My Room for Christmasの楽しみ方 [ウィリアムス浩子]
新しいサラウンド・システムで導入したYAMAHA RX-A1080に搭載されたシネマDSP HD3で、「Village Vanguardで歌うウィリアムス浩子さんが仮想体験できる」なんて話を紹介したが、もちろん、このレコードの楽しみ方としては、ピュア・オーディオ・システムでストレートに再生するのが一番である。
シネマDSP HD3で音場生成してやると、まったく別物として楽しめるというだけだ。
しかも、このシネマDSP HD3をかけての再生って、どんな音源でも楽しめるというわけでもないと思う。
ホールやライブ・ハウスの音響を付加して再生しようというものなんで、それに相応しい音源じゃないと、かなり強烈な違和感を感じることになる気がする。
シネマDSP HD3をかけた再生で楽しめるのは、基本的にライブ音源だと思う。
もっとも、ジャズの場合、スタジオ・ライブ的なものが多いので、基本的にシネマDSP HD3をかけて楽しめるものも多いだろう。
そういう意味では、『My Room the LP vol.1』や『My Room the LP vol.2』でも、それなりに楽しめそうな気はするのだが、ただ、オーガニックでアットホームな雰囲気はどうしても削がれてしまうだろうから、いまのところ試してみる気になれない。
そんなわけで、『My Room for Christmas』で試みたわけだが、では、Village Vanguardの音場生成がこのアルバムに最適かといえば、ちょっと違う気がする。
このアルバムに最適なのは、ヨーロッパの小さな教会の響きなんじゃないか。
そんなことをふと思ったので、再度試してみることにした。
シネマDSP HD3には、Church in FreiburgとChurch in Royaumontという2つ教会の音場生成プログラムが用意されている。
ってことで、まずChurch in Freiburgを試してみたのだが、これはエコーが深すぎる。
かなりでっかい教会の雰囲気だ。
で、Church in Royaumontのほうに期待したのだが、Church in Freiburgほど深くはないものの、まだエコーが深すぎる。
もっと小さな教会の音響がいいのだ。
マニュアルを見てみると、Church in Freiburgは「ドイツ南部の120m 近い尖塔を持つ大きな教会」だそうで、Church in Royaumontは「パリ郊外のロワイヨーモンに位置する、中世の修道院の大食堂」だそうだ。
やはり、でかすぎる。
そう都合よく最適なプログラムが用意されてるわけもないか・・・
と思ったのだが、この教会のプログラムの次にChamberというのがある。
「宮廷の大広間のような天井の高い比較的広めの空間で、宮廷音楽や室内楽に適した心地よい残響が特長」というのは、ボクがイメージする「小さな教会の音響」にかなり近いんじゃないか。
ってことで、早速試してみた。
これが大正解だった。
もう完全に、ヨーロッパの小さな教会へとテレポーテーションである。
この音響でこのアルバムを聴くのは、ピュア・オーディオ・システムでストレートに再生するのと遜色ないと思う。
まったく別物になるが、同じくらい素晴らしい。
クリスマスの夜なんかは、絶対に、この小さな教会の音響バージョンで聴きたい。
な~んて思うのである。
シネマDSP HD3で音場生成してやると、まったく別物として楽しめるというだけだ。
しかも、このシネマDSP HD3をかけての再生って、どんな音源でも楽しめるというわけでもないと思う。
ホールやライブ・ハウスの音響を付加して再生しようというものなんで、それに相応しい音源じゃないと、かなり強烈な違和感を感じることになる気がする。
シネマDSP HD3をかけた再生で楽しめるのは、基本的にライブ音源だと思う。
もっとも、ジャズの場合、スタジオ・ライブ的なものが多いので、基本的にシネマDSP HD3をかけて楽しめるものも多いだろう。
そういう意味では、『My Room the LP vol.1』や『My Room the LP vol.2』でも、それなりに楽しめそうな気はするのだが、ただ、オーガニックでアットホームな雰囲気はどうしても削がれてしまうだろうから、いまのところ試してみる気になれない。
そんなわけで、『My Room for Christmas』で試みたわけだが、では、Village Vanguardの音場生成がこのアルバムに最適かといえば、ちょっと違う気がする。
このアルバムに最適なのは、ヨーロッパの小さな教会の響きなんじゃないか。
そんなことをふと思ったので、再度試してみることにした。
シネマDSP HD3には、Church in FreiburgとChurch in Royaumontという2つ教会の音場生成プログラムが用意されている。
ってことで、まずChurch in Freiburgを試してみたのだが、これはエコーが深すぎる。
かなりでっかい教会の雰囲気だ。
で、Church in Royaumontのほうに期待したのだが、Church in Freiburgほど深くはないものの、まだエコーが深すぎる。
もっと小さな教会の音響がいいのだ。
マニュアルを見てみると、Church in Freiburgは「ドイツ南部の120m 近い尖塔を持つ大きな教会」だそうで、Church in Royaumontは「パリ郊外のロワイヨーモンに位置する、中世の修道院の大食堂」だそうだ。
やはり、でかすぎる。
そう都合よく最適なプログラムが用意されてるわけもないか・・・
と思ったのだが、この教会のプログラムの次にChamberというのがある。
「宮廷の大広間のような天井の高い比較的広めの空間で、宮廷音楽や室内楽に適した心地よい残響が特長」というのは、ボクがイメージする「小さな教会の音響」にかなり近いんじゃないか。
ってことで、早速試してみた。
これが大正解だった。
もう完全に、ヨーロッパの小さな教会へとテレポーテーションである。
この音響でこのアルバムを聴くのは、ピュア・オーディオ・システムでストレートに再生するのと遜色ないと思う。
まったく別物になるが、同じくらい素晴らしい。
クリスマスの夜なんかは、絶対に、この小さな教会の音響バージョンで聴きたい。
な~んて思うのである。
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