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MMカートリッジのモスキートノイズ [オーディオ]

最近、ボクのツイッターのTLでは、JICOが発売した、『黒柿』という木製カンチレバーを持つ交換針(Shureカートリッジ用)が話題である。

詳しくは、下記Webサイトをどうぞ。

https://jico.online/2019/11/12/moritayokoku/


この交換針、「木製のカンチレバーをもったレコード針の音を聴いてみたくなった」というレコード針職人の思いから生まれたという。
木材加工職人の息子として生まれ、子供の頃から木材に囲まれて育ったボクとしては、なんだか妙に共感してしまい、ボクもまた、「木製のカンチレバーをもったレコード針の音を聴いてみたく」てたまらなくなってしまった(笑)

それに加えて、ツイッターでは、「このレコードは黒柿に合う」なんてつぶやきが定期的に流れてくる。
なんとなく、「黒柿」で聴いてみたいレコードが、ボクの頭にも思い浮かぶ。
もうボクに抵抗できるはずもない。
そんなわけで、金曜日の夜、JICOに発注してしまった。

そうは言っても、ボクがいまメインに使用しているステレオ・カートリッジはオルトフォン(ortofon)のCadenza Redだ。
黒柿を使うには、これをShureに交換してやらないといけない。

ということで、金曜の夜中に、カートリッジケースに眠っていたV15 VxMRを引っ張り出して、先日導入したメインアーム、オルトフォンのRS-212Dに搭載してみた。

搭載して気づいたのだが、Shureを取り付けてあるシェルは、確か1000円くらいで購入したどこのメーカーのものかもわからないやつだ。
せっかく黒柿を迎えて本格的にV15を活用しようというのだから、シェルも新調しようと思い立った。

木製カンチレバーの黒柿を搭載したV15なら、木製シェルなんておもしろいんじゃないか?
な~んて思いつきで、山本音響工芸のアフリカ黒檀製シェル(HS-1AHS-1A)を発注したのだが、これはAmazonに在庫ありだったので、昨日、速攻で届いた。

そんなわけで、ただいま、うちのメイン・カートリッジは、アフリカ黒檀製シェルのV15 VxMRになっている。


20200126-01.jpg


20200126-02.jpg


ところが、このカートリッジ交換の過程で、ボクは問題に直面した。
14kHz~15kHzくらいの、「つーーーん」という、いわゆるモスキート音のようなノイズが、微弱ではあるものの出ているのである。
(ちなみに、17kHzのモスキートになると、もうボクにはまったく聴こえません 笑)

ボリューム10時を過ぎたあたりから感じられるようになるものの、微弱なんで最初は気づかなかったのだが、なんとなく違和感があったので、無音でボリュームをあげてチェックしてみたら、11時を過ぎたころからかなり耳障りなモスキートが出てくる。

一度気づくと、ボリュームを下げても、10時を過ぎたあたりから、静音部ではかすかではあるものの感じるようになってしまった。

最初はアフリカ黒檀製シェルのせいかとも思ったのだが、もう一つあるテクニクス製シェルに装着したMMカートリッジでも同じ症状が出るので、シェルの問題ではなく、うちのシステムでMMカートリッジを使った場合に出る症状のようだ。

フォノイコライザーを通さず、アンプのフォノ入力に差し込んでもまったく同じ症状が出る。
この際なので、手持ちのフォノイコライザー二台ほどで試してみたが、どちらも、さらに派手なモスキートが出る。

ちなみに、同じくMMで受ける高出力MCのモノラル・カートリッジやトランス内蔵のSPU-GTでは、まったく出ない(インピーダンスが低いからということらしいのだが・・・)。

どうやら、MMカートリッジに特有の現象らしい。

なんだこれ?


あれこれ付け替えているときに気づいたことなのだが、このモスキートノイズ、アームとカートリッジの接合部分を指で掴むとピタリととまる。
だから、アースを何か工夫すれば解決するのではないかと、あれやこれや試みていたのだが・・・

この週末は、この対策に悪戦苦闘していたのだが、結局、解決策は見いだせなかった。

誰か助けてくださいm(_ _)m


<解決編>
その1―V15 VxMRをシールドせよ
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2020-01-29

その2―ノイズの発生源を特定!
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2020-02-01

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