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Apple Musicを楽しむ [オーディオ]

Apple Musicの無料トライアルを始めたのが9月なので、12月から有料に切り替わったのだが、そのまま継続して利用している。
というのも、以前無料トライアルで使ってみたAmazon Music HDに比べると、ずいぶん使いやすいからである。

最近では、CDを購入した場合でも(ボクの場合、CDは、もはや若いミュージシャンを応援する意味で買うことがほとんどなので)、聴くのはApple Musicで聴く。
ハイレゾロスレスで聴ける場合はもちろん、通常のロスレスの場合でも、そうしている。
ミュージシャン側から見ると、買ったCDを聴いてもらうよりサブスクで聴いてもらった方がありがたいだろうと思うからだ。

ボクの場合、音楽はアナログで聴くことが多いのだが、それでも、最近では、サブスクで聴く割合がかなり高くなっている。
日によっては、サブスクしか聴いてないという日もあるくらいだ。

ただ、Apple Musicのハイレゾロスレスの再生(やロスレスの完全な再生)は、正直なところ、公式サポートのページを見てもわかりにくい。
恥ずかしながら、ボクも、無料トライアルを始めてしばらくの間は、ハイレゾロスレスは再生できていなかったし、ロスレス再生も不完全にしかできていなかった。
もちろん、ちゃんと再生できていなくても、音は出る。
ダウンコンバートされて出てくるからだ。

ボクのように、iPadやiPhoneからDACに繋ぐ形で利用する場合、あんがい思い込みでちゃんと再生できていない人って多いんじゃないだろうか?
公式サポートのページには、ハイレゾロスレスを聴くならDACに繋げとしか書いてないので、Lightning-USBケーブルでDACの正面についているiPod/iPhone用のUSB-A端子に繋げばいいと思っちゃう人って多いんじゃないかなぁ?(ボクだけ?)

もしかしたら、最近のDACだと、この繋ぎ方でもハイレゾロスレス再生(サンプリング・レートが48kHzを超える曲の再生)ができるのかもしれないが、うちのDACではできない。

うちのDACは、これである。


(画像をクリックするとAmazonにとびます。)

MaranzのHD-DAC1である。
このDACのフロントUSB-A端子は、48kHz/16bitまでしか対応していない。
つまり、それ以上の場合は、48kHz/16bitにダウンコンバートされて出てくるわけだ。

Apple Musicのロスレス再生は、ハイレゾロスレスなら最大192kHz/24bit、ロスレスなら最大48kHz
/24bitである。
ハイレゾロスレスなら必然的にダウンコンバートされるし、ロスレスでも24bitは16bitにダウンコンバートされるということになる。

たとえば、Kitriの最新シングル『ヒカレイノチ』はハイレゾロスレスで配信されている。


20211226-1.jpg


フロントのUSB-A端子に接続した場合、ディスプレイにはこう表示される。


20211226-2.jpg


この表示は、どんな音源を再生しても変わらない。
フロントUSB-A端子は48kHz/16bitまでしか対応していないから、ハイレゾロスレス音源も48kHz/16bitにダウンコンバートされて再生されているということになる。

じゃあ、ちゃんと再生するにはどうすればいいか?
これを使う。


(画像をクリックするとAmazonにとびます。)

Lightning-USBカメラアダプタである。
これでLightning端子がUSB-A端子(メス)になるので、DAC背面のUSB-B端子に繋いでいるケーブルを、PCやNASからこのアダプタのほうに差し替えてやればよい。

この接続で再生すると、『ヒカレイノチ』は96kHzで再生される。


20211226-3.jpg


ビットレートの方は表示されないのだが、24bitである。
iPadを楽曲再生画面にして(上記のiPadの画面)ハイレゾロスレスとかロスレスとかをタッチすると、解像度が表示される(この曲の場合「24ビット/96kHz ALAC」と表示される)ので確認できる。
94kHz/24bitのハイレゾ音源としてしっかり再生されているわけだ。

では、通常のロスレスはどうか。

Kitriの最新アルバム『Kitrist II』収録の『パルテノン銀座通り』を再生してみよう。


20211226-4.jpg


サンプリングレートは、こう表示される。


20211226-5.jpg


44.1kHzである。
ビットレートの方は16bitだ。
つまり、CDとまったく同じということだ。

ただ、Apple Musicの場合、48kHz/24bitまでロスレスと呼ばれる。
ロスレスと表示されていても、CD以上の解像度で配信されている場合があるのだ。

たとえば、キンクス(The Kinks)の"The Kinks Are The Village Green Preservation Society"を再生してみよう。
この音源には、ロスレスの隣に、Apple Digital Masterの表示がある。


20211226-6.jpg


サンプリングレートは、こう表示される。


20211226-7.jpg


48kHzだ。
ビットレートは、楽曲再生画面で確認すると24bitなんである。

ロスレスと表示されていてもいろいろあるのだ。
『Kitrist II』のほうはCDと同等音源だから、フロントUSB-A端子に繋いでもダウンコンバートされずに再生されるが、"The Kinks Are The Village Green Preservation Society"のほうは、フロントUSB-A端子のほうでは、16bitにダウンコンバートされて再生されることになる。

サンプリングレートの違いという点では、ハイレゾロスレスもいろいろある。

レコード・コレクターズ2021年12月号(要するに前月号)の初盤道で取り上げられていたキンクスの"Muswell Hillbillies"を再生してみよう。
これはハイレゾロスレスで配信されている。


20211226-8.jpg


この音源のサンプリング・レートは、こう表示される。


20211226-9.jpg


88.2kHzである。
ビットレートは24bitだ。

最近聴いたものでは、ゴダイゴの『西遊記〜シン・ミックス〜』も88.2kHzだった。

まぁ、でも、こういった解像度の違いについては、DACの方で自動判別してくれるので、気にする必要はない。
以前、Amazon Music HDを無料トライアルしたときには、この自動判別ができなかったのだが、その後改善されたのだろうか?
もはや、身の回りにAmazon Music HDを使ってる人が誰もいないので、知らない(笑)

とにかく、ロスレス配信のApple Music、一度ちゃんと繋いでしまえば、ひじょーに便利である。

そうそう、Apple Musicといえば、Dolby Atmosの配信もある。
しかし、あれはApple TV 4Kを導入しないと聴けないので、まだ未体験だ。
Apple TV 4Kは、現時点ではハイレゾロスレスに対応してないんで、まだ導入してないのよね。

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