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レコード・ジャンキーの病状報告 [アナログ・コレクターの覚書]

アナログ・レコード・マニアのことを、しばしば、レコード・ジャンキーと呼ぶことがあるが、「ジャンキー」の本来の意味は「麻薬中毒患者」のことであるとはいえ、辞書にも「転じて、何かに夢中になっている人」なんて書いてあるし、「アナログ・レコードに夢中になっている人」ぐらいの優しい意味だと思っていた。

まぁ、確かに、アナログ・レコード・マニアの中には尋常じゃない人もいて、「文字通りのジャンキー」なんてレッテルを貼られたりすることはあるが、少なくとも、ボクはまだ、そこまではいってない自信があった。

のだが・・・

新品と中古を合わせて30枚以上、買ったまま未聴のレコードがあるにもかかわらず、先日、なんだか無性に掘りたくなって、近所のハードオフに行ってしまった。
ジャンクを漁りたくなったわけではないので、ハードオフじゃなくてもよかったのだが、なんだか勘のようなものが働いて、そこのハードオフに行けばそれなりに収穫がありそうな気がしたんである。

で、実際、こんなに買ってしまった・・・


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一番手前の井上陽水『氷の世界』(ようやく見つけた発売前月プレス!)はジャンク(といっても、盤が汚れていただけで、洗ったらほぼ美品だった。)の110円だが、他はジャンクではなく、すべて美品である。
ぜんぶで6枚、合計7370円(税込み)だった。
中には、かなりお得な買い物があるんじゃないかなぁ?

いやさ、レコードで音楽を聴くことでドーパミンが出ることはもちろんなのだが、レコードを掘りに行って、欲しいと思うレコードに出会うことだけでもドーパミンが出るのよね。

それにしても、未聴レコードが30枚以上あるにもかかわらず、つまりは、時間があるならそのレコードを聴けばいいのに、レコ掘りに出かけてしまうって、なんだか「文字通りのジャンキー」になってしまった気も・・・
レコ掘りに行かないと禁断症状が出る~みたいな(笑)

でも、まぁ、まだ大丈夫か(何が?)(笑)

購入品と購入価格(税込み)の詳細については、次のとおり。

井上陽水:氷の世界(発売前月プレス) 110円
高橋幸宏:音楽殺人(帯無し黒盤、インサート付き) 880円
Art Farmer:The Summer Knows(4曲入り45回転再発の見本盤) 880円
Madonna:True Blue(USオリジナル、ステッカー付きシュリンク入り、ポスター&インナースリーブ付き) 1100円
Whitney Houston:I'm Your Baby Tonight(USオリジナル、ステッカー付きシュリンク入り、インナースリーブ付き) 1650円
Paul Chambers Sextet:Whims of Chambers(キング盤、帯&インサート付き) 2750円

Whitney Houstonは、1990年リリースで、思いっきりCD時代のアナログなので、ホイットニーだからそれなりに数は出てるんだとしても、この価格はかなりお買い得だったんじゃないかと思う。
Paul Chambersも、最近、キング盤も高騰してるときいたので、これまたお買い得だったんじゃないかと思っている。

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Bobby Caldwell, Cat In The HatのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

今宵も、引き続き、ボビー・コールドウェル追悼である。
1980年リリースのセカンド"Cat In The Hat"を聴いていた。


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もちろん、USオリジナル(Clouds 8810)である。

ボクが持っているのは、前の記事にも書いたとおり、大雲レーベル盤なのだが、やはり「大雲レーベルでなければ、初回盤ではない。」とは言えないと思う。


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録音とミックスはCriteria(Criteria Recording Studios)で行われていて、ファーストでカッティング・エンジニアだったスティーヴ・キムボール(Steve Kimball)は、このアルバムではプロデューサーになっている。
マスタリングは、マイク・ヒューラー(Mike Fuller)によって行われていて、送り溝には、Criteria刻印とMFというサインが確認できる。


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インナースリーブには、Criteriaでのマスタリングであることは明記されているが、エンジニアは特定されていない。
しかし、Discogsの登録を見ると、すべてのカッティングをマイク・フューラーが行ったようだ。
さわやかに音が広がるメリハリの利いた音で、なかなか素晴らしい。

Discogsに登録された送り溝情報からは、少なくとも4つの工場でプレスされたことが推測されるが、うちのはカリフォルニアのRainbo Recordsプレスである。
マトの末尾にRがついている。


20230318-03.jpg


まぁ、この工場のことは、よく知らないんだが・・・

ファーストに比べると、ターンテーブルに載る機会は少ないレコードだが、流石ボビー・コールドウェルだ。
良質のAORを聴かせてくれる。
"Open Your Eyes"と"I Don't Want to Lose Your Love"が、ボクのお気に入りである。

やっぱり、青春時代を思い出しちゃうよね。

タグ:Bobby Caldwell
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ただの偶然 [アナログ・コレクターの覚書]

3月15日は、レコード・コレクターズの発売日である。
ってことで、近所の本屋で買ってきた。

ジェフ・ベック(Jeff Beck)の追悼特集は、後でじっくり読むとして、先ずは初盤道である。
今月号で取り上げられているのは、ホイットニー(Whitney Houston)のファースト・アルバムだ。


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先月、紙ジャケ探検隊がうちに遊びに来てくれた日の夜に、このアルバムのミックス違いのことは記事にしている。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-02-11

すごい偶然なのだが、ボクが記事を書いたのはホイットニーの命日だったからで、探検隊が口を滑らせたからではない。
むしろ、探検隊が口を滑らせて次号でホイットニーを取り上げるということを知ってしまっていたら、記事は書かなかった。

それにしても、"How Will I Know"のミックス違いについては、TMさんのコメントで知ってはいたものの、"Greatest Love of All"同様の単純な差替えかと思いきや、なんだかとても厄介そうだなぁ・・・

タグ:Whitney Houston
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祝『初盤道』単行本化 [アナログ・コレクターの覚書]

紙ジャケ探検隊がレコード・コレクターズで連載している『初盤道』が、ついに単行本化されるという。

いやぁ、めでたいっ!

ボクも何度かお手伝いさせてもらってるしね。

お祝いに、このレコードを聴くことにしよう。


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2023年2月号の第70回で取り上げられた矢沢永吉『ゴールドラッシュ』(CBS/SONY 25AH 485)である。

このレコード、持ってなかったので、初盤道で取り上げられた後、初盤条件を満たしたものを探していたのだが、先月、紙ジャケ探検隊が遊びに来てくれたときに、掘ってる過程で何枚も買ってうちにあるからと、お土産に持ってきてくれたのである。

このレコード、ホント、素晴らしい音で鳴るよね。

送り溝情報が手書きで書かれたディスク・ユニオンの付箋とともに大事にします。
いつも、ありがと~


Amazonの予約もすでに開始されている。


(画像をクリックするとAmazonにとびます。)

でも、ディスク・ユニオンの店舗で予約すると、『禁断の没ネタ集(小冊子)』という予約特典がつくそうなので(追加情報:通販の予約でも予約特典はつくそうです。)、マニアはそっちで買った方がいいかもしれないよ。

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RC-DJ100とGrover Washington Jr., Come MorningのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

昨日今日と最高気温は20度を超え、すっかり春の陽気である。

そして、わが家のオーディオも、実に春らしい音を奏でている。

100SOUNDSのRC-DJ100である。

DJをやるわけではないのでDJカートリッジには基本的に興味がなく、オルトフォンのVNL以来の導入になるのだが、クールでタイトだったVNLに対して、RC-DJ100は、音の広がり方とか、明るい音色とか、重くはないがエネルギッシュな低域とか、明るく溌剌としていて、実に春らしいカートリッジなのである。

まぁ、うちのシステムでLPを数枚聴いた段階での個人的感想だが。

先日は背景としてジャケットだけの登場だったが、それでは可愛そうなので、グローヴァ―・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)の"Come Morning"をターンテーブルに載せよう。


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"Be Mine (Tonight)"はやっぱり良いなぁ。
こんな台詞で女性を口説いていた若い頃を思い出すぜ。
な~んて、ウソです。
外国人の女性を口説いたことなんてありません(笑)

どうせなので、もう少しRC-DJ100に近づいて写真を撮ってみよう。
ちょっとLEGOブロックっぽくてチープな感じのするVNLよりも、ルックス的に好きなんである。


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オーディオはルックスも大事よね。

ジャケット下部に映っている天使の梯子が盤面に反射したのがライトと混ざって、ちょっとネオンぽくなっているのが、DJカートリッジの背景っぽくて良いじゃないか。

うちの"Come Morning"はUSオリジナル(Elektra 5E-562)で、アライド(Allied Record Company - AR)・プレスなのだが、マトがA7/B7と進んでいる。
「売れたレコードなのかな?」と思ってDiscogsを見ると、アライド・プレスにマト6とマト7、スペシャルティ(Specialty Records Corporation - SP)・プレスにマト5しか登録されていない。
この三種類しかないのかな?

録音やミックスはニューヨークのRosebud Recording Studioで行われたというクレジットがあるのだが、マスタリングに関するクレジットはまったくない。
ないってことは、ワーナー・スタジオで行われたってことかなぁ?
なかなか良い音で鳴るのである。

さて、『はなればなれに』のBGMに最適なレコード探さなきゃ~

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