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Television, Marquee MoonのUSオリジナル [STERLINGの仕事]

全豪オープンは、昨日の女子シングルス決勝に続いて、今日の女子ダブルス決勝でも、ボクの応援している選手&ペアは敗退で、準優勝に終わった。
実に残念なのである。
まぁ、でも、ルバキナ選手にしても、青山=柴原ペアにしても、今年は、大いに活躍が期待できそうだよね。


さて、では、テレヴィジョン(Television)"Marquee Moon"のUSオリジナル(Elektra 7E-1098)の送り溝の話である。
これについては、このブログ的に、どうしても書いておかなければならないことがある。

このレコード、東部ではスペシャルティ・レコード(Specialty Records Corporation)プレスでマトは末尾無し(A SP RE/B SP RE)、西部ではコロンビアのサンタマリア工場プレスでマトは1か2(DiscogsにA-1 CSM RE/B-2 CSM REとA-2 CSM RE/B-1 CSM REが登録されているので、A-1 CSM RE/B-1 CSM REも存在するかもしれない。)、中部ではPRC(PRC Recording Company)プレスでマトは3(A-3 PRC RE/B-3 PRC RE)、でもって、うちのWLPは西部サンタマリア工場プレスのマトA-2 CSM RE/B-1 CSM REなのだが、それは大したことではない。

いや、確か、紙ジャケ探検隊が、「プレス工場で音が違うことを思い知らされたのがテレヴィジョンのUS盤だった」と言っていたので(でも、セカンドの"Adventure"の方だっけ?)、大したことかもしれないが、このブログ的には、もっと重要なことがあるのだ。

それは、これである。


20230129-02.jpg


STERLING刻印が7mm刻印なんである。

このレコード、裏ジャケットに明記されているようにグレッグ・カルビ(Greg Calbi)によるカッティングなのだが、カルビなら10mm刻印のはずなのに、7mm刻印なのだ。
(詳しくは、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-09-03 をどうぞ。)
これは前の記事を修正する必要がある事実なのだろうか?

結論から言えば、さしあたり、前の記事を修正する必要はないと思う。

7mm刻印は、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)が使用していた刻印である。
ラディックは、1976年にはSTERLINGを後にしてMASTERDISKに移籍していた。
"Marquee Moon"のリリースは1977年2月8日だから、カッティングは1976年末だと思われ、そのときには、すでにSTERLINGにはいなかったはずだ。

一方、カルビは、ラディックと入れ替わりで、1976年にSTERLINGに移ってきたばかりだった。

もうお分かりだろう。
おそらく、移籍してきたばかりのカルビは、さしあたりラディックが使用していた7mm刻印を使用していた(こともあった)のだ。
それだけのことなんだと思う。

まぁ、でも、まだ確実なことは言えないので、今後も、STERLING刻印を見つけるたびにゲージをあてる調査の旅は続くのである。

タグ:television
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