Live Johnny Winter AndのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]
ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)を聴き始めたのはわりと最近のことなので、今回はオリジナル判定とかそういう話ではない。
ボクには彼のレコードのオリジナル判定ができる知識なんて、これっぽっちもないのである(笑)
最近、レコードの聴き方について、いままでとは少し違う衝動にかられている。
今日はそんな話である。
アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の訃報を聞いた2週間ほど前から、ボクも例にもれず、彼女のアルバムを引っ張り出して聴いていた。
もっとも、ソウルの素晴らしさに気づいたのがCD時代に入ってからだったせいか、うちにあるソウルといえばほとんどCDだ。
アレサも例外ではない。
そんなわけで、CDでアレサを聴いていたのだが、そうすると、いままでとは少し違う衝動がむくむくとわいてきた。
オリジナル盤で聴きたいという衝動はいままでとまったく同じなのだが、「できるだけキレイな」「できるだけ状態の良い」オリジナル盤が欲しいとはちっとも思わないのだ。
むしろ、適度にくたびれて風格があるものがいい。
あまりにもチリパチがひどいのは困るが、ナチュラルな摩耗に由来する適度なサーフィス・ノイズは歓迎だ。
その穏やかなノイズをおさえて、鮮度豊かななオリジナル盤の音が聴こえてくる。
そういう風に、アレサのオリジナル・レコードが聴きたい。
そんな衝動にかられてレコード屋に行ってみたのだが、世の中、そんなに甘くない。
ボクみたいに、このタイミングでアレサのレコードを探した人も多かったのかもしれない。
結局、欲しいと思っていた彼女のレコードは見つからなかった。
で、見つかったのが、ジョニ―・ウィンター・アンドのライブだったというわけである(笑)
リングウェアの出具合や全体のスレ具合が、まさに「適度にくたびれて風格がある」感じではないか。
裏ジャケがまた、さらに強くリングウェアとスレが出ていて風格を高めている(笑)
この「くたびれ具合」に惚れてしまった。
これは今までにない感覚である。
ただ、くたびれていればそれでいいというわけではない。
ファースト・プレスじゃないとダメだとまでは言わないが、一応オリジナルでないといけない。
そこのところは、譲れないのである。
そんなわけで、Discogsを手掛かりに、必要な限りでオリジナル判定である(やっぱり、するんかいっ!)。
今回入手した盤のレコード番号は、プリフィックスがPCでなくCである。
C 30475が1971年のオリジナルのレコード番号で、1985年の再発ではPC 30475になるので、レコード番号についてはオリジナルの条件をクリアだ。
ジャケットは、カンガルーポケットになった見開きで、内側には、ちょうど背表紙の裏側にあたるところに"UNIPAK U.S.PATENT NO.3,426,960と縦に印刷されている。
いかにもファースト・プレスっぽい(笑)
インナーは、この頃の米コロンビアのカンパニー・スリーブでThe Inner Sleeveと題されたもの。
タイトルの隣に小さく71/601と記されているし、紹介されているレコードからみても71年のものだろうと考えられる。
どうやら71年リリースのオリジナルと考えてよさそうだ。
Matrix末尾は両面1Bで、1Tという刻印があるので、中部のテレフォート工場産だ。
ピットマン工場産じゃないのは残念だが、まぁいいか。
聴くカートリッジもね、オルトフォンのカデンツァではなく、シュアのV15で聴きたくなった。
適量の穏やかなサーフィスノイズ。
でも、歓声とともに演奏が始まれば、あまり気にならなくなる。
音量をあげると、もうまったく気にならない。
うん、イメージ通りだ。
っていうか、このライブ、マジで凄いぞ。
まさに飛ばしまくってる感じで、一気に引き込まれて、あっという間に終わる。
これを今まで聴いたことなかったなんて、なんだか人生少し損した気分だ(大袈裟)。
そんなこんなで、レコードというメディアに新たな魅力を発見した今日この頃なのである。
ボクには彼のレコードのオリジナル判定ができる知識なんて、これっぽっちもないのである(笑)
最近、レコードの聴き方について、いままでとは少し違う衝動にかられている。
今日はそんな話である。
アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の訃報を聞いた2週間ほど前から、ボクも例にもれず、彼女のアルバムを引っ張り出して聴いていた。
もっとも、ソウルの素晴らしさに気づいたのがCD時代に入ってからだったせいか、うちにあるソウルといえばほとんどCDだ。
アレサも例外ではない。
そんなわけで、CDでアレサを聴いていたのだが、そうすると、いままでとは少し違う衝動がむくむくとわいてきた。
オリジナル盤で聴きたいという衝動はいままでとまったく同じなのだが、「できるだけキレイな」「できるだけ状態の良い」オリジナル盤が欲しいとはちっとも思わないのだ。
むしろ、適度にくたびれて風格があるものがいい。
あまりにもチリパチがひどいのは困るが、ナチュラルな摩耗に由来する適度なサーフィス・ノイズは歓迎だ。
その穏やかなノイズをおさえて、鮮度豊かななオリジナル盤の音が聴こえてくる。
そういう風に、アレサのオリジナル・レコードが聴きたい。
そんな衝動にかられてレコード屋に行ってみたのだが、世の中、そんなに甘くない。
ボクみたいに、このタイミングでアレサのレコードを探した人も多かったのかもしれない。
結局、欲しいと思っていた彼女のレコードは見つからなかった。
で、見つかったのが、ジョニ―・ウィンター・アンドのライブだったというわけである(笑)
リングウェアの出具合や全体のスレ具合が、まさに「適度にくたびれて風格がある」感じではないか。
裏ジャケがまた、さらに強くリングウェアとスレが出ていて風格を高めている(笑)
この「くたびれ具合」に惚れてしまった。
これは今までにない感覚である。
ただ、くたびれていればそれでいいというわけではない。
ファースト・プレスじゃないとダメだとまでは言わないが、一応オリジナルでないといけない。
そこのところは、譲れないのである。
そんなわけで、Discogsを手掛かりに、必要な限りでオリジナル判定である(やっぱり、するんかいっ!)。
今回入手した盤のレコード番号は、プリフィックスがPCでなくCである。
C 30475が1971年のオリジナルのレコード番号で、1985年の再発ではPC 30475になるので、レコード番号についてはオリジナルの条件をクリアだ。
ジャケットは、カンガルーポケットになった見開きで、内側には、ちょうど背表紙の裏側にあたるところに"UNIPAK U.S.PATENT NO.3,426,960と縦に印刷されている。
いかにもファースト・プレスっぽい(笑)
インナーは、この頃の米コロンビアのカンパニー・スリーブでThe Inner Sleeveと題されたもの。
タイトルの隣に小さく71/601と記されているし、紹介されているレコードからみても71年のものだろうと考えられる。
どうやら71年リリースのオリジナルと考えてよさそうだ。
Matrix末尾は両面1Bで、1Tという刻印があるので、中部のテレフォート工場産だ。
ピットマン工場産じゃないのは残念だが、まぁいいか。
聴くカートリッジもね、オルトフォンのカデンツァではなく、シュアのV15で聴きたくなった。
適量の穏やかなサーフィスノイズ。
でも、歓声とともに演奏が始まれば、あまり気にならなくなる。
音量をあげると、もうまったく気にならない。
うん、イメージ通りだ。
っていうか、このライブ、マジで凄いぞ。
まさに飛ばしまくってる感じで、一気に引き込まれて、あっという間に終わる。
これを今まで聴いたことなかったなんて、なんだか人生少し損した気分だ(大袈裟)。
そんなこんなで、レコードというメディアに新たな魅力を発見した今日この頃なのである。
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