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目をあけたまま眠るスズメ [ボクの写真館]

もはやカメラが趣味などと口にするのは恥ずかしいほどに、最近は写真を撮っていないのだが、フィルムの時代からカメラは大好きだった。

腕はないんだけども(笑)

そんなわけで、シャッター・チャンスという場面に遭遇すると、思わずカメラを引っ張り出してしまう。

といっても、そんな大したシャッターチャンスでもないのだが、リビングの雨戸を閉めようとしたら、窓の外に伸びている小枝の中で、スズメが寝ているのを発見したのである。
スズメが寝ているところなんて初めて見るから、ボク的にはシャッター・チャンスなのだ。

微動だにしないので、眠っているんだろうと思ったのだが、首が伸びているし、目もあけているので、眠ってはいないのか?

それとも、ボクがたてた物音で、目をあけてしまったのか?


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どちらとも判断できなかったので、また後で様子をうかがうことにして、とりあえず窓を閉めた。

そして、2時間後。


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やはり微動だにしていない。
首を引っ込めているので、眠っているのかと思いきや、目はあけている。

ボクのたてた物音で目をあけた可能性もあるが、しばらく眺めていても、微動だにしない。
ってことで、こいつは目をあけたまま眠るスズメだということにしておこう(笑)

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アナログでアメリオ [Stefano Amerioの仕事]

ジャズについては最近の録音を好んで聴くほうではないので、ステファノ・アメリオ(Stefano Amerio)が素晴らしい仕事をしていること自体は知っていても、彼の仕事を聴くことができるものといえば、ボクの手許にあるのはCDが5枚ほどだった。

アナログを買おうと思ったことも何度かあったのだが、そもそもアメリオはアナログのマスタリング&カッティングはやらない(よね?)し、アメリオ録音を生かすも殺すも、アナログのマスタリング&カッティング・エンジニアの腕次第だろうと思うと、あえてアナログで聴くメリットはあるのかという疑問も生じてきて、購入するというところまでいかなかったのである。

それに、これは偶々かもしれないが、ボクが買おうと思ったアナログは、CDに比べて相当に割高だったということもある。

で、つい先日、これまた偶々かもしれないが、あまり割高感のない価格でこのアナログが売られているのを見つけた。


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コリン・ヴァロン・トリオ(Colin Vallon Trio)の"Danse"だ(ECM Records ECM 2517)。

そんなわけで、アナログでアメリオの初体験である(笑)

しかーし、これがアメリオ録音の本来の姿かと言えば、違う気がする。
アメリオっぽくないわけではないが、アメリオ色が薄められている感じ?
アナログ化に際して、コリン・ヴァロンやプロデューサーのマンフレート・アイヒャー(Manfred Eicher)の意図はしっかり伝えられたていたと思うが、アメリオは蚊帳の外だったんじゃないか、なーんてことをふと感じたり。
とはいえボクは、アメリオ録音自体それほど聴いていないから、気のせいかもしれないけどね。

CDと比較でもすればもう少しはっきりするかなぁと思ったのだが、わざわざそのためだけにCDも買うってのもねぇ・・・

そんなことを考えていたら、Amazon Music HDが90日間無料キャンペーンをやっていることを知った。
このサービス、CD音質あるいはそれ以上のハイレゾ音質のストリーミング配信を提供するもので、まさに打ってつけである。
ってことで、速攻で登録してみた。

"Danse"は基本的にULTRA HDで24bit/96kHzのハイレゾ配信である。
「基本的に」というのは、2曲目の"Tsunami"のみHDつまり16bit/44.1kHzのCD音質相当の配信なのだ。
e-onkyoでも、”Tsunami"だけバラ売り不可のアルバム販売のみとなっているので、何か特別な事情があるんだろう。
こういう配信上の特別な事情については疎いので、どんな事情かはまったく想像できないが(笑)


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ハイレゾであることを示す数字がつぶれて見えにくいので、そこだけ拡大しておこう。


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さて、このスタジオ・クオリティのハイレゾの音だが、これはまさにアメリオ録音という感じがする(笑)
やっぱり、アナログ化に際して、アメリオは蚊帳の外だったんじゃないだろうか?
気のせいかなぁ?

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The Long Black Veil [The Chieftains]

なんとなくYouTubeで動画を観ていたら、【一度聞いてみてほしい神曲】アイルランド民謡「靄の露」なんて動画をおススメされた。

アイルランド民謡で「神曲」とまで言われると、まぁ観てしまうよね(笑)

で、静止画を背景に流れる曲を聴いてみたら、誰が歌ってるかはわからなかったが、"The Foggy Dew"じゃありませんか。

"The Foggy Dew"なら、このCDよね。


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ザ・チーフタンズ(The Chieftains)の"The Long Black Veil"だ。

3曲目には、シネイド・オコナー(Sinéad O'Connor)とコラボした"The Foggy Dew"がおさめられている。
心の奥まで沁みいるのである。

このアルバム、シネイド・オコナーとのコラボがもう一曲("He Moved Through The Fair")おさめられているほか、スティング(Sting)との"Mo Ghile Mear"、ミック・ジャガー(Mick Jagger)との"The Long Black Veil"、ヴァン・モリソン(Van Morrison)との"Have I Told You Lately That I Love You?"、マーク・ノップラー(Mark Knopfler)との"The Lily Of The West"、ライ・クーダー(Ry Cooder)との"Coast Of Malabar"と"Dunmore Lassies"、マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)との"Love Is Teasin'"、トム・ジョーンズ(Tom Jones)との"Tennessee Waltz"、ストーンズ(The Rolling Stones)との"The Rocky Road To Dublin"など、豪華コラボ満載の大名盤なのだ。

とはいえ、手持ちのCDは2007年の日本再発盤(オリジナルは1995年リリース)で、ザ・チーフタンズのことを知ったばかりの数年前、たまたま中古CDコーナーで見つけて、こんな大名盤だとは知らずに買ったものなんだけどね(笑)

で、さっきCDを取り出したときに気づいたのだが・・・


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"SAMPLE"とか"LOANED"とかの赤文字が印字してあるってことは、これって見本盤?
ジャケットにもケースにも、見本盤だってことを示すようなスタンプやステッカーはまったく見当たらないんだけどな。

CDのサンプル盤について詳しい方、ご教示くださいm(_ _)m

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井上陽水『氷の世界』のエラージャケット [アナログ・コレクターの覚書]

<路傍の石さんにエラーの原因を教えてもらったので、追記しました。>(2019年9月14日22:40)


さて、考レコ学クイズ7の解答編である。

答えは超簡単なので、ほとんどの方は一瞬で気づいたことだろう。
そう、井上陽水『氷の世界』(ポリドールレコード MR 5038)の正常なジャケットでは、『氷の世界』という青字のタイトルのすぐ下に黒字で『井上陽水』というアーティスト名が入っているのだが、このジャケットにはそれがないのである。

つまり、これはエラージャケットなのだ。

本来のジャケットと並べてみよう。


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この『氷の世界』というアルバム、1973年12月1日に定価2000円でリリースされているのだが、翌1974年にはLPレコードの価格改定があった関係で定価2200円になる。

2000円の初盤も特に珍しくもないが、帯付き美品には2200円盤が多いので、初盤にこだわる人には注意が必要だ。

かくいうボクの所有している帯付き盤も2200円盤である。
しかも、帯には前所有者がご丁寧に50年10月と書き込んでいる。
つまり、リリースの2年も後に購入されたものなわけで、セカンドプレスどころかサードプレスあたりかもしれない。

でも、まぁ、それも、つい最近までまったく気づいていなかった。
半年ほど前のこと、ツイッターのTLにどなたかの「このレコードは音が良いので初盤を探したい」というツイートが流れてきた。
それで、なんとなく手持ち盤が初盤かどうかを確認したら、見事にレイトであることが判明してしまったのであった。

とはいえ、これはやたら売れたレコードだし、それこそハードオフのジャンクコーナーにゴロゴロしてんだろうと思ったから、とくにがっかりもしなかった。

それより、実際にハードオフのジャンクコーナーに行ったら、このエラージャケットの発見である。
ボクは、思わず歓喜の雄叫びをあげてしまった!

うぉぉぉぉぉ!

ウソです。

店内でそんな恥ずかしいことはしません(笑)

でも、かなりニマニマしながら店を後にしたことだけは確かだけどね(^_-)-☆

では、このエラージャケットのことを、もう少し詳しく紹介しよう。


このエラージャケット、『井上陽水』という黒字のアーティスト名が欠けている以外にも、本人画像の黒がかなり飛んでいるという特徴がある。


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単体で見せられてもわかりにくいかもしれないので、正常なジャケットと並べてみよう。


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印刷技術的なことはまったくわからないのだが、最後にアーティスト名とともに本人画像のところの黒も重ねるような黒の二重印刷でできあがるジャケットで、最後の工程が欠けたということなんだろうか?
誰か詳しい方教えてくださいませm(_ _)m


ツイッターで印刷技術に詳しい路傍の石さんにエラーの原因を教えてもらったので追記しておこう。
路傍の石さんの回答はきわめて分かりやすく的確なので、そのまま引用する。

「印刷の色数はスミ版、特色グレー版、特色ムラサキ版の3色+マットニスです。
井上陽水の文字と表写真のハーフトーンのグレーで刷られるべき部分が抜けてます。
グレーの版そのものが抜けたことも考えられますが、刷っている途中でグレーのインキ壺が空になったのに気付かなかったというのが原因かな?」

なるほどそういうことだったのか!
で、あらためて目を凝らしてみると、今までまったく気づかなかったが、かすかに「井上陽水」の文字がかろうじて認識できるじゃないか。
これはまさにインクはないけど印刷はしようとした痕跡だろう。


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謎は見事に解明されたのでありました。
路傍の石さん、ありがとうございましたm(_ _)m


とはいえ、裏ジャケは、まったく同じである。


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定価が変わっているので、右下端の価格表示が2000円と2200円という違いはあるが、黒が抜けている様子はない(というか、エラージャケットは2000円盤なのだが、そっちのほうが黒が濃い)。
ちょっと不思議だが、まぁ、表だけ黒の重ね印刷だったということか。

内ジャケットも特に違いはない。


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帯のついていないほうがエラージャケットだが、写真の鮮度が若干高いと感じるぐらいで、大差はない。

このほか、歌詞インサートにも違いはなく、盤も同じラッカーから切られたもののようだ。
とはいえ、2000円盤と2年後の2200円盤では、スタンパーの若さがかなり違っているので、音は歴然と違う。

ボーカルや個々の楽器の音色の明快さ、分離の明確さ、空間の広がり感など、スタンパーが若いとかな~り印象は変わる。
2200円盤しか持ってないという人は、帯付きでも数百円でゴロゴロしてると思うので、ぜひ2000円盤も探してお試しあれ。

あっ、でも、このエラージャケットはレアだと思うなー
イエス『こわれもの』の船なしジャケットみたいに、すっごい価値があるものだったりしないかしらん?(笑)

まぁ、特に価値がなくてもいいや。
こういう盤との出会いって、コレクター的には嬉しいのよね。
で、たまにしか行かないけど、ハードオフめぐりもやめられないのである(笑)

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考レコ学クイズ7~井上陽水『氷の世界』 [考レコ学クイズ]

半年ほど前だったか、ハードオフのジャンク・コーナーで拾ってきたこのレコード、そのうちネタにしようと思っていたのだが、森恵さんが「氷の世界」のカバーをアップしてくれたので、取り上げるにはこれ以上ないタイミングである。

ということで、久しぶりに考レコ学クイズなんてやってみよう。
いつもと違って、超簡単問題だ(笑)


次の画像は、井上陽水『氷の世界』(ポリドールレコード MR 5038)のジャケット画像ですが、一つおかしなところがあります。
さて、それはどこでしょう?


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解答編は、こちら。

https://sawyer2015.blog.so-net.ne.jp/2019-09-14

タグ:井上陽水
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