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ヒヤリ [アナログ・コレクターの覚書]

ヤフオクで落札したレコードが届いた。

出品者はレコード店ではなく、リサイクル・ショップでもなさそうで、どうやら個人のようだった。
大量の出品があるものの、どれもこれも「実家の押し入れの奥に眠ってました」的なもので、その中にほんの少しレコードが混じっていた。

そんな出品者なので、梱包は、スーパーとかでもらってきたらしいダンボールを解体して二つ折りにしたものに挟んでテープでグルグル巻きにするというものだったが、中のレコードはプチプチにくるんであったし、まぁ上出来である(上から目線 笑)。

しかし、プチプチから取り出した瞬間、ボクは蒼ざめた。

アウターのビニールが、これだったからである。


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「まるいレコード」ってさー、レコードは大概まるいぞ。
って、違う、そうじゃない(笑)

押し入れの奥で長年眠っていたらしいそのアウターは、ずいぶんと薄汚れていたが、汚れは問題ではない。
問題は、その分厚さである。
そう、塩ビ焼けを起こす、あの悪名高いアウターっぽい。

恐る恐るレコードを引っ張り出して確認したところ、なんだかハード・オフのジャンク・コーナーにあるやつぐらい盤面が汚れているが、塩ビ焼けっぽくはない。

レア盤ではないので、速攻で、水の激落ちくんを使って洗浄する。


20240430-02.jpg


ピカピカである。
一点のくもりもない。

もともと悪さをする成分を含んでいなかったのか、それとも厚めのジャケットがその成分の侵入を阻んだのか、塩ビ焼けは逃れていたのであった。

すっげー良い音で鳴っているのである。

めでたし、めでたし(笑)

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