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山口百恵『花ざかり』 [J-POP & J-ROCK]

『秋桜』といえば、山口百恵さんである。

生まれて初めて好きになったアイドルが、山口百恵さんだった。

ってことで、『秋桜』が収録されている『花ざかり』(CBS/SONY 25AH 371)を引っ張りだした。


20221022-5.jpg


「シングルで聴け~!」って声が聴こえてきそうだが、このアルバム、好きなんである。

     ♪ 薄紅の秋桜が秋の日の
     ♪ 何気ない陽溜りに揺れている
     ♪ 此頃涙脆くなった母が
     ♪ 庭先でひとつ咳をする

冒頭のフレーズで、風景が目の前に広がるよねぇ・・・
その風景は、やわらかな明るさの中で、寂しさと切なさが綯い交ぜになって、おだやかな温かさに包まれている。

このレコードには、『秋桜』以外にも、さだまさしさんが提供した『最後の頁(ページ)』という楽曲が入っている。
この曲、大好きなのだ。

     ♪ 君が「サヨナラ」とマッチの軸で
     ♪ テーブルに書いたらくがき
     ♪ 僕がはじから火をともせば
     ♪ ホラ「サヨナラ」が燃えてきれいだ

一度やってみたかったが、テーブルが焦げちゃうから、やっちゃダメよね(笑)

百恵さんのキュートさ炸裂の『言はぬが花』(阿木燿子作詞/宇崎竜童作曲)も大好きなんだな。
このファンキーな曲、バックのタイトな演奏も素晴らしい。
クレジットがまったくないから、誰の演奏かわからないけど。

他にも佳曲が揃っていて、ホント、良いアルバムなんである。

レコードとしても、所有欲をそそる。
なにしろジャケットの百恵さんがキュートだ。
裏ジャケットの目線なんて、もうズキュンとハートを撃ち抜かれてしまう(ので敢て写真は載せない 笑)。

帯も、和紙のようなテクスチャー加工だし、帯をとったときのタイトル文字の小ささからしても、このレコードの場合は、帯がついてはじめてジャケットとして完成すると言えるんじゃないだろうか。
つまり、帯なしは考えらえない。

歌詞掲載の見開きインサートのほかに、見開き4ページのピンナップ・インサートが付属しているのもうれしい。

送り溝を見ると、マトがA2/B1なのが気になるのだが、スタンパーが両面とも1 A 3なので、マトA1/B1は存在しないか、かりに存在するとしても、最初からA2/B1も存在していたんだと思う。
CBS/SONYの場合、PMがないので断定できないのだが、おそらく最初期プレスだろう。

ボクは満足なのである。

それにしても、中学生の頃を思い出すなぁ・・・

タグ:山口百恵
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