Close to YouのUSオリジナル・ファースト・プレス [Carpenters]
カーペンターズ(Carpenters)"Close to You"のUSオリジナル(A&M Records SP-4271)については、前にも記事にしたことがあるが(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2018-06-24をごらんください。)、この度、めでたくWLPを入手することができた。
ジャケット上にはTiming StripもPromoスタンプもないが、右上に大きなPromoホールがあけられているので、入れ替えられたものではなく、WLPが入っていたオリジナルのジャケットだろう。
右上にA&Mロゴがないファースト・ジャケットでもあるし。
ホワイト・レーベル上のクレジットは、もちろん、ファースト・プレスのものである。
まず、A3のパブリシャーが"Almo Music Corp. ASCAP"で、A4のパブリシャーが"Faithful Virtue Music Co., Inc."である。
そして、B3, B4, B6のパブリシャーが"Almo Music Corp. ASCAP"である。
Runoutの写真を撮るのを忘れたが、Matrix末尾は両面M1で、MR刻印もあるので、西海岸のモナーク工場プレスで間違いない。
また、筆跡鑑定の結果、バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)のカッティングで間違いないと思う。
このレコード、音のほうは、まさにファースト・プレスの音である(笑)
前から持っていたモナーク工場産セカンド・プレスよりさらに鮮度が高い音がする。
まぁ、当たり前といえば当たり前だが。
ということで、このレコードについては、これで無事アガリである(笑)
そういえば、前の記事では、手持ちのモナーク工場産セカンド・プレスは、付属のCSから、発売日に近い相当初期のプレスと判定したのだが、この点については、修正の必要があるかもしれない。
手持ちのモナーク工場産セカンド・プレスに付属していたCSは次のようなものだ。
このCSに掲載されているレコードは"A Song of Joy - Miguel Rios"(SP-4267)までで、レコード番号的に"Close to You"(SP- 4271)より後のものは掲載されていない。
だから、ボクは、このCSがファースト・プレスにも附属していたんだと思っていた。
しかし、WLPに付属していたCSは、次のようなものだった。
このCSに掲載されているレコードは"WARM・Herb Alpert & TJB"(SP-4190)までだから、時間的にさらにさかのぼる。
したがって、ファースト・プレスのCSはこれだったんじゃないかと思う。
「時間的にさかのぼり過ぎているし、入れ替えれらたんじゃないか」という疑問の声も聞こえてきそうだが、たぶん、入れ替えられてはいない。
実際、ボクも最初、入れ替えを疑ったのだ。
何より、ジャケットにでっかいPromoホールがあるのに、CSには穴があいてないのである。
しかし、よく見ると、CSの角にはこんな折り目が・・・
この折り目通りに折ってやると、こうなる。
そして、そんまんま、ジャケット内に押し込めば、ほら、この通り。
おそらく偶然の結果だと思うが、CSがうまいこと折れ曲がって収納されていたために、パンチ穴を免れたのだろう。
そんなわけで、入れ替えられたものではないと判定したわけである。
まぁ、時期的に古いこのブラウンのCSだけでなく、セカンド・プレスに付属していたブラックのCSもファースト・プレスに使われていたという可能性は、否定できないとは思うんだけどね。
ジャケット上にはTiming StripもPromoスタンプもないが、右上に大きなPromoホールがあけられているので、入れ替えられたものではなく、WLPが入っていたオリジナルのジャケットだろう。
右上にA&Mロゴがないファースト・ジャケットでもあるし。
ホワイト・レーベル上のクレジットは、もちろん、ファースト・プレスのものである。
まず、A3のパブリシャーが"Almo Music Corp. ASCAP"で、A4のパブリシャーが"Faithful Virtue Music Co., Inc."である。
そして、B3, B4, B6のパブリシャーが"Almo Music Corp. ASCAP"である。
Runoutの写真を撮るのを忘れたが、Matrix末尾は両面M1で、MR刻印もあるので、西海岸のモナーク工場プレスで間違いない。
また、筆跡鑑定の結果、バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)のカッティングで間違いないと思う。
このレコード、音のほうは、まさにファースト・プレスの音である(笑)
前から持っていたモナーク工場産セカンド・プレスよりさらに鮮度が高い音がする。
まぁ、当たり前といえば当たり前だが。
ということで、このレコードについては、これで無事アガリである(笑)
そういえば、前の記事では、手持ちのモナーク工場産セカンド・プレスは、付属のCSから、発売日に近い相当初期のプレスと判定したのだが、この点については、修正の必要があるかもしれない。
手持ちのモナーク工場産セカンド・プレスに付属していたCSは次のようなものだ。
このCSに掲載されているレコードは"A Song of Joy - Miguel Rios"(SP-4267)までで、レコード番号的に"Close to You"(SP- 4271)より後のものは掲載されていない。
だから、ボクは、このCSがファースト・プレスにも附属していたんだと思っていた。
しかし、WLPに付属していたCSは、次のようなものだった。
このCSに掲載されているレコードは"WARM・Herb Alpert & TJB"(SP-4190)までだから、時間的にさらにさかのぼる。
したがって、ファースト・プレスのCSはこれだったんじゃないかと思う。
「時間的にさかのぼり過ぎているし、入れ替えれらたんじゃないか」という疑問の声も聞こえてきそうだが、たぶん、入れ替えられてはいない。
実際、ボクも最初、入れ替えを疑ったのだ。
何より、ジャケットにでっかいPromoホールがあるのに、CSには穴があいてないのである。
しかし、よく見ると、CSの角にはこんな折り目が・・・
この折り目通りに折ってやると、こうなる。
そして、そんまんま、ジャケット内に押し込めば、ほら、この通り。
おそらく偶然の結果だと思うが、CSがうまいこと折れ曲がって収納されていたために、パンチ穴を免れたのだろう。
そんなわけで、入れ替えられたものではないと判定したわけである。
まぁ、時期的に古いこのブラウンのCSだけでなく、セカンド・プレスに付属していたブラックのCSもファースト・プレスに使われていたという可能性は、否定できないとは思うんだけどね。
我が家のM1/M1の情報を再びお知らせします。
CSは、想也さんのWLPとまったく同じものが付属しています。
以上です。
by お名前(必須) (2019-10-06 19:47)
貴重な情報ありがとうございます!(^^)
このCSは時間的にさかのぼりすぎてるんじゃないかという点はやはり気になっていたので、とても有難い情報でした!
by 想也 (2019-10-06 20:13)
追加でお知らせします。
CSの角の折り目も同じようについていました。
我が家からは以上です。
by お名前(必須) (2019-10-06 20:20)
おぉ!そうなんですね!
ってことは、CSにこういう折り目をいれるのが当時一般的だったんですかね?
確かに、CSにこういう折り目をいれると、レコードが中で動きにくくなりますよね。
はて・・・
by 想也 (2019-10-06 20:42)