SSブログ

Folk & Rackare, Rackbag [TRAD]

よく晴れた秋の日の午後には、北欧トラッド系の音楽がよく似合うと思う。

ってことで、このレコードを聴いている。


20211114-1.jpg


スウェーデンのフォーク・ロック・バンドFolk & Rackareが1985年にリリースしたラスト・アルバム"Rackbag"(AMALTHEA AM 53)である。
Discogsを見ると、各国盤もなければCD化もされていない。
つまり、オリジナルしか存在しない。
まぁ、初盤かレイトかという違いは存在するんだろうが、そもそもそれほどプレスされていたわけではないだろうから、気にしなくてもいいんじゃないかと思う。

このレコード、先日、レコードの日に、町田のデア・レコーズに出かけたとき、帰りに立ち寄ったディスク・ユニオンで拾ってきた。
これで、Folk & Rackareのレコードは、全5枚中4枚が揃ったことになる。

4枚目を持っていないのだが、3枚目までと比べると、この5枚目、かなりバラエティに富んでいる。
メンバーが二人増えて、シンセサイザーとドラムが加わったのが大きいんだと思う。
フィドルやマンドリンはもちろん、古楽器なども使われていて、トラッド色は十分にあるのだが、New Waveなどの影響も受けて3枚目までよりポップになった印象だ。

そうそう、一曲だけだが、リチャード・トンプソン(Richard Thompson)が客演している。
一曲しか参加していないのに、この扱いである。


20211114-2.jpg


彼らにとって、リチャード・トンプソンというのは、とても大きな存在なのだろう。

内容的にもとても気に入ったのだが、ついターンテーブルに載せたくなるのは、音がとても良いことも大きい。

"Special thanks to Richard Thompson"の下にクレジットされているが、カッティングはポーラー・スタジオのBjorn Engelmannで、プレスはLjudpressというところで行われている。
送り溝には、マトのほかに、手書きでBEとLPと刻まれているが、前者はBjorn Engelmannを、後者はLjudpressを表すものと思われる。
スウェーデンのエンジニアやプレス工場のことはまったくわからないが、音の良いレコードなので、とりあえずメモしておくことにしよう。

タグ:Folk & Rackare
コメント(0) 
共通テーマ:音楽

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント