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Beck, Bogert & AppiceのUSオリジナル [Bob Ludwig(RL)の仕事]

ボクは昨日からずっと、ジェフ・ベック(Jeff Beck)追悼である。

彼のレコードをかけ、ライブ映像を観ている。

それほど思い入れはなかったはずなんだけどなぁ・・・


いま聴いていたのは、このレコードだ。


20230113-01.jpg


ベック・ボガート&アピス (BBAーBeck, Bogert & Appice)が1973年にリリースした唯一のスタジオ・アルバムである。

うちにあるのはUSオリジナル(Epic KE 32140)だ。

ジャケットにはマスタリングに関するクレジットはないが、送り溝を見るとSTERLING刻印が確認できる。


20230113-02.jpg


7mm刻印である。
1973年の7mm刻印と言えば、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)?
両面ともRLのサインはないのだが・・・
(詳しくは、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-09-03 をどうぞ。)

Discogsの登録をチェックすると、ピットマン工場のWLPが登録されていて、マトが1A/1Aなのだが、そのSide 1にのみRLのサインがあるようだ。
マト1AでもSide 2にはサインはないようだし、他の登録を見てみても、1B以降のマトにはRLのサインはなさそうだ。

では、マト1AのみがRLカッティングで、1Bからは別のエンジニアのカッティングなのだろうか?
ボクは、1B以降もRLカッティングだと思う。

うちのはマト1D/1Dなのだが、さきほど紹介したように、当時ラディックが使用していた7mm刻印だ。

それに、マトの筆跡も、ラディックっぽい。


20230113-03.jpg


「の」みたいな「9」があると、ラディックの筆跡だと断定しやすいのだが、7mm刻印にラディックっぽい筆跡なら、RLカッティングだと考えていいんじゃないだろうか。

キレのある音も、RLカッティングっぽい。
スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)"Superstition"のカバーのイントロが、切れ味鋭すぎて脳天に突き刺さるのである(笑)

タグ:Jeff Beck
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