Phasemation DG-100と井上堯之『WATER MIND』 [オーディオ]
完全休養だった週末はいまや遠い彼方、今週末はしっかり仕事である(涙)
それでも10時くらいにはなんとか終了させて、少しレコードを聴いていた。
さて、最近のボクの課題は、「所有カートリッジのポテンシャルを最大限に引き出すこと」だ。
で、先週、そのことを書いた後、ふっと帯磁のことが気になった。
カートリッジは使っていると帯磁して音が鈍る、という話は知っていた。
知ってはいたが、まぁ、そんなにひどく鈍るもんでもないだろうと、わりと高を括っていたところがあった。
だから、特に消磁というものもしたことがなかった。
しかし、「ポテンシャルを最大限に引き出す」なら、帯磁も甘く見てはいけない。
ってことで、消磁器で何かいいやつはないかと検索してみたら、なんとタイムリーなことにPhasemationが消磁器の新製品DG-100を出すというじゃないか。
検索したのが11月2日。
発売予定日が11月3日。
もはや運命である(笑)
ボクは速攻で発注したのであった。
Amazonではマーケットプレースの販売で、11月11日から12日に到着予定となっていた。
ただ販売元からは、メーカー直送で送るとのメールが。
これは、早く届くのか?
それとも遅くなるのか?
なーんてことは、ほぼ悩む必要もなく、なんと翌日には届いたのであった。
やるじゃないか、Phasemation!
(画像をクリックするとAmazonに飛びます。)
「届いたので速攻で使ってみた」と言いたいところだが、なにしろ仕事が忙しくて、試してみる余裕もなく・・・
で、3日ほど経過・・・
金曜日になって、ようやく少しだけ余裕ができたので、まずはShure V15 VxMRで試してみた。
もちろん、マニュアル通り、針は抜いてかけた。
なるほど、確かに、これは変わる。
初めての経験でうまく表現できないのだが、雑味が消えるというか、音の表面のざらつきが消えて耳に優しくなるというか、ボクの個人的感覚ではそんな印象だ。
ところで、水曜日にとあるレコードが届いた。
そのレコードの初盤にまつわる話はそのうちするとして、届いたレコードはちょっと汚れていた。
で、丁寧にダブル洗浄(洗浄液による洗浄+超音波洗浄)をしたのだが、それでもまだプチパチが出る。
傷によるものではないので、原因は溝の奥に入り込んだゴミだ。
ってことで、再度の洗浄を試みた。
すると、期待通り、プチパチはほぼ消えた。
年季の入った汚れを落とすには、繰り返し洗浄するしかないんである。
ここでボクは思った。
カートリッジの帯磁も、年季の入った帯磁は一度くらいの消磁じゃダメなんじゃ?
思い立ったら実行である。
ボクは、もう一度Shure V15VxMRにDG-100をかけたのであった。
そしたら、やはり、さらに濁りが取れたというか、磨きがかかって艶が出たというか、なんだか1回目の変化より大きな変化を感じたのである。
なるほど、これが消磁のホントの効果かー
さて、そうなると、トランスまで積んでしつこく帯磁してそうなこいつの消磁を試したくなる。
そんなわけで、今週のカートリッジは、SPU-GTとなったのであった。
やはり、かなり年季の入った帯磁だったようで、DG-100を3回かけてようやく、これが本来の音だろうというところにたどり着いた。
この色気のある音で何を聴こう?
深夜だし、こんなのもいいかな?
1976年にリリースされた井上堯之さんのファースト・ソロ・アルバム『WATER MIND』(ATLANTIC/WARNER-PIONEER K-10001A)だ。
PMは6-9で1976年9月プレスだが、発売日がわからないので、前月プレスなのか当月プレスなのかは判定できない。
判定できないが、ボクが所有しているのはホワイトレーベルの見本盤だし、正直なところ、どっちでもいいんである(笑)
マトは両面ともL-A-1だ。
Lマトってことは、海外カッティング?
送り溝にはそれらしき手書きマトはないのだが・・・
そう思って裏ジャケットを見たら、マスタリングは、カリフォルニアにあるワーナーのNorth Hollywood Studioで、Bob Hataによって行われていた。
うん、良い音だ。
そして、沁みる音楽だ。
うん、じんわり、沁みる・・・
それでも10時くらいにはなんとか終了させて、少しレコードを聴いていた。
さて、最近のボクの課題は、「所有カートリッジのポテンシャルを最大限に引き出すこと」だ。
で、先週、そのことを書いた後、ふっと帯磁のことが気になった。
カートリッジは使っていると帯磁して音が鈍る、という話は知っていた。
知ってはいたが、まぁ、そんなにひどく鈍るもんでもないだろうと、わりと高を括っていたところがあった。
だから、特に消磁というものもしたことがなかった。
しかし、「ポテンシャルを最大限に引き出す」なら、帯磁も甘く見てはいけない。
ってことで、消磁器で何かいいやつはないかと検索してみたら、なんとタイムリーなことにPhasemationが消磁器の新製品DG-100を出すというじゃないか。
検索したのが11月2日。
発売予定日が11月3日。
もはや運命である(笑)
ボクは速攻で発注したのであった。
Amazonではマーケットプレースの販売で、11月11日から12日に到着予定となっていた。
ただ販売元からは、メーカー直送で送るとのメールが。
これは、早く届くのか?
それとも遅くなるのか?
なーんてことは、ほぼ悩む必要もなく、なんと翌日には届いたのであった。
やるじゃないか、Phasemation!
(画像をクリックするとAmazonに飛びます。)
「届いたので速攻で使ってみた」と言いたいところだが、なにしろ仕事が忙しくて、試してみる余裕もなく・・・
で、3日ほど経過・・・
金曜日になって、ようやく少しだけ余裕ができたので、まずはShure V15 VxMRで試してみた。
もちろん、マニュアル通り、針は抜いてかけた。
なるほど、確かに、これは変わる。
初めての経験でうまく表現できないのだが、雑味が消えるというか、音の表面のざらつきが消えて耳に優しくなるというか、ボクの個人的感覚ではそんな印象だ。
ところで、水曜日にとあるレコードが届いた。
そのレコードの初盤にまつわる話はそのうちするとして、届いたレコードはちょっと汚れていた。
で、丁寧にダブル洗浄(洗浄液による洗浄+超音波洗浄)をしたのだが、それでもまだプチパチが出る。
傷によるものではないので、原因は溝の奥に入り込んだゴミだ。
ってことで、再度の洗浄を試みた。
すると、期待通り、プチパチはほぼ消えた。
年季の入った汚れを落とすには、繰り返し洗浄するしかないんである。
ここでボクは思った。
カートリッジの帯磁も、年季の入った帯磁は一度くらいの消磁じゃダメなんじゃ?
思い立ったら実行である。
ボクは、もう一度Shure V15VxMRにDG-100をかけたのであった。
そしたら、やはり、さらに濁りが取れたというか、磨きがかかって艶が出たというか、なんだか1回目の変化より大きな変化を感じたのである。
なるほど、これが消磁のホントの効果かー
さて、そうなると、トランスまで積んでしつこく帯磁してそうなこいつの消磁を試したくなる。
そんなわけで、今週のカートリッジは、SPU-GTとなったのであった。
やはり、かなり年季の入った帯磁だったようで、DG-100を3回かけてようやく、これが本来の音だろうというところにたどり着いた。
この色気のある音で何を聴こう?
深夜だし、こんなのもいいかな?
1976年にリリースされた井上堯之さんのファースト・ソロ・アルバム『WATER MIND』(ATLANTIC/WARNER-PIONEER K-10001A)だ。
PMは6-9で1976年9月プレスだが、発売日がわからないので、前月プレスなのか当月プレスなのかは判定できない。
判定できないが、ボクが所有しているのはホワイトレーベルの見本盤だし、正直なところ、どっちでもいいんである(笑)
マトは両面ともL-A-1だ。
Lマトってことは、海外カッティング?
送り溝にはそれらしき手書きマトはないのだが・・・
そう思って裏ジャケットを見たら、マスタリングは、カリフォルニアにあるワーナーのNorth Hollywood Studioで、Bob Hataによって行われていた。
うん、良い音だ。
そして、沁みる音楽だ。
うん、じんわり、沁みる・・・
タグ:井上堯之
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