレター?」という吉田明世さんのツッコミには、遊穂さんが「そうだと思ってます。」と即答。
いやぁ、いいよねぇ。
まさに理想の夫婦だよ。
吾郎さんじゃないけど、ホント、こんな風に思える人と出逢いたいよねぇ。

ボク的には、斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』とか、the pillows(ザ・ピロウズ)の『ストレンジカメレオン』とか弾き語りするのを、微笑みながら聴いてくれる人がいれば、人生それだけで勝ち組だと思っているが、現実は、一生負け組なんだろうな・・・

『どこにいてもおなじさ』は、9月8日にリリースされた『FOLK 3』に収録されている。


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一瞬買おうかなぁと思ったのだが、Apple Musicでハイレゾ・ロスレスで聴けるのよね・・・
アナログだとかなり食指が動くんだけどなぁ。


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遊佐未森『空耳の丘』初アナログ化 [Bernie Grundman(BG)の仕事]

遊佐未森さんが1988年にリリースしたセカンド・アルバム『空耳の丘』が初めてアナログ化された。

彼女のアルバムは、初期の数枚をCDで持っているだけなので、ファンというのは烏滸がましいのだが、『空耳の丘』はホント大好きだった。
当時、CDをダビングしたカセットが常に車に積んであって(当時すでにカーステもCDが聴けるものに移行しつつあったが、ボクの車のカーステはカセットしか聴けなかった 笑)、それこそテープがのびるまで繰り返し聴いた。
お天気の良い日に車を運転しながら聴くと、実に気持ち良いんだな。

そんな思い入れのあるアルバムが初アナログ化されるというので、早速買ってみた。


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ジャケットには、当時のCDとは別テイクの写真が使われているが、ブックレットの表紙の方は、当時のCDのジャケットと同じだ。

ブックレットは、Amazonの宣伝文句にはLPサイズと謳っているが、正確には10インチサイズである。

ジャケットは見開きで、内側はこんな感じ。


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2種類のオリジナルカードが封入されているのも嬉しい。


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レーベルもA面とB面で色を変えるというこだわりである。


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送り溝を見ると、しっかりとBGというサインが刻まれている。


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そう、名匠バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)のカッティングなのである。

特設サイトに掲載されている元EPICソニー制作担当の福岡智彦さんのコメントによると、このアルバム、DATマスターだったとのこと。
DATって確か16bit/48kHzのリニアPCMだったよねぇ。
それじゃ、アナログ化と言っても知れたもんかなぁと思いきや、これがかなりビックリな音がする。

確かに、こまかく聴いていけばDATマスターの限界を感じるようなところもないわけではないが、圧倒的に存在感のある音が気持ちよく迫ってくるので、ボクはまったく気にならない。
福岡さんの言葉を借りれば、「アナログらしいナチュラルな音で、まるでこちらが本家だよと言わんばかりの、堂々とした感じで鳴って」いるんである。

このアナログ盤は、何もかもが所有欲を駆り立てる、愛に溢れた再発だと思う。

完全生産限定盤だが、Amazonでは残り僅かにもなっていないので、慌てなくても買えると思うけど、このアルバムが好きな人は、買い逃したら一生後悔すると思うよ(大袈裟だっちゅうの 笑)。



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タグ:遊佐未森
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辻香織『カオリバー』 [ラジオデイズ]

9月26日放送のロック大陸漫遊記@TOKYO FMは、【クセになる面白ソングで漫遊記part.4】。
ボウイ(David Bowie)の"It's No Game (Pt.1)"をここに混ぜないで欲しいなーとは思ったが、まぁ、なかなか楽しめるプログラムだった。

一番の収穫は、辻香織さんの『カオリバー』。





まったく知らない人だけど、サイコーじゃないか(笑)

埋め込まれてる昭和歌謡の数々は、ボクには全部わかったという自信はないが、草野さんじゃないけど、サビは思わず口ずさんじゃうよね(笑)


     ♪ 君とよ 酒をよ カオリバー




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この声で [室田夏海]

室田夏海ちゃんが2年以上前に作った『この声で』という弾き語りのミニ・アルバムがあるというので買ってみた。


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各曲に秀逸なアレンジが施された『そばにいなくても かわらないものがある』も素晴らしいが、ボクは、弾き語りには特別に惹かれるものがあるのだ。
まぁ、自分がやっていたということが大きいのだが(笑)

このミニ・アルバム、サブスクには置いてないし、収録楽曲も『そばにいなくても かわらないものがある』とは『もや』しか重なりがない(まぁ重なっててもアレンジ・バージョンと弾き語りバージョンじゃ全然違うからいいんだけど)し、たった500円だし、これはもう買うしかないじゃないか。

YouTubeにトレーラーが置いてあるので、貼り付けておこう。





あと、ラストにおさめられた『ただいま』という曲がリード曲だったらしく、MVも作られている。





やっぱり、弾き語りは沁みるよねぇ。


     ♪ あちこちに散らばった思い出を集めて
     ♪ あの日に帰ろう あの日に帰ろう


あの日に帰って、ボクもまた、ギターをひっぱり出そうかなぁ。

タグ:室田夏海
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新たな情況証拠発見 [アナログ・コレクターの覚書]

「RI工場はいつアトランティックのメイン工場になったのか?」という昨日の記事では、RI工場がアトランティックのメイン工場になった時点で三連アルファベット・マトが現れるとすると、それは1971年6月頃なんじゃないか、というのが一応の仮説だった。

情況証拠は、オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)の”At Fillmore East"とELPの"Tarkus"だけだったので、他に何かないかなぁと考えていたら、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)が思い浮かんだ。

アトランティックといえば、アレサである。

調査内容的にリリース年月日がわからないと役に立たないのだが、70年代初頭にリリースされたアルバムのリリース年月日となると、よほどのビックネームでなければ、簡単にはわからない。
アレサなら、わかりそうじゃないか。

で、早速、1971年6月頃にリリースされたアレサのレコードがないかと探してみると、5月19日に”Aretha Live at Fillmore West”がリリースされているじゃないか。

ビンゴ!

前にもちょっと書いたことがあるが、ボクがソウル系の音楽を聴くようになったのはCD時代に入ってからなので、レコードはほとんど持っていない。

アレサが亡くなった3年ほど前に、ボチボチとエイジド感のあるやつを安く見つけて集めようと思い立ったのだが、その後コロナ禍で思うようにレコード屋に行けなかったので、ほとんど増えていない。

ってことで、アレサのレコードはうちの棚にはほとんどないので、Discogsで調査したのだが、さすがアレサである。
RI工場プレスの初回盤の情報がしっかり登録されていた。

その登録情報によると、RI工場プレスの初回盤のマトは末尾C/D(Side 1がCでSide 2がDの意味)で、三連アルファベット・マトではない(kaori EさんがWLPをお持ちだったので、現物で確認させていただいた。間違いなく三連マトではなかった)
6月頃に三連アルファベット・マトが登場するのなら、5月19日リリースのこのレコードの初回盤は、当然三連アルファベット・マトでなくてよい。

興味深かったのは、なぜかSide 2の情報だけだが、FFFというマト末尾情報が登録されていたことだ。
これは、おそらく、追加プレスのためにFマトの追加カッティングが行われたが、その時点ではすでにRI工場はアトランティックのメイン工場になっていて、三連アルファベット・マトになっていたということだろう。

ってことで、1971年6月説の情況証拠が一つ追加されたのでありました。

このライブ・アルバムは名盤だし、ぜひUSオリジナルが欲しいが、初回盤を探すならマト末尾C/Dのを探さないといけないってことよね。
あっ、でも、RI工場プレスじゃなくて、PR工場プレスとかMO工場プレスを探したほうがいいのか(笑)

曇り空の広がる日曜の午後、せっかくなので、CDを引っ張り出して聴いてみる。


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うん。
実に良いライブ・アルバムだ。

ボックスに入っているのは、二枚組のデラックス・エディションなので、音源的には二倍楽しめるのだが、やっぱりこのアルバムはアナログで聴きたいなぁ。



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タグ:Aretha Franklin
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