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やっぱレコードもろオモロい [アナログ・コレクターの覚書]

月刊誌『stereo』に田中伊佐資さんが連載している「ヴィニジャン」をまとめたムック本の第三弾『やっぱレコードもろオモロい:ヴィニジャンが知りたかった山ほどのこと』が、発売日の今日、届いた。


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すぐにでも読みたい気持ちはあるのだが、昨日から、全仏オープン・テニスが始まっている。
スポーツ観戦は、やっぱりリアル・タイムで観ないとねぇ・・・
まもなく、ダニエル選手の試合が始まる。
どうせならじっくり(場合によってはアナログまわりをいじったり、登場するレコードを聴いたりしながら)読みたいので、週末になるかなぁ。

それでも、とりあえず、「はじめに」だけは読んだ。
表紙の写真を撮られた写真家の平間至さんの話が出てくるのだが、ボクも、最近になってようやく、その境地が理解できるようになってきた。

ボクの場合、歩いて40分ではなく、車で駅まで行って、電車に乗り、電車を降りてから徒歩の合計40分だが、店主と話をしながら試聴をしてレコードを選ぶという買い方をするお店が、ボクにもできた。
町田のデア・レコーズである。

そんな風にレコードを選ぶので、まったく聴いたことのないアーティストのレコードを買うことも多い。
先日も(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-05-02-1)一枚、「名前はなんとなく聴いたことがある」程度のアーティストのレコードを買ってきた。

センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド(The Sensational Alex Harvey Band)が1976年にリリースした6作目のスタジオ・アルバム"SAHB Stories"である。


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日本盤もリリースされているようだが、これはUKオリジナル(SAHB Stories)だ。
EMIプレスのマトはA-1/B-1、送り溝にはHTMと手書きされていて、アビー・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)のハリー・モス(Harry Moss)によるカッティングであることがわかる。

ジャンル的にはハード・ロックに属するのかもしれないが、ブルースやブギの要素も盛り込まれていて、シアトリカルだったりするところもある。
かなり気に入ってしまって、他のアルバムも聴いてみたくなっている。
もちろん、アナログでね(笑)



(画像をクリックするとAmazonにとびます。)

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GW4日目の午後は・・・ [アナログ・コレクターの覚書]

GW4日目の午後、「アイツはビョーキだからレコードを買いに行くに違いない。」と、誰もが思っていただろう。
その期待に応えないわけにはいかない(別に期待してたわけじゃないっちゅうの 笑)。

時間があるといっても、ユウを迎えに行くまでの4時間くらいだったから、近所のブック・オフかハード・オフかなぁと思っていたところ、デア・レコーズさんの気になるツイートを目にした。
GWセールで全品10%オフになるというツイートではない。
とあるレコードについてのツイートである。

気になって調べてみると、ますます不可解である。
これはもう、現物を手に入れるしかないと思い詰めた(大袈裟だっちゅうの 笑)。

で、結局、町田まで足を延ばすことにした。
ちょうど、ディスク・ユニオンに行って、山中明さんの『アナログレコードにまつわるエトセトラ』を買わなきゃと思っていたところだったし(やっぱり、特典も欲しいしね)。

ってことで、こんなに買ってしまった・・・


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奥の6枚がデア・レコーズ、手前の2枚がディスク・ユニオンでの釣果である。
個々のレコードの話は、またそのうちに。

山中さんの本だが、当然、店頭に平積みされているかと思いきや、見当たらなくて焦った。
レジで、おそるおそる「山中さんの本はないんですか?」と聞いてみたところ、「ちょっと待っていてください。」と店の奥に行き、しばらく待たされた後に、「今日の入荷にありました。」と持ってきてくれた。
つまり、店頭品切れの状態だったということだ。
どうやら、かなり売れているらしい。

これは、『初盤道』も期待できるかな?
バカ売れしたら、奢ってもらわないとなー(笑)

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Wishbone Ash, ArgusのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

4月28日がリリース記念日ということで、一昨日にはこのレコードの画像もTLに溢れていた。


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ウィッシュボーン・アッシュ(Wishbone Ash)が1972年にリリースした三作目のスタジオ・アルバム"Argus"である。

ってことで、UKオリジナル(MCA Records MDKS 8006)を、一昨日引っ張り出してターンテーブルに載せたのだが、3日連続で聴いてしまっている。
いやぁ、ホント、名盤だなぁ。

ファースト・プレスは、一枚目の画像でもわかると思うが、ブルー・ブラックのヘキサゴン・レーベルである。


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1973年には黒一色のレーベルに変わるが、レーベルが変わる前に、マトも1Lから2Lに進む。
つまり、ヘキサゴン・レーベルでも、両面マト2Lの盤がある。
音がかなり違うので、この名盤は、やはり、両面マト1Lのファースト・プレスで持っていたい。


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うちの盤のスタンパーは1 BK/1 BGで、ちょっと進んでいるが、Wikiによると、5月20日付の全英アルバムチャートで初登場3位になったというから、このぐらいはまぁ仕方ないと思う。
ちなみに、Discogsの登録を見ると、スタンパー・ナンバーにDがあるが、BUCKINGHAMコードにDはないので、Bの見間違いだろう。
確かに、見間違いやすいとはいえ、登録する人は、それなりの基礎知識をもって登録して欲しいものだ。

このレコード、オリジナル盤を集め始めた20数年前には、黒レーベルのマト両面2LがUKオリジナルのファースト・プレスでいいって話だったと記憶している。
そのうち、ヘキサゴン・レーベルがあるって情報が入ってきて、その後、さらに、両面マト1Lが存在するという情報が入ってきた。

だから、ボクが最初にファースト・プレスだと思って買ったのも、黒レーベルのマト両面2Lの盤である。

そういえば、紙ジャケ探検隊のところにみんなで集まっていたとき(当時はわりと頻繁に集まってたなぁ)、イギリスから荷物が届いて、このレコードの黒レーベル盤が出てきたことがあったのを思い出したのだが、あれって、まだヘキサゴン・レーベルがあるって情報が入ってくる前だったっけ?
それとも、探検隊がよくやっていた(いまでもやってるのか?)遊び(ebayで画像からファースト・プレスっぽいと判断したものを賭けで買ってみるという遊びで、ボクも偶に、真似してやっていた。)の結果だったんだっけ?

20数年前のことなので、もはや記憶が曖昧だが、いずれにしても、(少なくとも仲間内の)初盤情報の塗り替えがあって、買い直しが必要になった一枚であることは確かだ。

そんなことを思い出したGW2日目の日曜日の夜なのであった。

タグ:wishbone ash
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Lionel Richie, Dancing on the CeilingのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

シールドされていたライオネル・リッチー(Lionel Richie)"Dancing on the Ceiling"のUS盤(Motown 6158 ML)を開封して、聴いてみた。


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歌詞付きインナースリーブが付属していなかったあたり、レイトのニオイがプンプンするのだが、インナースリーブは初回プレスに間に合わなかったという可能性もないわけではないので、決定的ではない。

レーベル上のモータウン25周年記念ロゴについては、印刷されていなかった。


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誰も教えてくれなかったので自力で調べた限りでは、どうも、この記念ロゴ、印刷されてるものも印刷されてないものも、どちらも初回盤に存在していた感じがする。

モータウンの創立は1959年1月で、1984年1月で25周年らしいのだが、1983年12月から25周年記念ロゴが入っているようだ。
"Dancing on the Ceiling"のリリースは1986年7月15日だから、25周年というのは、リリースの2年半も前である。
そろそろ消えてもいい頃だ。
だから、おそらく工場によって、まだロゴ入りを使ってたところと、もう使ってなかったところがあった、ってだけなんじゃないかと思う。

そう考えると、プロモ盤にロゴ入りとロゴ無しの両方が存在することにも合点がいく。

Discogsを見ると、ロゴ無しの盤は、Superior Record Pressing Corp.のアリゾナ州テンピにある西部工場プレスである。
この工場でプレスされた盤は、スピンドル周りにSRPCWとエンボスで浮き出ている。

うちのも、(ちょっと欠けていて判別しにくいが)SRPCWと浮き出ている。


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インナースリーブが欠品だったので、レイトの可能性も高い気はするが、一応西部工場の初回プレスの可能性も、僅かながら残されているんじゃないかと思う。

画像でもわかるかと思うが、スピンドル周りには、おそらく製造工程で生じたと思われる紙の亀裂はあるものの、いわゆるスピンドルマークは皆無だった。
盤面にも聴かれた形跡はほとんどない。

ってことで、ホンモノのシールドだったのか、中古盤に後から施されたニセシールドだったのかについては、どちらとも断定できない。
ステッカーの点については、貼り忘れた可能性もあるし、インナースリーブと同じで、ごく初期には間に合わなくて貼ってなかった可能性もないわけではないからである。

とはいえ、どちらの可能性が高いかと言えば、ニセシールドの可能性がきわめて高いと思う。
なにしろシュリンクの質感がUS盤ぽくない。
ほぼ未使用の美品に対して、後から日本の中古盤店で、シールドを施したものなんじゃないだろうか。
いずれにしても、開封してしまったので、もうどっちでもいいや(笑)

マトは両面とも末尾15Bだった。
15Aのものもあるが、それ以外は(レコード・クラブ盤をのぞいて)Discogsでは確認できない。
どちらも初回マトでいいんじゃないかと思う。

カッティングは、バーニー・グランドマン・マスタリング(Bernie Grundman Mastering)のブライアン・ガードナー(Brian Gardner)によって行われている。
送り溝には、彼のカッティングであることを示すフラワー・マークが刻まれている。


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録音もカッティングも素晴らしい。
低域のキレも、高域の伸びやかさも、申し分ない。
80年代半ばのキラキラした音が、リビングを満たす。

レイトかもしれないが、音質的にはまったく不満はないのである。
いや、案外、この音は初盤かもなー(笑)

こういう音を聴いてると、当時のことを思い出しちゃうよね。
80年代半ばって、ボクの人生の中でも、一番キラキラしてたなー(笑)

タグ:Lionel Richie
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アヤシールド [アナログ・コレクターの覚書]

4月に入って忙しくなったのは確かだが、ブログの毎日更新が不可能なほど多忙なわけではない。
とはいえ、なんだか追っかけられている感は否めない。
仕事なら追っかけられてもやむを得ないのだが、趣味でストレスを感じるのは違うだろう。
ってことで、週末を中心に、のんびり書ける範囲で、というペースに変更することした。

さて、世の中はRSDである。
(TLには、ディラン(Bob Dylan)、クラプトン(Eric Clapton)、ドゥ―ビー(The Doobie Brothers)のライブがらみのツイートもずいぶん流れてきていたが、そちらは最初から完全に蚊帳の外である。)

とはいえ、RSDアイテムが入荷するレコード・ショップにまで足を運べる時間はない。
ってことで、RSDには何の関係もないが、近所のブックオフをなんとなく覘いてみた。

で、シュリンクが綺麗に残っている美品のライオネル・リッチー(Lionel Richie)"Dancing on the Ceiling"を見つけたので拾ってきた。
US盤(Motown 6158 ML)なのだが、ファースト・プレスかどうかは不明である。

Discogsを見ると、モータウン25周年記念ロゴがレーベルに入っている盤と入っていない盤が存在するのだが、プロモ盤にもロゴ入りとロゴ無しがあるので、どっちが先なんだかわからない。

それ以前に、買ってきたレコードは、帰宅して確認すると、「シュリンクが綺麗に残っている」どころか、シールドされていたので、まだ開けてないんである(笑)


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一応、表側のカラフルなタイトルは、エンボス加工されている。


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しかし、エンボス加工されていないものが、レイト盤で存在するのかどうかも知らない。
だから、エンボス加工されているからといって、ファースト・プレスだろうと推測することもできない。
(Discogsにエンボス加工されていないジャケットの登録を発見したが、それがレイトなのかどうかはっきりしない。ただ、レイトの可能性が高い気はする。)

予想外のシールドだったので、開けにくいなーと思ったのだが、このシールド、実に怪しい。
アヤシールド(造語です 笑)である。

以前、中古盤に後からシールドが施されたホワイトスネイク(Whitesnake)"Slide It In"の日本盤(特別企画限定盤)のことを記事にしたことがあったが(入手して開封を迷っている記事がhttps://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-20 で、開封後にすべてが明らかになったときの記事がhttps://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-08-21 )、同じニオイがプンプンする。

シュリンクの材質自体がUS盤ぽくない気がするというのもあるが、"Say You, Say Me"入りであることを示すステッカーが貼ってないのは絶対におかしい。
"Say You, Say Me"のリリースは、"Dancing On The Ceiling"よりも10カ月くらい前である。
ステッカーは、初回プレスから、ずーっと貼ってあったはずだ。

こりゃやっぱり、中古盤に後からシールドを施したものだろう。
ってことで、後で開封してみようと思っているのだが、結果はのちほど(笑)

開ける前に、モータウン25周年記念ロゴのことについて知っておきたいので、何かご存知の方はぜひ教えてくださいな。

タグ:Lionel Richie
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