R.I.P. Margo Guryan [ROCK & POP]
11月8日に、マーゴ・ガーヤン(Margo Guryan)ーずっとガーリアンて読むんだと思ってた―が亡くなった。
彼女が1968年にリリースしたアルバム"Take a Picture"は、ジャケットも内容もとても好きなレコードなのだが、ボクがその存在を知ったときには、USオリジナル(Bell Records BELL 6022)はすでにかなりの高額廃盤になっていて、根性無しのボクは結局入手できなかった。
1万円くらいなら買ったんだけどなー
そんなわけで、うちには再発盤しかないので、追悼記事は書かないでおこうと思ったのだが、マーゴにしてみたら、大枚はたいて高額廃盤を買ってくれるより、再発盤を買ってくれたほうがありがたかったに違いない。
だから、胸を張って、再発盤を聴きながら、彼女の冥福を祈ろう。
うちにあるのは、2006年にSandazed Musicからリリースされたオレンジ・クリア・ビニールの再発盤(LP 5195)である。
これが最初のアナログ再発かと思っていたら、Discogsを見ると、2000年にスペインでアナログ再発されてるのね。
まぁ、でも、ジャケットが違うから、知ってたとしても買わなかっただろうな。
やっぱり、このジャケットじゃないとねぇ。
オリジナル・ジャケットを使用した2006年のSundazed再発盤、音も悪くない。
カッティングは、 Nashville Record Productions=NRPのWes Garlandによって行われていて、送り溝にはWG/NRPと刻まれている。
Discogsによると、彼がNRPで働くようになったのが2006年で、そこでGeorge Ingramからカッティングを学んだということなので、"Take a Picture"のカッティングは、駆け出しのときの仕事ということになる。
それにしちゃ、良い仕事じゃないか。
このアルバム全部良いのだが、ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の『神のみぞ知る(God Only Knows)』にインスパイアされて書いたというB2”Think of Rain"から、切ないメロディに思わずキュンとするB3"Can You Tell”、バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』を引用しつつ見事なポップスに仕上げた"Someone I Know"を経て、最後に、萩原健太さんの言葉を借りれば「アヴァンギャルドかつサイケデリックなジャズ・アプローチ」を見せるB5"Love"に圧倒されるSide 2が圧巻だ。
USオリジナルで聴いてみたいなー
R.I.P.
彼女が1968年にリリースしたアルバム"Take a Picture"は、ジャケットも内容もとても好きなレコードなのだが、ボクがその存在を知ったときには、USオリジナル(Bell Records BELL 6022)はすでにかなりの高額廃盤になっていて、根性無しのボクは結局入手できなかった。
1万円くらいなら買ったんだけどなー
そんなわけで、うちには再発盤しかないので、追悼記事は書かないでおこうと思ったのだが、マーゴにしてみたら、大枚はたいて高額廃盤を買ってくれるより、再発盤を買ってくれたほうがありがたかったに違いない。
だから、胸を張って、再発盤を聴きながら、彼女の冥福を祈ろう。
うちにあるのは、2006年にSandazed Musicからリリースされたオレンジ・クリア・ビニールの再発盤(LP 5195)である。
これが最初のアナログ再発かと思っていたら、Discogsを見ると、2000年にスペインでアナログ再発されてるのね。
まぁ、でも、ジャケットが違うから、知ってたとしても買わなかっただろうな。
やっぱり、このジャケットじゃないとねぇ。
オリジナル・ジャケットを使用した2006年のSundazed再発盤、音も悪くない。
カッティングは、 Nashville Record Productions=NRPのWes Garlandによって行われていて、送り溝にはWG/NRPと刻まれている。
Discogsによると、彼がNRPで働くようになったのが2006年で、そこでGeorge Ingramからカッティングを学んだということなので、"Take a Picture"のカッティングは、駆け出しのときの仕事ということになる。
それにしちゃ、良い仕事じゃないか。
このアルバム全部良いのだが、ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の『神のみぞ知る(God Only Knows)』にインスパイアされて書いたというB2”Think of Rain"から、切ないメロディに思わずキュンとするB3"Can You Tell”、バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』を引用しつつ見事なポップスに仕上げた"Someone I Know"を経て、最後に、萩原健太さんの言葉を借りれば「アヴァンギャルドかつサイケデリックなジャズ・アプローチ」を見せるB5"Love"に圧倒されるSide 2が圧巻だ。
USオリジナルで聴いてみたいなー
R.I.P.
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