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孤独の旅路 [Neil Young]

ニール・ヤングを好きになったきっかけの話。
以前のブログに書いた記事があったので、ちょうど良い機会だし、転載しておこう。


**********以下、転載**********


2013年4月6日土曜日、ボクは横浜アリーナにいた。
ap bank fesには行ったことがあるとはいえ、Mr.Childrenのフル・ライブを観るのは初めてだった。
そしてそれが、生涯もう二度と逢うことのない人との最後のデートになった。

この日の横浜はどしゃ降りの雨・・・

そんなこんなが重なるからなんだろう。
あのライブのことを思い出そうとすると、最初に浮かぶのは「Surrender」だ。


  ♪ 胸に無情の雨が降る
  ♪ 二人で過ごした日々は
  ♪ 路上のチリのよう
  ♪ 流れて 消えて The Endさ


この曲を紹介するとき、桜井さんがエピソードを一つ話していた。
この曲、ニール・ヤング(Neil Young)の「孤独の旅路」に雰囲気が似ているってことで、仮タイトルが「ニール・ヤング」だったとか。
そんな話のあと、その「孤独の旅路」をちょこっとだけ、弾き語りで歌ってくれた。

ニール・ヤングって、ボクは、あの声がどうも苦手で、レコードを一枚持っているだけだったのだけれど、そのレコードが"Harvest"で、この「孤独の旅路」・・・原題"Heart of Gold"が収録されているアルバムだった。

「Surrender」で「孤独の旅路」ってはまりすぎ・・・

でも、実は、「孤独の旅路」は別れの歌ではない。
原題の"Heart of Gold"は、まさに「黄金の心」ってことで「美しい心」を意味する。
「これまでずっと美しい心を探し求めてきたし、これからも探し続けてゆく」みたいな歌だ。
「美しい心の人」を探すというのではなく、「自分の心を美しいものにしていきたい」ってことなんだと思う。
Mr.Childrenの歌で言えば、「もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅」ってところか。
確かに、それはきっと、「孤独の旅路」に違いない。
この日本語タイトル、よく考えられている。

あの日から、気が付くと"Harvest"をターンテーブルに載っけていることが多くなった。
以前は苦手だったあの声も、今は魅力的に聴こえる。

 ♪ I've been a miner for a heart of gold

「もっと強くなりたい」「もっと優しくなりたい」
ボクも、ずっと、そんな風に思いながら生きてきた。

 ♪ Keep me searching for a heart of gold

そして、これからも、それはきっと変わらない。


まだまだ「美しい心」を手に入れていないボクの「孤独の旅路」は、ずっと続いてゆく。


20161113.jpg


**********以上、転載終わり**********


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