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HBD クリフォード・ブラウン~Clifford Brown Ensemble Featuring Zoot Sims [JAZZ]

10月30日がクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)の誕生日だったので、一日遅れたが、今年はこのレコードを聴いてお祝いしていた。


20221031.jpg


1954年の夏に録音された(裏ジャケにCopyright 1955とあるので、リリースは1955年のようだ。)10インチ盤"Clifford Brown Ensemble Featuring Zoot Sims"(Pacific Jazz PJLP 19)である。
一曲追加されて1960年にリリースされたLP"Jazz Immortal"のほうが知名度が高いが、追加された"Bones For Zoot"にはブラウニーは参加していないというトホホ盤なので、オリジナルの10インチで聴かなきゃいけなんである。

いやぁ、やっぱり、彼のトランペットは格別だなぁ。
ウエスト・コースト・ジャズをやっているブラウニーというのも、なかなか乙なものである。

この10インチ盤と同時期にClifford Brown and Max Roach Quintetの10インチ盤(EmArcy MG-26043)も録音されていて、パシフィックの録音が7月12日と8月13日なのに対して、エマーシーの録音は8月2日・3日・6日である。
パシフィックの2回の録音の間に、エマーシーの録音が行われたわけだ。

それどころか、パシフィックの録音のためにスタジオに入った日も、夜はマックス・ローチとライブをやっていたようで、ニック・カタラーノ著(川嶋文丸訳)『クリフォード・ブラウン 天才トランぺッターの生涯』164頁には、昼間スタジオに入ってウエスト・コースト・ジャズをやり、夜はイースト・コースト・ジャズのライブをやっていたブラウニーに対して、どうしてそんなことができるのか不思議でならなかった、というような、彼の妻ラルーの言葉が紹介されている。

まぁ、ブラウニーは、正真正銘の天才だったってことだよね。


さて、このパシフィックの10インチ盤だが、Discogsにも送り溝情報が登録されていない。
うちの盤の送り溝はすべて手書きで、次の通りである。

LP-PJ-348438 △1530
LP-PJ-439 △1529

Side 1?(レーベルにもSide表記がないが、一応数字が若い方をSide 1かなと)はマスターテープ番号を間違えて訂正してある。
末尾はない。
△1530とか△1529は、メッキ処理番号だろうか?
そうだとすると、Side 1より先にSide 2のメッキ処理が行われたってことか?

△に数字というと、西海岸なんで、モナーク工場プレスの可能性もある。
よく知ってるモナークのメッキ処理番号だと、Side 1とSide 2は同じで、Side 2のほうに×がついているのだが、1950年代は違ってた可能性もあるんじゃないかと。
MR刻印はないんだけどね。

タグ:Clifford Brown
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