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不可解な穴 [アナログ・コレクターの覚書]

<「ジャケットの穴問題」は解決していないものの、「ジャケットのテクスチャー問題」には進展があったので追記しました。>(2021年5月2日00:15)
<「ジャケットのテクスチャー問題」に、さらに進展があったので追記しました。>(2021年5月2日12:00)

5月1日である。
GWである。
4月29日は仕事だったので(当然昨日も仕事だったので)、ボクのGWは今日からだ。
GW初日は、ゆるーく英国スワンプなんぞを聴いてみる。


20210501-1.jpg


1970年にリリースされたマッギネス・フリント(McGuinness Flint)のファーストである。

ボクは、本国アメリカものも英国ものも、スワンプはあんまり詳しくないので、このバンドのことは良く知らなかったが、数年前のこと、紙ジャケ探検隊がアメリカ・レコ掘り旅行(「出張ついでにちょっと掘っただけで、遊びじゃなく仕事で行ったんです。」―本人談)のお土産に、ギャラガー&ライル(Gallagher & Lyle)"Willie And The Lapdog"を買ってきてくれて(アメリカ土産なので当然USオリジナル)、それがかなり気に入った関係で、そのときちょいと調べて、彼らが参加していたマッギネス・フリントのことも知った。

とはいえ、当時は、すぐにオリジナル(英国スワンプなんでUKオリジナル)を手に入れたいとも思わず、とりあえずWantlistに入れたまま放置していたのだが、先日、なんだか急に聴きたくなった。
この「聴きたい衝動」にかられたら、もう止まらない(笑)
Discogsで探してすぐに発注してしまう(レア盤ではないので、いくらでも出品されている)。
それが一週間ほど前に届いたのであった。
もちろんUKオリジナル(Capitol Records ‎EA-ST 22625)である。


表ジャケはテクスチャー加工されていて、なかなかの雰囲気だ。


20210501-2.jpg


内ジャケはテクスチャー加工されていないのだが、「初盤は内ジャケもテクスチャー加工されてた」なんてことはないよねぇ?


この点がボクのTLで話題になって、「内側もテクスチャーのジャケット」の存在が確認された。
そのスタンパーは1GR/1Hということで、ボクの所有盤とほぼ同じだが、ほんの少し若い(Side 1だけ1若い)。
で、「初回ジャケットは外側も内側も両面テクスチャーだったのか?」と思いきや、その後、スタンパー1P/1Lの盤が二枚、1O/1Lの盤が一枚、いずれも「外側のみテクスチャー」であることが確認された。
ってことで、現時点の情報では、初回ジャケットは「外側のみテクスチャー」だった可能性が高そうである。
(2021年5月2日00:15追記)

その後、スタンパー1GR/1GMの盤が、外側だけでなく内側もテクスチャーのジャケットに入っていたという情報をいただいた。
これはかなり決定的な情報と思われ、どうやら、初回ジャケットは「外側のみテクスチャー」だったと断定してよさそうである。
(2021年5月2日12:00追記)

音を聴いてみると、かなり鮮度の高い音が飛び出してきてニンマリしていたのだが、ひっくり返してSide 2をかけると、さらに鮮度の高い音が飛び出してきた。

送り溝を見ると、マトが両面1U(つまりEMIプレス)は当然として、マザー/スタンパーが、Side 1では1GA、Side 2では1Hである。


20210501-3.jpg
20210501-4.jpg


Side 1とSide 2の差は、この二桁スタンパー(といっても、GAってことは13)と一桁スタンパー(Hってことは7)の差なのか?
それとも、そもそも録音が少し違うのか?
まぁ、でも、微妙な差だし、Side 1も十分に鮮度の高い音である。

しかし、テキトーに買って、これだけ若いスタンパーの盤が届くってことは、このレコードあんまり売れなかったのかな?
でも、Discogsにはゴロゴロしてるけどなー

そう思ってちょっと調べてみると、ファースト・シングルの"When I'm Dead and Gone"が全英2位のヒットとなった関係で、このファースト・アルバムも全英5位のヒットを記録したとのこと。
ってことは、Side 2の一桁スタンパーはかなりラッキーだったのかな?
まぁ、ボクの場合、日頃の行いがいいからなー(笑)

それはそうと、ボクが手に入れたレコードのジャケットには不可解な所がある。
背表紙下部に四角く切り取られた穴があいているのだ。


20210501-5.jpg


この穴って、明らかに意図的に切り取られてあけられているんだが、どんな目的であけられたんだろう?
何かご存知の方、ぜひ教えてくださいませm(_ _)m

ちなみに、このレコード、UKオリジナルだが、デンマークのセラーから買ったので、「デンマークでプロモ用に使用されたものなのかな?」(つまり、不可解な穴は、デンマーク流プロモ・ホール)なーんて妄想を膨らませたりしていたのだが、さて?

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