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E.クラプトン・ライブ・アット武道館 [思いを馳せる]

ここに一枚の、いや二枚組だから一組の、エリック・クラプトン(Eric Clapton)"Just One Night"がある。


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何の変哲もない、ただのUSオリジナル盤(RSO RS-2-4202)である。

ただ、一つだけ違っていたのは、このレコードには、こんなものが入っていたことだ。


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ポリドールの「レーベル原稿兼和文編成」という内部文書のコピーである。

何故こんなものが、このレコードに入っていたんだろう?
そこに思いを馳せるのである。

これは日本盤「ジャスト・ワン・ナイト E.クラプトン・ライブ・アット武道館」の「レーベル原稿兼和文編成」のコピーであることに間違いはないだろう。
とすると、それが何故USオリジナル盤の中に入っているんだ?

いろいろ考えたのだが、このレコードって、日本盤の解説を書いた原昭さんに渡されたものなんじゃないだろうか?

日本盤のテストプレスとかもできあがっていない段階での原稿依頼だったので、すでにリリースされていたUS盤といっしょに依頼したんじゃないかと推測したのだが、どうだろう?

「レーベル原稿兼和文編成」の作成日付は80年3月になっているし、発売日は80年5月ということになっていて、US盤の発売日は80年4月だから、辻褄があう。

ただ、どこを調べても、日本盤の発売日が5月だったというのが出てこない。
「レーベル原稿兼和文編成」の発売日は、3月時点での発売予定日であって、その通りに発売されたかどうかわからない。
発売延期されたんなら問題ないが、前倒しになって、US盤と同時発売とかされてた日にゃ、ボクの推測はまるで見当はずれになる。

手持ちの日本盤がA-1-2という若いスタンパーでPMがE0(80年5月プレスであることをあらわす)だったから、とりあえず80年5月下旬か6月発売の可能性が高そうだとは思っていたが、確証が欲しかった。

で、今朝のことである。
urbantango82さんが、日本盤の見本盤をツイートされた。
速攻でPM確認である。
見本盤のPMで初回プレスの時期つまり発売時期が確定できる。

urbantango82さんの回答は”E0”、うちのと同じである。
これで、このレコードの日本盤発売時期は、80年5月下旬か6月ということが確定できた。

そしたら、さらに、kaori Eさんが当時のリリース広告の画像を見せてくださった。
発売日は5月21日となっている。
見本盤のPMからいっても、予定通りに発売されたことに間違いないだろう。

ってことで、原昭さんに解説を依頼するために渡したレコードが、まわりまって今ボクの手許にある。
と、ボクは妄想している(笑)

それにしても、この「レーベル原稿兼和文編成」って文書、なかなか興味深い。

日本盤のタイトルって、最初は「武道館」て漢字じゃなくて、「ブドーカン」にするつもりだったのねーとか発見したり。

こんな間違いを発見したり(笑)


20210207-3.jpg


どっかで間違いに気づいて修正されたんだろうけど、「アァーザー」ってさ・・・
普通書いてて気づくだろー(笑)

この曲名に関しては、「ファーザー」には修正されたけど、結局、帯は「ファーザー・アップ・ザ・ロード」になっている。
まあ、この曲名は、"FARTHER UP THE ROAD"でも"FURTHER ON UP THE ROAD"でも、どっちでもいいようなのだが、ジャケットには後者の表記が採用されているんだから、そっちに統一するのが筋だろう。
インサートにいたっては、"FURTHER ON UP THE ROAD"という英語表記のうえに、「ファーザー・アップ・ザ・ロード」という日本語表記があって、滅茶苦茶である(笑)

もっとも、不統一という点では、US盤は、ジャケットは"FURTHER ON UP THE ROAD"だけど、レーベル上はずっと"FARTHER UP THE ROAD"なのよね。


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「アァーザー」に気を取られて英語表記のほうを写真に撮り損ねたが、「レーベル原稿兼和文編成」では、英語表記もUS盤に従って"FARTHER UP THE ROAD"になっている。
しかし、日本盤のレーベルは、ちゃんと"FURTHER ON UP THE ROAD"になっている。
ここは製品化の過程で修正されたわけだ。

なーんて、このレコードの日本盤が製品化される過程に思いを馳せながら、USオリジナル盤を聴いていた。

日本盤も悪くないけど、STERLINGカッティングのUSオリジナルの音が、ボクは好きだ。
低域に迫力があって、音場全体が前にぐいぐいと迫ってくる感じがとても良い。
ライブ盤の醍醐味を満喫することができる。

UK盤は持ってないし、聴いたこともないけど、UK盤もSTERLINGカッティングみたいだし、ボクはこのUSオリジナルでいいや(笑)

タグ:Eric Clapton
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