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R.I.P. Alan White [ROCK & POP]

5月26日、アラン・ホワイト(Alan White)が亡くなった。

昨日から、ボクのTLは、YESのアルバムで溢れている。

ボクも、『究極』(Going for the One)を聴いて、彼を偲ぶことにしよう。


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UKオリジナルも持っているが、日本盤(Warner Atlantic P-10304A)を聴いている。

日本盤も、UKオリジナルと同じく(ついでに言えばUSオリジナルとも同じく)、ベルギーのマスタリング・スタジオFOONでカッティングされたラッカーから製造されたマザー(ちなみに日本盤で使用されたのはUSのPR工場で製造されたマザー)が使用されているし、ビニールの材質やプレスの品質は日本盤が優位だから、一番音が良いのは日本盤じゃないかって気がするんである。
少なくとも、うちでは、日本盤の方が良い。

UKオリジナルのほうはいつプレスされたものかわからないのに対して、日本盤のほうはプレス時期が特定できる。
送り溝にPMが刻印されているからである。
うちの日本盤のPMは7-7、つまり1977年7月プレスである。

英本国でのリリースは7月15日らしいので、日本盤も同時期にリリースされたとすると、前月プレスのPM7-6の盤もあるのかもしれないが、Discogsに出ている見本盤のPMが7-7なので(L-Lと書いてあるが、逆から見てしまったんだろう)、まぁ、うちの盤も初回プレスの仲間入りをさせていいんじゃないかと思う。
スタンパーは、M-B-11/M-D-3で、まぁまぁってところか。
帯がついてないのは残念だけど、まぁいいや。

ってことで、このレコードについては、これ以上掘る気もなかったのだが、なんとなくDiscogsで調べていたら、興味深い情報を発見してしまった。

さっきも書いたように、このレコードのオリジナルは、ベルギーのマスタリング・スタジオFOONでカッティングされているのだが、エンジニアはUK盤もUS盤も日本盤もSean Davisである。
送り溝にFOON Seanと刻まれている。

ところが、インサート(UK盤ならインナースリーブ)には、Sean Davisと並んでPaul van der Jonckheydの名前もクレジットされている。
FOONはPaul van der Jonckheydの設立したスタジオなので、まぁ親分ということで名前を載せたのかと思いきや、なんとオランダ盤は、彼がカッティングしているのである。

これは聴きたくなるのが人情ってもんだろう。
ってことで、思わずDiscogsでオランダ盤を発注してしまったのであった。

こんな追悼があってもいいよね。

R.I.P.

タグ:Alan White
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Ghostly Kissesて知ってる? [ROCK & POP]

YouTubeをウロウロしていて、このライブ映像を見つけた。





浮遊感のあるウィスパー・ボイスがなんとも心地良い。
ボクはすこぶる気に入ってしまった。

Ghostly Kissesというのは、カナダのケベック出身のシンガー(バイオリニストでもあるらしい)Margaux Sauvéによるプロジェクトとのことだ。
"Ghostly Kisses"という少々奇妙なプロジェクト名は、ウィリアム・フォークナーの詩"Une ballade des dames perdues"に登場する"Brush my lips with ghostly kisses."というフレーズに由来するという。

2月には新譜もリリースされるらしい。
アナログでもリリースされるようなので、買ってみよう。



(画像をクリックするとAmazonにとびます。)


(リリース前なのでまだ部分的にしか聴けないが)Apple Musicで確認すると10曲で36分しかないようだ。
フルアルバムというよりミニアルバムという感じかな?

収録曲のうち、タイトル曲の"Heaven, Wait"と"Don't Know Why"はMVがあったので、貼り付けておこう。








夏にアップされた20分程のこのライブ映像もとても良い。





新譜が届くまでは、過去作品をサブスクで楽しむことにしよう。

タグ:Ghostly Kisses
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羊毛とおはなのEnglishman in New York [ROCK & POP]

夜深い時間になって、今夜福岡で行われたキトリの音楽会#4”羊飼いの娘たち”の第二回公演はどんなライブだったんだろうなと考えていたら、ふっと、サポートで参加している羊毛さんのユニット羊毛とおはなのCDが聴きたくなった。

羊毛とおはなには、10年くらい前だったと思うのだが、イーグルス(Eagles)の”Desperado”のカバーを片っ端から探して聴いていたときに出逢った。
はなさんが亡くなってもう6年以上経つのかぁ・・・

この『LIVE IN LIVING for GOOD Night』という編集盤は、”Desperado”が聴きたくて買ったCDなのだが、冒頭のブロッサム・ディアリー(Blossom Dearie)の"Doop Doo De Doop"からラストの"Over The Rainbow"まで、素晴らしいカバーがこれでもかと詰まっている。


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パッケージは、封筒の中に二つ折りのメニューに収納されたCDと一曲づつ手書きで歌詞が書かれた便箋が12枚おさめられている凝ったつくりで、所有欲を掻き立てるが、収納には困る(笑)
並べたCDの上にできた隙間に放り込むしかない。

収録曲は、ホント、全曲素晴らしいが、スティング(Sting)の"Englishman in New York"は、最初のお目当てだった"Desperado"よりも気に入った。





一度ライブに行きたいと思っていたアーティストだったのだが、結局、行けなかったなぁ・・・

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R.I.P. John Miles [ROCK & POP]

12月5日にジョン・マイルズ(John Miles)が亡くなったことを、今日知った。

ボクは、とくに彼のファンというわけではないが、比較的最近手に入れたこのレコードはリビングのディスプレイ・レコードになっていて、たまにターンテーブルに載せていた。


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ってことで、今宵は、彼のセカンドアルバムにあたるこの"Stranger in the City"(日本盤のタイトルは『大都会の孤独』だった)を聴きながら、彼の冥福を祈っていた。

ボクが手に入れたのはUKオリジナル(Decca TXS 118)なのだが、前所有者が日本盤も持っていて入れ間違えたのか、あるいは先に日本盤だけ処分するときに意図的に抜いて入れたのか、日本盤に付属のインサート(解説と歌詞対訳が掲載されている)が挿入されていた。
そのせいで、UKオリジナルであるにもかかわらず、日本盤として売られていた(笑)

1977年の日本盤にこんな見事なラミネートコーティングが施されてるわけないだろー
まぁ、どっちでも価格は変わらないのかもしれないが、ヒプノシスが手がけたこの素晴らしいジャケットは美しいラミネートコーティングによって魅力が倍増すると思う。

内容のほうも、冒頭に収録された妙に耳に残るロックナンバーのタイトル曲"Stranger in the City"から、ラストのちょっとエルトン・ジョン風のポップナンバー"Music Man"まで全9曲、なかなか粒ぞろいの良いアルバムである。
A4の美しいバラード"Time"とB4のこれまた美しくも切ない"Remember Yesterday"が、とくにボクのお気に入りだ。

ジョン・マイルズさま、心よりご冥福をお祈りいたします。

R.I.P.

タグ:John Miles
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Sigrid, Home to You(This Christmas) [ROCK & POP]

12月になると、否が応でもクリスマス気分がふつふつと湧き上がってくるのである。
KitriのHinaちゃんみたいなクリスマス好きの娘がいたら、それこそ毎年、アドベンツクランツで指折り数えて、クリスマスが近づいたらツリーを引っ張り出して飾り付けしてるんだろうな。

要するに、ボクも、クリスマスが大好きなんである(笑)

で、なんとなく、クリスマス気分に合うような曲を探してYouTubeをウロウロしてたら、とても素敵な曲を見つけた。





シグリッド(Sigrid)というノルウェーのSSWが、ひと月ほど前にデジタル配信でリリースした"Home to You(This Christmas)”という曲の、これはライブ・バージョンである。

大好きなアンジェラ・アキさんの曲『HOME』になんとなく感触が近くて、なんだかじわーっと沁みてくる。

このシグリッドというSSW、すでに4年ほど活動しているようだが、ボクはまったく知らなかった。
ちょっと調べてみると、「ニール・ヤングの大ファンである父と、ジョニ・ミッチェルに深い敬愛を抱く母親を両親に持つ」んだそうで、なんかわかる(笑)
詳しく知りたいという方は、ユニバーサルが公式サイトを開設しているのでどうぞ。

https://www.universal-music.co.jp/sigrid/


スタジオ録音バージョンはこちらで聴けるが、ボクは、ピアノとストリングスとシグリッドの美しい声が絶妙にまじりあうライブ・バージョンの方がいいなぁ。




タグ:Sigrid
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