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Warren Zevon – Excitable BoyのUSオリジナル [Bernie Grundman(BG)の仕事]

<TLでコンプトン工場プレスのマト情報をいただいたので、追記しました。>(2023年1月26日12:00)

1月24日は、ウォーレン・ジヴォン(Warren Zevon)の誕生日である。
ってことで、このレコードを引っ張り出して聴いていた。


20230124-01.jpg


アサイラムでは2枚目、通算では3枚目のスタジオ・アルバム"Excitable Boy"のUSオリジナル(Asylum Records 6E-118)である。

彼の最大のヒット曲(だよね?)"Werewolves of London"も良いのだが、ボクはといえば、トラッド風味の"Roland the Headless Thompson Gunner"や、"Accidentally like a Martyr"とか"Veracruz"とかのバラードがお気に入りである。

あと、B1のファンク・チューン"Nighttime in the Switching Yard"が超カッコイイ。
ファンクって、やっぱり、ボクにとってはケンタッキー・フライドチキンみたいなもののようだ(謎)


このレコード、クレジットがないのだが、送り溝の筆跡から、バーニー・グランドマン(Bernie Grundman)のカッティングだと思う。


20230124-02.jpg


Side 1のマト末尾が2なので、「5」をひっくり返したような「2」が確認できる。


BGカッティングなので音は良いのだが、うちの盤については、Side 1よりもSide 2の方が、気のせいではなく、良い音だと感じる。

うちの盤は、PRCのコンプトン工場プレスなのだが、マトが次のようになっている。

6E-118 A-2 PRC-11
6E-118 B-3 PRCW

つまり、Side 2にはPRCコンプトン工場向けのラッカー由来のスタンパーが使われているのだが、Side 1にはPRCリッチモンド工場向けのラッカー由来のスタンパーが使われているのである。
おそらく、何か事情があって、リッチモンド工場から、マザーかスタンパーが、コンプトン工場にまわされたのだ。

リッチモンド工場プレスも買ってみようかなぁ?


<追記>

PRCコンプトン工場プレスには、Side 1のマトがA-3 PRCWの盤が存在することを、TLで教えてもらった。

Discogsで確認したとき、コンプトン工場プレスのWLPがうちのと同じマトだったので、他の登録も確認せず(再度確認したら、Discogsにも、コンプトン工場プレスの通常盤のところに、両面PRCWマトの盤は登録されていた。)に、Side 1のコンプトン工場向けのラッカーは、何かトラブルがあって、最初から使えなかったと思い込んでしまっていたのだが、どうやら、必要数のスタンパーをとる前にトラブルがあって、不足分を急遽リッチモンド工場から取り寄せたということのようだ。

ってことで、A-3 PRCW/B-3 PRCWの盤も存在するのである。
西海岸録音だし、BGカッティングということは西海岸マスタリング&カッティングだから、両面PRCWマトのコンプトン工場プレスが、オリジナル工場プレスになるんじゃないかと思う。

さらに、後からスタンパー不足分を急遽リッチモンド工場から取り寄せたとすると、両面PRCWマトの盤は、最初期プレスの可能性が高い。

つまり、両面PRCWマトのコンプトン工場プレスが、もっとも音が良さそうである。

探すならこっちよね。

タグ:Warren Zevon
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