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友を待つ [The Rolling Stones]

ピーター・バラカン(Peter Barakan)さんが絶賛していたし、寺田正典さんがコメントを寄せているというし、何よりBarakan Beatでオンエアされた"Slipping Away"がとても良かったので買ってみた。


20210901.jpg


ティム・リース(Tim Ries)の"The Rolling Stones Project"である。

このアルバム、サブスクにはなかったということもあるのだが、一番大きな購入動機はSACDがあったことだ。
ってことで、これは日本盤のSACDである。

昨日届いたのだが、これが実に良い。
ってことで、昨夜に続いて今夜もずっと聴いている。

1曲目の"(I Can't Get No)Satisfaction"から良いのだが、ティム・リースとチャーリーにラリー・ゴールディングス(Larry Goldings)が加わったオルガン・トリオで奏でられる2曲目の"Honky Tonk Women"に、ボクはノックアウトされてしまった。
あとはもう"The Rolling Stones Project"の世界に身をゆだねるのみである。
ボクがジャズに求めるエッセンスが、ストーンズの名曲たちの中にこれでもかと詰め込まれている。
実にスリリング、そして美しい。

美しさという点では、寺田さんが「信じられないほど美しい」と評したノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の歌う"Wild Horses"はもちろん、"As Tears Go By"や"Ruby Tuesday"も負けていない。

でも、ボクが一番泣けるのは、"Waiting on a Friend"―「友を待つ」である。

この曲には、ストーンズからはチャーリーしか参加していない。
その演奏を聴いていると、なんだか、天国で、チャーリーが気の合ったジャズ・ミュージシャンに声をかけて、セッションをしている様子が思い浮かんでしまう。

で、演奏しながら、「こっちはこっちで楽しんでるから、こっちに来るのはまだまだずっと先でいいんだぜ」ってウインクしてる気がしてさ。


「友を待つ」は、オリジナルがシングル・リリースされたときのMVも凄く良かったよねぇ・・・





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