DEAR ALGERNON [J-POP & J-ROCK]
ダニエル・キイスの名作「アルジャーノンに花束を」が再びドラマ化されている。
今回は脚本監修に野島伸司さんの名前があって、どんな味付けをしてくれるのか、かなり興味がある。
すでに第三話の時点で、原作とはかなり違ったものになりそうな予感も・・・
原作ファンは眉をひそめるかもしれないけれど、原作ファンであると同時に野島作品ファンでもあるボクとしては、単純に楽しみなのである。
ドラマはドラマとして、「アルジャーノンに花束を」といえば、氷室京介さんの「DEAR ALGERNON」である。
実を言うと、この「アルジャーノンに花束を」の改訂版(1989年)が出たのも、氷室京介さんの「DEAR ALGERNON」(1988年)がリリースされたのも、リアルタイムではあんまり記憶がない。
ボクがこの原作と氷室さんの「DEAR ALGERNON」に出会ったのは1996年、ユウの障害と向き合い始めた頃だった。
やはり知的障害のあるお子さんをもつママさんから紹介されて、原作を読み、CDを買った。
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」という作品は、それ自体、単なるエンターテインメントとしてのSF作品という枠を超えた作品であり、鋭い社会的メッセージをもっている。
(松永千恵子氏による書評は実に的確だと思う。)
ダニエル・キイス氏が社会に投げかけた問いを、知的障害のある子をもつ親は、きわめて現実的な問題として受け止める。
「今のこの社会の中で、どうしたらこの子を幸せにしてあげられるだろう?」
それは、当時のボクにとっても切実な問いだった。
♪ DEAR ALGERNON
♪ 優しさには出会えたかい?
♪ DEAR ALGERNON
♪ 温もりには出会えたかい?
♪ I WANNA FEEL MY LOVE
♪ こうしていつも 愛を感じていたいだけ
「優しさ」と「温もり」と「愛」に満ちた暮らしこそ、人間にとって一番大切なものだよね・・・
月並みかもしれないけれど、それがボクの答えだった。
氷室さんの「DEAR ALGERNON」に出会った5年後ぐらいだったか、近所のリサイクル・ショップで、アナログ盤を見つけて購入した(今はもう閉店してしまって存在していないのだけれど、このリサイクル・ショップ、奥にLPコーナーがあり、どんなものでも一枚400円で売っていて、たまにすごい掘り出し物を見つけたりした)。
デジタル録音て書いてあるから、アナログ盤でもCDでもあんまり変わらないかと思いきや、笑っちゃうくらい音が違う。
当時最高水準に到達していたアナログ技術と、まだまだヨチヨチ歩きを始めたばかりのデジタル技術、その差なのかもしれない。
あるいは、CDのほうにはデジタル録音の表記があるが、アナログ盤のほうにはその表記がないので、もしかしたら、アナログ盤のほうはアナログ録音されているのかもしれない。
録音現場がどうなってたかまったく知らないんだけどさ。
実際、アナログ盤とCDって、あえてそれぞれ独自に作られてた感がある。
たとえば、アナログ盤はゴールドで、CDはシルバーなんである。
えっ?なんのことかって?
実は、これ、タイトルの色である。
アナログ盤のジャケットはゲートフォールド仕様で、内側に歌詞が印刷されているのだけど、その左端に書かれたアルバム・タイトルのFLOWERS forの部分は金色になっている。
一方、CDに付属の8つ折歌詞カードでは、FLOWERS forの部分は銀色で、使われている写真やフォントは同じだけれど、デザインは若干違う。
アナログ盤のほうには、ジャケットより一回り小さいインサートがついていて、ミニポスターとして部屋に飾れる。
あとボクが買った中古盤には、中に非売品のクリアファイルが入っていた。
これって、初回予約特典かなんかだったのかな?
たぶん、CDでももらえたんだろうけど、アナログ盤と違っていっしょに保存しておけないから、どっかにいっちゃったってパターンも多そうだ。
ちなみに、ボクの手に入れた盤の前の所有者は、このクリアファイルの中に、シュリンク上にはられたステッカーを保存してくれてたので、まさに完品である(笑)
そうそう、今では、CDよりアナログ盤のほうがはるかに高いから、そういう感覚の若い人も多いかと思うけれど、CDの出始めは、アナログ盤よりCDのほうが高かった。
この「FLOWERS for ALGERNON」も、アナログ盤が2800円で、CDが3200円である。
「FLOWERS for ALGERNON」というアルバム、個人的には大名盤だと思うんだけれど、デジタル・リマスタリング盤が2003年に紙ジャケット仕様でリリースされた(ただし、悪名高きCCCD仕様なので、ボクは絶対買わない 笑)あと再発されていない。
現状、普通に新品では買えないみたいだ。
今回の「アルジャーノンに花束を」の再ドラマ化に合わせて、再発すればいいのに。
今回は脚本監修に野島伸司さんの名前があって、どんな味付けをしてくれるのか、かなり興味がある。
すでに第三話の時点で、原作とはかなり違ったものになりそうな予感も・・・
原作ファンは眉をひそめるかもしれないけれど、原作ファンであると同時に野島作品ファンでもあるボクとしては、単純に楽しみなのである。
ドラマはドラマとして、「アルジャーノンに花束を」といえば、氷室京介さんの「DEAR ALGERNON」である。
実を言うと、この「アルジャーノンに花束を」の改訂版(1989年)が出たのも、氷室京介さんの「DEAR ALGERNON」(1988年)がリリースされたのも、リアルタイムではあんまり記憶がない。
ボクがこの原作と氷室さんの「DEAR ALGERNON」に出会ったのは1996年、ユウの障害と向き合い始めた頃だった。
やはり知的障害のあるお子さんをもつママさんから紹介されて、原作を読み、CDを買った。
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」という作品は、それ自体、単なるエンターテインメントとしてのSF作品という枠を超えた作品であり、鋭い社会的メッセージをもっている。
(松永千恵子氏による書評は実に的確だと思う。)
ダニエル・キイス氏が社会に投げかけた問いを、知的障害のある子をもつ親は、きわめて現実的な問題として受け止める。
「今のこの社会の中で、どうしたらこの子を幸せにしてあげられるだろう?」
それは、当時のボクにとっても切実な問いだった。
♪ DEAR ALGERNON
♪ 優しさには出会えたかい?
♪ DEAR ALGERNON
♪ 温もりには出会えたかい?
♪ I WANNA FEEL MY LOVE
♪ こうしていつも 愛を感じていたいだけ
「優しさ」と「温もり」と「愛」に満ちた暮らしこそ、人間にとって一番大切なものだよね・・・
月並みかもしれないけれど、それがボクの答えだった。
氷室さんの「DEAR ALGERNON」に出会った5年後ぐらいだったか、近所のリサイクル・ショップで、アナログ盤を見つけて購入した(今はもう閉店してしまって存在していないのだけれど、このリサイクル・ショップ、奥にLPコーナーがあり、どんなものでも一枚400円で売っていて、たまにすごい掘り出し物を見つけたりした)。
デジタル録音て書いてあるから、アナログ盤でもCDでもあんまり変わらないかと思いきや、笑っちゃうくらい音が違う。
当時最高水準に到達していたアナログ技術と、まだまだヨチヨチ歩きを始めたばかりのデジタル技術、その差なのかもしれない。
あるいは、CDのほうにはデジタル録音の表記があるが、アナログ盤のほうにはその表記がないので、もしかしたら、アナログ盤のほうはアナログ録音されているのかもしれない。
録音現場がどうなってたかまったく知らないんだけどさ。
実際、アナログ盤とCDって、あえてそれぞれ独自に作られてた感がある。
たとえば、アナログ盤はゴールドで、CDはシルバーなんである。
えっ?なんのことかって?
実は、これ、タイトルの色である。
アナログ盤のジャケットはゲートフォールド仕様で、内側に歌詞が印刷されているのだけど、その左端に書かれたアルバム・タイトルのFLOWERS forの部分は金色になっている。
一方、CDに付属の8つ折歌詞カードでは、FLOWERS forの部分は銀色で、使われている写真やフォントは同じだけれど、デザインは若干違う。
アナログ盤のほうには、ジャケットより一回り小さいインサートがついていて、ミニポスターとして部屋に飾れる。
あとボクが買った中古盤には、中に非売品のクリアファイルが入っていた。
これって、初回予約特典かなんかだったのかな?
たぶん、CDでももらえたんだろうけど、アナログ盤と違っていっしょに保存しておけないから、どっかにいっちゃったってパターンも多そうだ。
ちなみに、ボクの手に入れた盤の前の所有者は、このクリアファイルの中に、シュリンク上にはられたステッカーを保存してくれてたので、まさに完品である(笑)
そうそう、今では、CDよりアナログ盤のほうがはるかに高いから、そういう感覚の若い人も多いかと思うけれど、CDの出始めは、アナログ盤よりCDのほうが高かった。
この「FLOWERS for ALGERNON」も、アナログ盤が2800円で、CDが3200円である。
「FLOWERS for ALGERNON」というアルバム、個人的には大名盤だと思うんだけれど、デジタル・リマスタリング盤が2003年に紙ジャケット仕様でリリースされた(ただし、悪名高きCCCD仕様なので、ボクは絶対買わない 笑)あと再発されていない。
現状、普通に新品では買えないみたいだ。
今回の「アルジャーノンに花束を」の再ドラマ化に合わせて、再発すればいいのに。
タグ:氷室京介
氷室さんいいですね。確かに昔はCDが高かった。そして珍しかった・・・。
もう小さい頃の話ですが。
前記事、錦織選手、素晴らしかったですね。
調子よくこのまま楽しみです。
by isoshijimi (2015-04-26 14:00)
isoshijimiさん
小さい頃でも、一応アナログの記憶もあるんですね(^^)
氷室さんもこの次のアルバムには、もしかしたらアナログはないかも。
錦織選手、今夜の決勝はぜひ勝って、二連覇して欲しいですね。
by 想也 (2015-04-26 16:27)
コメントを投稿したあとに調べたら、
どうやら次の「NEO FASCIO」まではLP出てますね。
失礼しましたー
by 想也 (2015-04-26 16:33)
アルジャーノン25年前くらいに読みました。
ドラマになったんだね。
CDが出てたのは知らなかったなぁ。
by shino* (2015-04-26 21:49)
shino*さん
アルジャーノン、改訂版が出てすぐに読まれたんですね。
ボクの手元にある単行本は、95年で68刷でした。
売れたんだなぁ。
氷室さんのCD、良いですよ^^
by 想也 (2015-04-27 00:13)