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聴力チェックとSgt. Pepper Inner Groove [アナログ・コレクターの覚書]

関取花ちゃんの新譜『新しい花』を二回ほど、ライブハウス音量(笑)で聴いてみた。
もうちょっと聴きこんでみるけど、「全13曲、頭のてっぺんから爪先まで最高の自信作」だと自負するだけのことはあると思う。
しばらく、ヘビロテで聴いてみることにしよう。

それはそうと、53分×2をライブハウス音量で聴いたので、ちょっと耳に負担がかかっている感じが残っている。
そこで、ふっと聴力チェックがしたくなった。

日常的にライブハウス音量で聴いているわけではないが、ボクは比較的大きめの音量で音楽を聴くことが多いので、耳に負担がかかっているかもしれない。
老後もできるだけ長く快適に音楽を聴いていたいと思うし、それは大音量で聴くことよりも優先事項だ。
難聴の兆候とかが見つかったら、大音量で聴くことは控えねばなるまい。

ってことで、iPadにアプリをDLして、聴力検査をやってみた。
結果は、125Hzから8000Hzまですべて正常の範囲内だったが、一番聴力が低かったのが4000Hzで20dBまで落ちている。
騒音性難聴は、4000Hzの聴力が落ちるところから始まるらしい。
つまり、現時点では正常の範囲でも、騒音性難聴の兆候はあるわけだ・・・(素人判断だけど)
大音量再生は少し控えようかなぁ。

それよりも気になったのが、自分の聴力のアンバランスさだ。
8000Hzの聴力が一番高いのである。
そういやモスキートも15kHzまでは普通に聴こえるし、16kHzもなんとか聴こえるからなぁ。
125Hzから4000Hzまでの聴力は年齢相応なので、ここまで高域が聴こえるのはおかしい気がする。

そこでふっと思ったのだが、ボクがCDの音が苦手なのって、このアンバランスな聴力のせいなんじゃないかということ。
音量をあげると、CDではうるさくて聴いてられなくなることが多いのだが、これって高域が減衰せずに出ているからなんじゃないかと。

いずれにせよ、ボクの音の聴こえ方は、普通の聴こえ方と違う気がしてきた。

モスキートで思い出したのだが、Sgt. Pepper Inner Groove―The Beatles, Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Bandの最終曲"A Day in the Life"の後に入っている無限ループ―の「意味不明のおしゃべり」の前に入っているモスキートが、UKオリジナル、2009年のリマスター盤、2017年の50周年記念盤でどう違っているかをまとめておこうと思っていたのだ。

いや、だって、50周年記念盤は流石にやりすぎでしょ・・・


UKオリジナルを24/96で録音してモスキートの部分を周波数分析するとこんな感じになる。


1967Original.jpg


15kHzのところに山があるが、レベルはー54dBだし、サーフィスノイズのほうがでかいので、かすかに笛のような音が聴こえるがよくわからない(笑)


2009年のリマスター盤はこんな感じ。


2009Remaster.jpg


やはり15kHzに山があって、レベルが-24dBまであげられているので、CDだし聴こえるのだが、他の周波数の音も混ぜてあって笛みたいに聴こえる。


それに対して、50周年記念盤はこうである。


2017Mix.jpg


16kHzのところにしか山はなく、純粋なモスキートで、レベルが0dBにまで達している。
16kHzはなんとか聴こえるという程度のボクでも、思いっきり不快である。
若い人は、とんでもなく不快なんじゃないだろうか。

2009年のリマスター盤のときのモスキートで良かったと思うのだが、どうしてこんなもんに変更しちゃったんだろ?
謎である。

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