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Night Music [アナログ・コレクターの覚書]

今日はすっかりサマーリゾート気分なので、夜も、サマーリゾートにぴったりのレコードを聴くのである。

セシリオ & カポノ(Cecilio & Kapono)が1977年にリリースしたアルバム"Night Music"だ。
もちろん、USオリジナル(Columbia PC 34300)である。


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冒頭のタイトル曲"The Night Music"から2曲目"Love by the Numbers"の流れで、気分は一気に夜のサマーリゾートなのである。

おまけに、4曲目ではボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)の"We're All Alone"をカバーしている。
このカバーが、オリジナルとはまた違った味わいで良いのだ。


このアルバム、コロンビア・レコードからリリースされたものだが、録音からマスタリングまでハリウッドのキャピトル・スタジオで行われている。


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マスタリング・エンジニアは、Wally Traugottだ。


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だから、コロンビアだが、サンタ・マリア工場プレスがオリジナルでいいんである。
サンタ・マリア工場にはマト1-Aと1-Bのラッカーが送られたようだが、うちのは両面1-Aだ。


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完璧である。

まぁ、ジャケも盤もかなりくたびれてるんだけどね(笑)

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Horizon Dream Vol.2 [国内盤研究]

エアコンの効いたリビングはそれなりに快適な環境なのだが、窓の外の強い陽ざしが、なんとなく暑さ気分を掻き立てる。

何か涼しさを運んでくれるようなレコードはないかとラックを見ると、先日ついでに購入した『Horizon Dream Vol.2』(Kitty Records 25MS 0003)が目に入った。

ついでに買ったものということもあって未だ聴いていなかったのだが、リゾート気分を刺激するジャケットからは、なんだか涼やかな風が流れてきそうだ。


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高中正義という名前と見本盤ということに惹かれて、素性もよく知らずに買ったレコードなのだが、これは気持ちの良いレコードだ。


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SE効果もあって、夏のリゾートに瞬間移動させてくれる。
しかも、これは80年代の夏だ。
青春時代の夏の思い出が甦るのである(笑)

高中正義、Carioca、小林泉美の既発表曲を、「リゾートサウンド」をモチーフにまとめたコンピレーション・アルバムなので、見本盤といっても特に音質的に有利なわけでもないはずだが、ところがどうしてなかなか素晴らしい音である。

高中さんのアルバムも『T-WAVE』より前は聴いたことがないのだが、元の音が良いんだろう。

アナログ・コレクターの習性で、こういうレコードでも、つい送り溝を見てしまう(笑)

Side 1はA-1-6、Side 2はB-1-1だ。
まぁ、こんなもんでしょ。

Side 1には、C2というPMもある。
1982年3月製造ということだ。
こんなサマーリゾート気分満載のレコードを3月から作ってたのね(笑)

ポリドール日本盤の送り溝の読み方は、下記ページにCal De Rさんがまとめられているので、興味のある方はチェックしてくださいませ。

https://ameblo.jp/caldermusic/entry-12614657586.html

タグ:高中正義
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終戦の日 [ETC]

終戦の日である。

終戦の日には、"Imagine"を聴く。

"夢想家だ”と揶揄されようと、理想の未来を思い描くのである。

ボクは、そう決めたのである。


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まずは、一昨年リリースされたボックス収録の5.1サラウンド・バージョンで聴く。
YAMAHAのAVアンプに搭載されたSURROUND:AIをオンにすると、また一味違った再生が楽しめる。


忌野清志郎さんのカバー・バージョンも聴いてしまおう。





何と言っても、清志郎さんの日本語詞が秀逸だ。

エンディングに突如現れる「僕らは薄着で笑っちゃう」ってフレーズが良い。

「薄着」ってのは象徴的なもので、いろんな比喩を含めてボクらが身につけている鎧を脱ぎ捨てた姿を意味しているんだろう。

疑心暗鬼になっていろんな鎧を着こんだら、理想の未来になんか、絶対にたどりつけないよね。


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雨にぬれても [アナログ・コレクターの覚書]

気がつけば、ほとんど2か月ぶりの更新である。
いやぁ、とにかく忙しかった・・・

新型コロナの影響で、ボクは現在、ほぼ100%在宅ワークになっているのだが、この2か月ほどは、こなさなければならない仕事が多すぎて、丸一日休むなんて贅沢はおよそ許されない生活を送っていた。
今日は、ホントに久しぶりの完全休養日なのである。

そんなわけで、朝からのんびりレコードを聴いていた。

で、「久しぶりにブログも更新しよー」なんて思いついたのだが、「探求」するような記事は疲れるから書く気になれない(笑)
とりあえず、リハビリがてら、らく~にゆる~く、書いてみよう。

さて、「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' on My Head)である。
何故だか無性に聴きたくなって、このレコードを引っ張り出した。


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1969年公開のアメリカ映画『明日に向って撃て!』(Butch Cassidy and the Sundance Kid)オリジナル・サウンドトラックのUSオリジナル盤(A&M Records SP4227)である。

うん、悪くない。
A&Mらしい音が、部屋を満たす。

しかし・・・


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マト16って何さ?
これは、その、なんだ、ちょーレイトってことなのか?
それにしちゃ、音は悪くないけどなぁ・・・

なんて思いつつ、ジャケットを眺めていて、CSに気付いた。


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このCSには見覚えがある。
カーペンターズ(The Carpenters)"Close to You"(A&M Records SP4271)のWLPに付属していたのと同じCSだ。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-10-06

"Close to You"がリリースされたのが1970年5月20日。
『明日に向って撃て!』の本国公開は1969年9月23日ということだから、オリジナル・サウンドトラックのリリースはその年の暮れってところ?

このCSは、"Close to You"に付属するにしては時間的にちょっとさかのぼりすぎで、『明日に向って撃て!』オリジナル・サウンドトラックなら初盤についててもおかしくない気がする。

少なくとも、ちょーレイトってことはなさそうだ。

オリジナル・サウンドトラックってそんなにバカ売れするようなものにも思えないんだけどなぁ?
初期盤だと思うのに、どうしてこんなにマトが進んでるだろ?

アナログ・レコードには、とにかく不思議なことが多いんである。


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