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HBD ポール・サイモン~Paul Simon, Paul SimonのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

10月13日は、ポール・サイモン(Paul Simon)の誕生日だった。
サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)のレコードは、たまにターンテーブルに載せるのだが、ポール・サイモンのソロとなると最近は聴く機会が少ないので、誕生日くらいはソロ作品の中から選ぶことにした。

で、これを選んだ。


20221014-1.jpg


サイモン&ガーファンクル解散後、最初にリリースしたソロ・アルバムのUSオリジナル(Columbia KC 30750)である。

厚手のインナースリーブがオリジナルの風格を醸し出している。
これはきっと初回盤に違いない。
そう思いつつ送り溝を見ると、マトが4J/4Kのサンタマリア工場プレスである。

ダメじゃん。

しかし、Discogsを見ると、このレコードの場合、マトの数字部分はみんな4である。
数字部分は、どうやら4でいいようだ。

工場にはそこまでこだわらないので、サンタマリア工場プレスなのも大きな問題ではない。
ただ、サンタマリア工場プレスにはマト4Aや4Bがある。
4A/4Aという組み合わせは登録されていないが、おそらく存在するだろう。
4J/4Kというマトは、気分的にあまりよろしくない(笑)
とはいえ、組み合わせのバリエーションから考えて、おそらく、4Jや4Kも最初からあったんじゃないかと思う。
なにせ、ポール・サイモンだし。

それより、気になったのは、マトが手書きだってことである。


20221014-2.jpg


この前、ジャニス(Janis Joplin)の"Pearl"に関する記事でも問題にしたのだが、USコロンビアの手書きマトは、外部カッティングのにおいがプンプンする(笑)

ところが、このレコードの場合は違った。
インナースリーブに、エンジニアが明記されていたのだ。


20221014-3.jpg


ジョージ・ホーン(George Horn)て、聴いたことあるようなないような・・・だったので、ちょっと調べてみたら、1971年にコロンビアのスタジオ(サンフランシスコの方のスタジオ)にチーフ・エンジニアとして移り、1978年までコロンビアで仕事をしていたようだ。

このレコードのリリースは、1972年1月14日なので、マスタリングが行われたのは1971年の暮れだろう。
移籍したばかりだったので、コロンビア方式のスタンプではなく、自分の流儀で手書きしてしまったということだろうか?

それとも、移籍直前の仕事だったから手書きマトだったんだろうか?
もしかして、このレコードでのマスタリングの仕事が認められて、チーフ・エンジニアとしてコロンビアのスタジオに招かれたとか?

なーんて妄想をしていたポール・サイモンの誕生日翌日なのである(笑)

タグ:PAUL SIMON
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