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David Bowie, Young AmericansのUKオリジナル [David Bowie]

全国的に寒い一日になった土曜日、ここ湘南でも一時雪がちらついたが、やがて雨にかわり、いまはその雨もあがっている。

でも、寒い。
寒いので、どこにも出かける気がせず、暖房であたたまった部屋の中で、のんびり音楽を聴いている。
まぁ、いつもの週末である(笑)

で、昨日買ってきたレコード・コレクターズ2月号なんぞを読みながら、いろいろ聴いていたのだが、当然のことながら、初盤道で取り上げられていたデビッド・ボウイ(David Bowie)の"Young Americans"もひっぱりだした。


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初盤道ではUKオリジナルの話は早々に切り上げられて、USオリジナル(RCA Victor APL1-0998)の話がメインだったのだが、あいにく、うちにはUKオリジナル(RCA Victor RS 1006)と思しきものが一枚しかない。
紙ジャケ探検隊が喝破している通り、このレコードについては、ボクも完全に後回しにしていたのである。

もっとも、このレコード、USオリジナルが良いと言われても、UKオリジナルに対してそれほど音に不満があった記憶もない。
で、とりあえず、ターンテーブルに載せて、針をおろしてみた。


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うん、悪くない。

確かに、高域は若干金属的に響く感じがしないわけではないが、それほど気になるものではないし、低域の量感はむしろ好みだ。
とはいえ、モータウンに近いソウル・マナーの音ではないし、低域に粘り気があるせいか、軽やかでもない。
そのうち、USオリジナルも(安く転がってれば)手に入れることにしよう。


それより気になるのは、うちのがUKオリジナルと言ってよいものなのかどうかだ。

ジャケットは、テクスチャー仕上げではないが、通常のジャケットよりもマットに仕上げられていて、それなりに雰囲気がある。
素っ気ないといえば素っ気ないが、手を抜いている感じではない。
(インナーがないのはいただけないけどね。)


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Discogsを見ると、若干光沢のあるジャケットもあるようだが、そっちのほうが安っぽい感じがする。

レーベルは、もちろん、オレンジである。


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ただ、使用されているのは、光沢のある紙ではなく、マットな紙だ。
ファースト・プレスがこのマットな紙のオレンジ・レーベルでいいのかどうかはわからない。

Stereo表記のないレーベルもあるが、これは”Station to Station”や"Low"のUKオリジナルがそうなので、その時期にプレスされたものである可能性が高い気がする。
いずれにせよ、ファースト・プレスのレーベルの特徴というわけではないだろう。


手持ちのマトは1E/3Eだ。


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(面倒なのでSide 1のみ 笑)



Discogsで確認すると、Side2には2Eがあるので、数字の若さで言えば1E/2Eが一番若いということになるのだが、Side 1の1Eと2E、Side 2の2Eと3Eは、最初から切られたラッカーの気がする。
音を聴いてみても、Side 1とSide 2で鮮度の差があるようには思えない。

ってことで、マト1E/3Eもファースト・プレスの仲間に入れてもいいんじゃないだろうか。

UKオリジナルのカッティングは、前年の1974年からロンドンのRCAスタジオのエンジニアになったピーター・ノーマン(Peter Norman)が担当している。
送り溝に刻まれたPNがその証拠だ。


20200118-06.jpg


すでに書いたように、ボクはこの音にとくに不満はない。

まぁ、でも、USオリジナルを聴いたことがないんで、どっちが良いかというのは(好みの点でも)判断できないんだけどね(笑)


タグ:David Bowie
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