アビイ・ロード国旗帯日本盤の素性を探る [国内盤研究]
PMにKやWやGがついてるのは川口工場プレスじゃないかという仮説を裏付ける証拠を何か発見できないかと、レコード棚を探索していた。
そのときに偶然発見したのがこれである。
『アビイ・ロード』の国旗帯日本盤(EAS-80560)だ。
いや、でも、PMについていたのはKでもWでもGでもない。
つまり、このレコードは、川口工場プレスとは何の関係もない(笑)
このレコードのPMについていたのは・・・
Sなんである。
PMはどうみても0-ZSだ。
1980年12月プレスというのはいいとして、Sって何さ?
CBS SONYプレスだとでも言うのか?
そう思いながらレーベルを見ると・・・
レーベル中央のリングが小さい。
直径が24mmである。
CBS SONYプレスじゃん!
1980年に東芝からCBS SONYにプレス委託があったなんて、まったく知らなかったよ。
そういえば、川口工場って1978年ぐらいに閉鎖されたんだった。
その結果として落ちた生産能力を、外部委託でまかなってたのかしらん?
1980年に東芝からCBS SONYへの委託プレスがあったというのも興味深い発見だったが、このレコードにはもう一つ興味深い点があった。
Side 1のマトは、YEX-749 3S 23と、特に代り映えしないものだったが・・・
Side 2のマトは、YEX-750-U 1S 20と、なんとU付きだったのである。
このUは、寺尾聰『ルビーの指環』を記事にしたときにも話題にした謎のアルファベットだ。
ボクは、Cal De Rさんの仮説に賛成で、このUはマスターテープ違いじゃないかと考えている。
では、『アビイ・ロード』のマスターテープ違いって?
この点については、ビートルズ・コレクターのNJoobuさんとツイッターでお話させていただきながら、ボクは一つの結論に到達した。
『アビイ・ロード』については、1978年に、プロユース(PRO-USE)シリーズの一枚として、高音質盤の再発があった。
この再発盤は、新たにダビングした(「トラックダウンしなおした」と書いてあるけど、ダビングのことだろう)76cm/secの2トラック・マスターテープからハーフスピード・カッティングされたものだ。
つまり、1978年に高音質盤用のマスターテープが新たに取り寄せられていたわけである。
このマスターテープが、その後のリカッティング(ハーフスピード・カッティングではなかっただろうけど)のマスターテープとしても使われたので、マトの最後にUがついたんじゃないだろうか。
実際、音を聴いてみても、Side 1が普通の日本盤の音なのに対して、Side 2は実に明快な音だ。
とくに低域が沈み込んでベースの動きが手に取るようにわかる感じとか、高音質盤ぽい。
NJoobuさんも聴き比べをしてくださって、U付き盤のほうがクリアで雑味がないとの印象を受けたとのことだった。
やはり、U付きは、プロユース・シリーズのために取り寄せたマスターテープを使用したもので、マスターテープ違いということでいいんじゃないかと思うのである。
そのときに偶然発見したのがこれである。
『アビイ・ロード』の国旗帯日本盤(EAS-80560)だ。
いや、でも、PMについていたのはKでもWでもGでもない。
つまり、このレコードは、川口工場プレスとは何の関係もない(笑)
このレコードのPMについていたのは・・・
Sなんである。
PMはどうみても0-ZSだ。
1980年12月プレスというのはいいとして、Sって何さ?
CBS SONYプレスだとでも言うのか?
そう思いながらレーベルを見ると・・・
レーベル中央のリングが小さい。
直径が24mmである。
CBS SONYプレスじゃん!
1980年に東芝からCBS SONYにプレス委託があったなんて、まったく知らなかったよ。
そういえば、川口工場って1978年ぐらいに閉鎖されたんだった。
その結果として落ちた生産能力を、外部委託でまかなってたのかしらん?
1980年に東芝からCBS SONYへの委託プレスがあったというのも興味深い発見だったが、このレコードにはもう一つ興味深い点があった。
Side 1のマトは、YEX-749 3S 23と、特に代り映えしないものだったが・・・
Side 2のマトは、YEX-750-U 1S 20と、なんとU付きだったのである。
このUは、寺尾聰『ルビーの指環』を記事にしたときにも話題にした謎のアルファベットだ。
ボクは、Cal De Rさんの仮説に賛成で、このUはマスターテープ違いじゃないかと考えている。
では、『アビイ・ロード』のマスターテープ違いって?
この点については、ビートルズ・コレクターのNJoobuさんとツイッターでお話させていただきながら、ボクは一つの結論に到達した。
『アビイ・ロード』については、1978年に、プロユース(PRO-USE)シリーズの一枚として、高音質盤の再発があった。
この再発盤は、新たにダビングした(「トラックダウンしなおした」と書いてあるけど、ダビングのことだろう)76cm/secの2トラック・マスターテープからハーフスピード・カッティングされたものだ。
つまり、1978年に高音質盤用のマスターテープが新たに取り寄せられていたわけである。
このマスターテープが、その後のリカッティング(ハーフスピード・カッティングではなかっただろうけど)のマスターテープとしても使われたので、マトの最後にUがついたんじゃないだろうか。
実際、音を聴いてみても、Side 1が普通の日本盤の音なのに対して、Side 2は実に明快な音だ。
とくに低域が沈み込んでベースの動きが手に取るようにわかる感じとか、高音質盤ぽい。
NJoobuさんも聴き比べをしてくださって、U付き盤のほうがクリアで雑味がないとの印象を受けたとのことだった。
やはり、U付きは、プロユース・シリーズのために取り寄せたマスターテープを使用したもので、マスターテープ違いということでいいんじゃないかと思うのである。
タグ:THE BEATLES
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