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GET OFF OF MY CLOUDと(I Can't Get No)SATISFACTIONのUKオリジナル [The Rolling Stones]

最近、有賀幹夫さんがチャーリー(Charlie Watts)のとびきり素敵な写真をしばしばTLで見せてくれていて、そのたびに追悼の気持がよみがえっているし、今月号のレコード・コレクターズ(2021年12月号)には、「追悼チャーリー・ワッツ」という特集もあって、寺田正典さんの「時代を超えて愛された軽やかな”ロール” 世界最強のロック・バンドを支えたドラマーの功績をふりかえる」という記事や犬伏功さんと増村和彦さんによる「チャーリー・ワッツ名演選 楽曲を支え躍動させた絶妙なドラミング」という記事が掲載されているので、レココレ片手に、今夜はボクも、チャーリー追悼の夜である。

ちょうど、比較的最近手に入れたストーンズ(The Rolling Stones)のUKオリジナル・シングルの中に、犬伏さんと増村さんの記事で取り上げられているものがあったので、それを中心に聴くことにしよう。


20211120-1.jpg


"GET OFF OF MY CLOUD"(Decca F 12263)と"(I Can't Get No)SATISFACTION"(Decca F 12220)である。

ストーンズのUKオリジナル・シングルには、かなりレーベル・バリエーションがあるようだが、さしあたり気にしないことにした(笑)

ボクが手に入れた"GET OFF OF MY CLOUD"はこんなレーベルである。


20211120-2.jpg


マトは1C/2Cだ。
1C/1Cというのも存在するが、2C/1Cや2C/2Cも普通にあるようなので、1Cと2Cは最初に同時にカッティングされたものと思われる。
スタンパーは1 KC/3B CBでけっこう進んでいるが、音はそんなになまっている感じはしない。
マト末尾のCは、Trevor Fletcherによるマスタリング/カッティングであることを示す。

"(I Can't Get No)SATISFACTION"のほうは、こんなレーベルだ。


20211120-3.jpg


こちらのマトは1C/3Cだ。
これまた1C/1Cというのも存在するが、Side 1のバリエーションとして1C、2T、3Cが、Side 2のバリエーションとして、1C、2C、3Cがあるようだ。
これらのマトで様々な組み合わせがある。
うちの1C/3Cは、スタンパーが1 U/1 BMとかなり若い。
ってことで、上記両面3種類づつあるマトの様々な組み合わせはどれも最初からあったんじゃないかと思う。
マト末尾Cは、上記のとおりTrevor Fletcherだが、マト末尾Tは、Gil Wentによるマスタリング/カッティングであることを示す。
両面あわせて6回のカッティングのうち、1回だけ別のエンジニアというのも、おもしろい。
時間的に間に合わなくて応援を頼んだとか、あるいは若いやつに経験を積ませるためにちょっとやらせてみたとか、そんなところだろうか。


では、寺田さんの記事を読みながら、あるいは、犬伏さんや増村さんの楽曲解説を読みながら、チャーリーのドラムに意識を集中させてレコードを聴くことにしよう。



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