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プロモ盤も初期盤の一種なら~The J. Geils Band, The J. Geils BandのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

昨日3月7日は、J・ガイルズ・バンド(The J. Geils Band)のフロントマン、ピーター・ウルフ(Peter Wolf)の誕生日だった。

ってことで、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


20220308-1.jpg


1970年11月にリリースされたJ・ガイルズ・バンドのデビュー・アルバムである。
見ての通り、USオリジナル(Atlantic SD 8295)というだけでなく、プロモ盤だ。

しかーし、中に入っているのは、WLPではなく、通常盤である。


20220308-2.jpg


Broadwayアドレスのレーベルなのでファースト・プレスではあるのだが・・・
このデビュー・アルバム、あまり売れなかったというし、アトランティックもプロモーションにあまり力を入れず、WLPは作らなかったんだろうか?
なーんて考えながらDiscogsで確認すると、ちゃんとWLPがあるやないかいっ!
しかも、MONOプロモまで作ってるし。

とはいえ、どちらもPR工場プレスである。
RI工場プレスのプロモ盤も登録されているが、画像がないし、WLPだという記述もない。
MO工場プレスのプロモ盤については、登録すらされていない。

PR工場プレスにWLPが存在するからといって、MO工場プレスにWLPが存在するとも限らない。
WLPが存在しないのなら、通常盤といっても、プレス時期的にWLP相当のものである可能性もある。
(マト的には、PR工場のWLPが末尾D/Eで、うちの通常盤が末尾DD/EEなので、ラッカーは同じである。)

ちなみに、どこかで中身が入れ替わった可能性はきわめて低いと思う。
なぜなら、レーベル画像でわかると思うが、うちの盤にはヒゲ(=スピンドル・マークーレコードをスピンドルに挿すときにホールのまわりにつく傷)が一本もなく、まったく聴かれた形跡がなかったからである。
プロモ盤の場合、配られたまま棚の肥やしになって、一度もかけられないというのは、よくあることだ。
逆に、普通に市販された通常盤で、未開封でもないのに、一度もかけられた形跡がないなんてことは、ありえないだろう。

うちの通常盤がプレス時期的にWLP相当の初期盤だとしたら、別にWLPである必要もないかと思う。
プロモ盤も所詮初期盤の一種にすぎないとしたら、逆に、初期盤でありさえすれば、どうしてもWLPでなければならないわけでもないからである。

問題は、出てくる音だ。

それで、出てきた音はどうだったかって?
そりゃ、もう、鮮度抜群の音である。
低域は重くはないがタイトで、高域は鋭くキレがあり、音が立ちまくっている。
音場の広さも申し分ない。
初期衝動で突っ走る熱気がビンビン伝わってくる音だ。

くぅ~たまらん!


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