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カラーフィルムを忘れたのね [TV]

年末に放送されたのを録画しておいた『映像の世紀 バタフライエフェクト ロックが壊した冷戦の壁』を観た。
新年に観るべき番組の気がしたからだ。

とても良いドキュメンタリー番組だった。
これはBlu-rayにダビングして保存しとかなきゃな。

チェコスロバキア大統領からチェコ共和国初代大統領を歴任したヴァーツラフ・ハヴェル(Václav Havel)にとってのザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)、ドイツ史上初の女性首相となった東ドイツ出身のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)にとってのニナ・ハーゲン(Nina Hagen)、1987年6月6日西ベルリンの壁の前でスピーカーの4分の1を壁の向こう側つまり東ベルリンに向けてライブを行ったデヴィッド・ボウイ(David Bowie)。

音楽に思いを託したロック・ミュージシャンとその音楽によって魂を呼び覚まされた人々の物語。

前半と後半、二回流れるハヴェルの言葉が胸を打つ。

  音楽だけでは世界は変わりません。
  しかし、人々の魂を呼び覚ますものとして、
  音楽は世界を変えることに大きく貢献できるのです。

メルケルが自らの退任式にニナ・ハーゲンの『カラー・フィルムを忘れたのね』(Du Hast den Farbfilm Vergessen)を選んだ心意気にぐっとくる。
メルケルは、「この曲は青春時代のハイライトだった。」とコメントしているが、東ドイツで過ごした青春時代よりも、その後政治家となった後のほうが、この曲によって彼女が支えられたことは多かったんじゃないかという気がする。





なんだかシングルが欲しくなってきた(笑)


『映像の世紀 バタフライエフェクト ロックが壊した冷戦の壁』は、1月6日(金) 午後11:12 までNHKプラスで観られるので、見逃した方はぜひ。

タグ:NIna Hagen
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