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Roger Daltrey, Parting Should Be PainlessのUSオリジナル [STERLINGの仕事]

3月1日はロジャー(Roger Daltrey)の誕生日である。

ザ・フー(The Who)のレコードを何か聴こうと棚を眺めていたら、ロジャーのソロが何枚かあるのに気づいた。
1973年にリリースされたファースト・ソロ・アルバム"Daltrey"のUKオリジナル(Track Record 2409 202)は大好きで、前に記事にしたこともある(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2018-03-01)が、他のソロ・アルバムは、そういや何枚か買った記憶はあるが、聴いた記憶がないσ^_^;
たまに都心のレコード店をまわって、20枚ぐらい買って帰ったときには、何枚かは聴かずに棚に仕舞い込んでしまうこともあったりするからなぁ・・・

ってことで、このレコードを聴くことにした。


20230301-01.jpg


1984年2月にリリースされた5作目のソロ・アルバム"Parting Should Be Painless"のUSオリジナル(Atlantic 80128-1)である。
「ロジャーのソロなら、UK盤がオリジナルだろー」って声が聴こえてきそうだが、このアルバムは、エンジニアの顔ぶれから言ってニューヨークのメディアサウンド(Mediasound)で録音されたようだし、UK盤の送り溝の登録はDiscogsにはないのだが、EU盤とか見てもSTERLINGカッティングだから、UK盤もSTERLINGカッティングじゃないかと思うので(違ったらごめんなさい。)、US盤もオリジナルと言っていいんじゃないかと思うのである。

最初の画像でわかるように、うちのはプロモ盤なのだが、盤のほうはアライド(Allied Record Company
=AR)・プレスの通常盤だった。


20230301-02.jpg


ニューヨークで録音とカッティングが行われていて、送り溝を見るとスペシャルティ(Specialty Records Corporation=SP)からマザーが送られてきてるようなので、オリジナル工場はスペシャルティなんだろうけど、まぁ、いいや。

音の方は、広がりとかはアナログらしくて良いのだが、分離感がいまひとつなので、ちょっと高音質とは言い難い。
CDとかだと分離感がよくなってるのかなと思って、Apple Musicのロスレス配信を聴いてみたが、全然ダメだった。
アナログ以上に分離感がないし、広がりもない。
一度このデジタルの音を聴くと、アナログの音がずいぶん良い音に聴こえてくる(笑)

ジャケットやインナースリーブには、エンジニアどころかSTERLINGカッティングであることのクレジットもないが、送り溝には両面にSTERLING刻印がある。


20230301-03.jpg


刻印のみでサインはないが、両面とも9mm刻印だったので、さしあたりジョージ・マリノ(George Marino)のカッティングだとしておこう。
いまのところ9mm刻印の使用が確認できているのはマリノだけだしね(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-09-03)。

内容のほうは、聴き込んでないので、まだ的確に表現できないのだが、「これがロジャー流ダンディズムか?」なーんて思ったりしている。
ボクはけっこう好きだ。

タグ:Roger Daltrey
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