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アヤシールド [アナログ・コレクターの覚書]

4月に入って忙しくなったのは確かだが、ブログの毎日更新が不可能なほど多忙なわけではない。
とはいえ、なんだか追っかけられている感は否めない。
仕事なら追っかけられてもやむを得ないのだが、趣味でストレスを感じるのは違うだろう。
ってことで、週末を中心に、のんびり書ける範囲で、というペースに変更することした。

さて、世の中はRSDである。
(TLには、ディラン(Bob Dylan)、クラプトン(Eric Clapton)、ドゥ―ビー(The Doobie Brothers)のライブがらみのツイートもずいぶん流れてきていたが、そちらは最初から完全に蚊帳の外である。)

とはいえ、RSDアイテムが入荷するレコード・ショップにまで足を運べる時間はない。
ってことで、RSDには何の関係もないが、近所のブックオフをなんとなく覘いてみた。

で、シュリンクが綺麗に残っている美品のライオネル・リッチー(Lionel Richie)"Dancing on the Ceiling"を見つけたので拾ってきた。
US盤(Motown 6158 ML)なのだが、ファースト・プレスかどうかは不明である。

Discogsを見ると、モータウン25周年記念ロゴがレーベルに入っている盤と入っていない盤が存在するのだが、プロモ盤にもロゴ入りとロゴ無しがあるので、どっちが先なんだかわからない。

それ以前に、買ってきたレコードは、帰宅して確認すると、「シュリンクが綺麗に残っている」どころか、シールドされていたので、まだ開けてないんである(笑)


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一応、表側のカラフルなタイトルは、エンボス加工されている。


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しかし、エンボス加工されていないものが、レイト盤で存在するのかどうかも知らない。
だから、エンボス加工されているからといって、ファースト・プレスだろうと推測することもできない。
(Discogsにエンボス加工されていないジャケットの登録を発見したが、それがレイトなのかどうかはっきりしない。ただ、レイトの可能性が高い気はする。)

予想外のシールドだったので、開けにくいなーと思ったのだが、このシールド、実に怪しい。
アヤシールド(造語です 笑)である。

以前、中古盤に後からシールドが施されたホワイトスネイク(Whitesnake)"Slide It In"の日本盤(特別企画限定盤)のことを記事にしたことがあったが(入手して開封を迷っている記事がhttps://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-20 で、開封後にすべてが明らかになったときの記事がhttps://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-21 )、同じニオイがプンプンする。

シュリンクの材質自体がUS盤ぽくない気がするというのもあるが、"Say You, Say Me"入りであることを示すステッカーが貼ってないのは絶対におかしい。
"Say You, Say Me"のリリースは、"Dancing On The Ceiling"よりも10カ月くらい前である。
ステッカーは、初回プレスから、ずーっと貼ってあったはずだ。

こりゃやっぱり、中古盤に後からシールドを施したものだろう。
ってことで、後で開封してみようと思っているのだが、結果はのちほど(笑)

開ける前に、モータウン25周年記念ロゴのことについて知っておきたいので、何かご存知の方はぜひ教えてくださいな。

タグ:Lionel Richie
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Television, AdventureのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

先日、リック・オケイセック(Ric Ocasek)の誕生日(3月23日)に因んで書いたカーズ(The Cars)"Candy-O"のUSオリジナルに関する記事(こちらhttps://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-03-24 です。)の中で、「ファースト・アルバムを聴きたいところだが、あいにくお出かけしている」と書いたが、そのお出かけ先が紙ジャケ探検隊だったことが、今月号(2023年5月号)のレコード・コレクターズで明らかになっている(笑)


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テレヴィジョン(Television)のセカンドに関する記事の中で、カーズのファーストがどう関係してくるのかは初盤道を読んでいただくとして、今宵は、ボクも、"Adventure"をターンテーブルに載せるのである。


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うちのは、東部SP工場プレスのWLPだ。


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ってことで、最初から何の心配もしていない(笑)

そういや、このアルバムって、5年くらい前まで赤黒レーベルの再発しか持っていなかったのだが、探検隊に叱られて、このWLPを手に入れたんだった。

それはそうと、「カーズのファーストなんて探検隊なら当然持ってそうなのに・・・」と疑問に思った方もいるかもしれないので、ちょっと裏話を。

探検隊も、当然、持ってたんである。
ファースト・レーベル盤もセカンド・レーベル盤も、両方持ってたんである。
だから、セカンド・レーベル盤は処分したのだが、実際は、間違えてファースト・レーベル盤の方を処分してしまっていたらしい(笑)

これ、案外やりがちなのよね・・・
以前、ボクもケイト(Kate Bush)の『ミステリー(ケイト・ブッシュ・オン・ステージ)』の見本盤を、処分予定のものを放り込んであるダンボールの中から発見したことがある(こちらの記事https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-06-27 に書いてあります)。

みなさんも、お気を付けくださいませ。

タグ:television
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Rainbow, Long Live Rock 'N' RollのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

4月14日は、リッチー(Ritchie Blackmore)の誕生日である。

ってことで、このレコードを聴いていた。


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1978年4月14日にリリースされた(リッチーってば、自分の誕生日にリリースしたのね 笑)レインボー(Rainbow)の三作目のスタジオ・アルバム"Long Live Rock 'N' Roll"のUKオリジナル(Polydor POLD 5002)である。

ジャケットやインサートにクレジットはないが、カッティングはユートピア(Utopia Studios)で行われている。
ヌケの良い音ではないが、中低域の分厚いUK盤らしい音で、ある程度音量をあげると気持ちよく鳴る。

マトは、1と2があるが、両方とも最初からあったんじゃないかと思う。
うちの盤はA1/B1だが、A2/B1、A1/B2、A2/B2も、いずれも初回マトと言っていいんじゃないだろうか。

重要なのは、こっちである。


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お馴染みのCopyright Controlだ。
その後、パブリシャーがPanache Music Ltd.になるので、レーベル上もそのように表記される。
1979年8月3日リリースの"Down to Earth"は最初からPanache Music Ltd.だから、それまでにパブリシャーが決まったのだろう。

Discogsにはパブリシャー表記が違うとしか書いてないが、それが書いてあるのは、Panache Music Ltd.レーベル盤で、しかも、スペシャル・プライスの限定盤でリリースされたレイト盤のところである。
だから、ファースト・プレスはCopyright Controlで、Panache Music Ltd.なのはセカンド・プレスで間違いないと思うよ。

タグ:rainbow
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Cozy Powell, Over The TopのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

昨日4月5日は、コージー・パウエル(Cozy Powell)の命日だった。

ってことで、一日遅れになったが、このレコードをターンテーブルに載せた。


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1979年10月26日にリリースされたファースト・ソロ・アルバム"Over The Top"のUKオリジナル(Ariola – ARL 5038)である。

冒頭の"Theme One"で一気に上がるよね。
個人的にはVdGGのバージョンの方が馴染み深いけど、ググってみるとコージーのバージョンばっかりひっかかる(笑)

このアルバム、MASTERDISKのハウィー・ウェインバーグ(Howie Weinberg)がカッティングしたUS盤の音も捨てがたいのだが、鮮度的にはユートピア(Utopia Studios)のイアン・クーパー(Ian Cooper)がカッティングしたUKオリジナルが優ると思う。

ロンドンのタウン・ハウス(The Town House)で録音・ミックスが行われているし、裏ジャケットのクレジットは、UK盤だけでなくUS盤でも"Mastered by Ian Cooper of Utopia Sounds"になっているから、間違いなく、オリジナルはUK盤である。

マトは、A3/B4とA4/B4があるようだが、Discogsの登録によると、A4/B4の方はDamontプレスになっているので、初回盤ではない可能性がある。
うちのはもちろんA3/B4のPyeプレスだ。

ユートピア・カッティングなので、送り溝には、ハープを模したこのシンボル・マークが刻まれている。


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それから、Pyeプレスなので、深紅に透ける。


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そういう意味でも、UKオリジナルで持っていたい一枚なのである。


R.I.P.

タグ:Cozy Powell
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Sarah Vaughan, A Time in My LifeのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

3月27日はサラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)の誕生日である。

彼女のレコードには二枚ほど愛聴盤があるが、愛聴盤は誕生日に因んで聴かなくてもターンテーブルに載せるものだし、二枚ともすでに記事にしたことがある。
ってことで、今宵は、もう何年も聴いていないレコードを聴くことにした。


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1971年にメインストリームからリリースされた"A Time in My Life"のUSオリジナル(Mainstream Records MRL-340)である。

ジョン(John Lennon)の”Imagine”で始まり、ジョージ(George Harrison)の"If Not For You"(ディラン(Bob Dylan)の曲だけど、ジョージのバージョンの方が馴染みがあるよね。)で終るのがいいよね。
マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の"Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)"のカバーもなかなか秀逸だ。

マスタリング&カッティングについては、クレジットもなければ送り溝の刻印もないので、誰が行ったのかまったくわからない。
素晴らしい音というわけではないが、まぁ、悪くはない。

うちの盤が初盤かどうかについては、カンガルー・ポケットのジャケット(ユニパック・スリーブ(Unipak Sleeve))だし、マトは末尾なしだし、うちのも初盤でいいんだろうと思ったのだが、Discogsを見ると、レーベルについては三種類あって、全部1971年リリースになっている。
使えねー(笑)

仕方がないので、独自に調べてみると、手持ち盤の三色レーベルが1960年代終わりから1970年代初頭に使われたもののようだ。
赤一色のレーベルは、いくら探しても情報が出てこないので、何か特殊なレーベルなのかもしれない。
少なくとも、初盤レーベルではなさそうだ。
配給がルーレット(Roulette Records)になっているものについては、1977年の再発からということなので、これは明らかにレイトである。

ってことで、このレーベルが初盤レーベルでよさそうである。


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知らないことは、コツコツ調べて、メモしておかないとね。
いつか、きっと、役に立つ・・・はず(笑)

タグ:Sarah Vaughan
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