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Bob Marley & The Wailers, SurvivalのUKオリジナル [Bob Marley]

今日は、宿題だったボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ(Bob Marley & The Wailers)の"Survival"を引っ張り出して聴いていた。


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何故宿題だったのかと言えば、この人がプロデューサー&エンジニアだからである。


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そう、10日ほど前のイーグルス(Eagles)"One of These Nights"についての記事(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-03-09をどうぞ)で取り上げたアレックス・サドキン(Alex Sadkin)だ。

アレックス・サドキンについて、そんなマスタリング・エンジニアは知らないと書いたら、たまぞうさんから、プロデューサー&エンジニア(マスタリングではなく、レコーディングやミキシングのほう)として有名な人だよと教えてもらった。
ついでに、彼がプロデューサー&エンジニアとして関わった仕事を教えてもらったのだが、そのうちの一枚が"Survival"だった。

このアルバム、あんまりターンテーブルに載せたことなかったのだが、じっくり聴いてみると、なかなか良いアルバムである。
音もとても良い。
うちにあるのはUKオリジナル(Island ILPS 9542)なのだが、タイトでキレッキレの音が気持ちよく広がる。
まったく不満はない。

不満はないのだが、ではこれがサドキンの音なのかというと、どうも違いそうだ。

"Survival"は、ジャマイカのTuff Gong Recording Studioで録音されたものだし、サドキンはフロリダのCriteria Recording Studiosのエンジニアだった人だ。
どうしてもUS盤が気になってしまう。

で、US盤について調べてみると、マスタリングはSTERLINGで行われている。
ついでに調べてみたら、ジャマイカ盤もSTERLINGカッティングだ。
しかも、このSTERLINGカッティングのUS盤とジャマイカ盤、UK盤とは曲順が違っている。
AB面が逆になっていて、さらに、UK盤ではB面ラストにおさめられている"Wake Up And Live"がA面の最初に収録されている。

いっぽう、UK盤はSTERLINGカッティングではない。
アイランド・レコードが所有していたSOUND CLINICというマスタリング・スタジオでカッティングされている。
マト1UはGraeme Durhamの、マト2UはJohn Dentのカッティングだ。
(ちなみに、うちのは、両面1Uで、スタンパーも2M/2Mとかなり若いのも、音的に不満がない理由かもしれない。)

ってことは、やっぱり、US盤(あるいはジャマイカ盤?)がサドキン(とボブ・マーリー)の本来意図した音(と曲順)てことなんじゃないかと思うのである。

やっぱり、US盤も(ジャマイカ盤も?)聴いてみないといけないかなぁ?


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