ファーストプレス！？！～The Charles Lloyd Quartet, Dream WeaverのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]
夕べみたいな大きな地震があると（うちの近辺は震度３程度だったので被害もなかったが）、いろいろ心配だったり不安だったりして、心がざわつく。
そんなときは、やっぱり、好きな音楽を聴いて、心を落ち着かせるのである。
で、チャールズ・ロイド・カルテット(The Charles Lloyd Quartet)の"Dream Weaver"を聴いていた。
チャールズ・ロイドが、キース・ジャレット(Keith Jarrett)、セシル・マクビー(Cecil McBee)、ジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette)と組んだカルテットによって、最初に発表した作品だ。
チャールズ・ロイドのレコードってあまり持っていないのだが、これは好きなんである。
このレコード、3月15日がチャールズ・ロイドの誕生日だったのでそのときに引っ張り出したのだが、ちょっと気になることがあって調査していた。
調査中は、繰り返しターンテーブルに載せるのである。
このレコードのUSオリジナル(Atlantic SD 1459)は、アトランティックのレーベルデザインが変更された時期にリリースされたので、ファーストプレスの判定が難しい。
いや、調べていたら、難しいことがわかった。
アトランティックは、1966年にロゴデザインを変更しているので、それにともなってレーベルデザインも変更している。
どちらもブラックファンだが、真ん中にATLANTICの文字が縦に入ったロゴデザインから、ATLANTICの文字が下部に入ったロゴデザインに変更されるのである。
前者を旧ロゴレーベル、後者を新ロゴレーベルと呼ぶことにしよう。
"Dream Weaver"が1966年のいつ頃リリースされたかわからないが、素直に考えれば、旧ロゴレーベル盤が存在するなら、それがファーストプレスだろう。
よかった！
旧ロゴレーベルだから、ファーストプレスだ！
と喜んだのも束の間・・・
Side 2は新ロゴレーベルである。
セカンドプレスやないかいっ！
しかし、うちの盤をよく観察すると、そう簡単にセカンドプレスだと決めつけられないのである。
ジャケットをよーく見てほしい。
ジャケットのロゴデザインは、すでに新ロゴになっているのだ。
旧ロゴ時代にジャケットに使用されていたのは、こういうロゴである。
ATLANTICの文字は含まれていない。
ジャケットに新ロゴが使われているってことは、レーベルだって新ロゴレーベルがファーストプレスでいいんじゃ？
たとえ、両面旧ロゴレーベル盤が存在しているとしても、ファーストプレスには、それだけじゃなく、両面新ロゴレーベル盤も存在したんじゃないだろうか？
そんなことを考えながらCSを眺めていたら、さらに決定的な証拠を発見してしまった。
CSにもすでに新ロゴが採用されていることも重要なのだが、さらに重要なのは、ここである。
この新ロゴが採用されたCSには、まだSD 1459の"Dream Weaver"は掲載されていないんである。
番号が飛んでいるので、おそらく、なんらかの理由で発売延期になったんだろう。
ってことは、この新ロゴが採用されたCSに掲載されているレコードまでは、旧ロゴレーベル盤がファーストプレスだが、まだ掲載されていないものについては、新ロゴレーベル盤が（旧ロゴレーベル盤も残余レーベル使用で存在するが）ファーストプレスなんじゃないか？
そう思って、Discogsで1451以降のジャケット画像を確認すると、ジャケット上のロゴは次のようになっていた。
1451 旧ロゴ
1452 旧ロゴ
1453 新ロゴ
1454 旧ロゴ
1455 旧ロゴ
1456 新ロゴ
1457 旧ロゴ
1458 旧ロゴ
1459 新ロゴ
1460 旧ロゴ
1461 旧ロゴ
1462 旧ロゴ
1463 旧ロゴ
1464 新ロゴ
1465 新ロゴ
1466 新ロゴ
若干ズレがあって、赤字で示した1452と1463はCSに未掲載であるにもかかわらず旧ロゴだが、おそらく未発売であったもののジャケットはすでに出来上がっていたんだろう。
盤のほうもジャケットといっしょに出来上がっていたとすると、次のように整理するのがもっとも適切だと思う。
ブラックファン旧ロゴレーベルがファーストプレス 1463まで（1453、1456、1459をのぞく）
ブラックファン新ロゴレーベルがファーストプレス 1453、1456、1459と1464以降
1459については、両面新ロゴレーベルでもファーストプレスなので、うちの片面旧ロゴレーベルは当然ファーストプレスでいいんである。
ところで、残余レーベル使用に関するボクの新説（https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2018-12-17をどうぞ）を前提にすると、1459の場合、両面新ロゴレーベルこそがファーストプレスで、両面旧ロゴレーベルは、むしろ追加プレスの可能性が高いことになるが、では、片面旧ロゴレーベルはどうなんだろう？
切替期には意図的に片面づつ新旧ロゴを使ったとして、これこそファーストプレスとする考え方もありうるだろうし、両面旧ロゴレーベルと同じだとする考え方もあると思う。
これについては、もうちょっと研究を進めてから結論を出すことにしよう。
NO WAR PLEASE
そんなときは、やっぱり、好きな音楽を聴いて、心を落ち着かせるのである。
で、チャールズ・ロイド・カルテット(The Charles Lloyd Quartet)の"Dream Weaver"を聴いていた。
チャールズ・ロイドが、キース・ジャレット(Keith Jarrett)、セシル・マクビー(Cecil McBee)、ジャック・ディジョネット(Jack DeJohnette)と組んだカルテットによって、最初に発表した作品だ。
チャールズ・ロイドのレコードってあまり持っていないのだが、これは好きなんである。
このレコード、3月15日がチャールズ・ロイドの誕生日だったのでそのときに引っ張り出したのだが、ちょっと気になることがあって調査していた。
調査中は、繰り返しターンテーブルに載せるのである。
このレコードのUSオリジナル(Atlantic SD 1459)は、アトランティックのレーベルデザインが変更された時期にリリースされたので、ファーストプレスの判定が難しい。
いや、調べていたら、難しいことがわかった。
アトランティックは、1966年にロゴデザインを変更しているので、それにともなってレーベルデザインも変更している。
どちらもブラックファンだが、真ん中にATLANTICの文字が縦に入ったロゴデザインから、ATLANTICの文字が下部に入ったロゴデザインに変更されるのである。
前者を旧ロゴレーベル、後者を新ロゴレーベルと呼ぶことにしよう。
"Dream Weaver"が1966年のいつ頃リリースされたかわからないが、素直に考えれば、旧ロゴレーベル盤が存在するなら、それがファーストプレスだろう。
よかった！
旧ロゴレーベルだから、ファーストプレスだ！
と喜んだのも束の間・・・
Side 2は新ロゴレーベルである。
セカンドプレスやないかいっ！
しかし、うちの盤をよく観察すると、そう簡単にセカンドプレスだと決めつけられないのである。
ジャケットをよーく見てほしい。
ジャケットのロゴデザインは、すでに新ロゴになっているのだ。
旧ロゴ時代にジャケットに使用されていたのは、こういうロゴである。
ATLANTICの文字は含まれていない。
ジャケットに新ロゴが使われているってことは、レーベルだって新ロゴレーベルがファーストプレスでいいんじゃ？
たとえ、両面旧ロゴレーベル盤が存在しているとしても、ファーストプレスには、それだけじゃなく、両面新ロゴレーベル盤も存在したんじゃないだろうか？
そんなことを考えながらCSを眺めていたら、さらに決定的な証拠を発見してしまった。
CSにもすでに新ロゴが採用されていることも重要なのだが、さらに重要なのは、ここである。
この新ロゴが採用されたCSには、まだSD 1459の"Dream Weaver"は掲載されていないんである。
番号が飛んでいるので、おそらく、なんらかの理由で発売延期になったんだろう。
ってことは、この新ロゴが採用されたCSに掲載されているレコードまでは、旧ロゴレーベル盤がファーストプレスだが、まだ掲載されていないものについては、新ロゴレーベル盤が（旧ロゴレーベル盤も残余レーベル使用で存在するが）ファーストプレスなんじゃないか？
そう思って、Discogsで1451以降のジャケット画像を確認すると、ジャケット上のロゴは次のようになっていた。
1451 旧ロゴ
1452 旧ロゴ
1453 新ロゴ
1454 旧ロゴ
1455 旧ロゴ
1456 新ロゴ
1457 旧ロゴ
1458 旧ロゴ
1459 新ロゴ
1460 旧ロゴ
1461 旧ロゴ
1462 旧ロゴ
1463 旧ロゴ
1464 新ロゴ
1465 新ロゴ
1466 新ロゴ
若干ズレがあって、赤字で示した1452と1463はCSに未掲載であるにもかかわらず旧ロゴだが、おそらく未発売であったもののジャケットはすでに出来上がっていたんだろう。
盤のほうもジャケットといっしょに出来上がっていたとすると、次のように整理するのがもっとも適切だと思う。
ブラックファン旧ロゴレーベルがファーストプレス 1463まで（1453、1456、1459をのぞく）
ブラックファン新ロゴレーベルがファーストプレス 1453、1456、1459と1464以降
1459については、両面新ロゴレーベルでもファーストプレスなので、うちの片面旧ロゴレーベルは当然ファーストプレスでいいんである。
ところで、残余レーベル使用に関するボクの新説（https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2018-12-17をどうぞ）を前提にすると、1459の場合、両面新ロゴレーベルこそがファーストプレスで、両面旧ロゴレーベルは、むしろ追加プレスの可能性が高いことになるが、では、片面旧ロゴレーベルはどうなんだろう？
切替期には意図的に片面づつ新旧ロゴを使ったとして、これこそファーストプレスとする考え方もありうるだろうし、両面旧ロゴレーベルと同じだとする考え方もあると思う。
これについては、もうちょっと研究を進めてから結論を出すことにしよう。
NO WAR PLEASE
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